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平成31年3月18日 定例記者会見 項目別

知事発言の意図について(質疑)

(徳島新聞社)
 知事選、県議選を控えてですね、ここのところ知事いろんな会合に出席されて挨拶したり講演したりする機会が増えているかと思うんですけれど、何度かそのうち聞かせてもらっているんですが、知事の言葉の中で「反省すべきは反省し」と、これは何をどう反省するというふうにとらえたらいいでしょう。

(知事)
 これは今まで全般行政をやり、当然のことながら、政治も一部やるわけですから、全てが100%オッケーということではないわけですから。自分としてのいろいろな至らぬ点というものも当然あり得るわけで。例えば一つ、県民の人と会ったときに何か物事を考えてて向こうの方が、「知事さんこんにちは」と言われてもそのまま、素通りってことだってあるし。そういう、でもこれは小さいと言うかもしれないけど大きな話なんですよね。だから様々な点がこれあるという難しい職であることは間違いないんで、知事職っていうのは。当然、大なり小なり、様々な反省すべき点があって。それをもう一度思い返すというのがさっき、申し上げた、知事選挙のときなんですよね。もちろん、出る場合の話なんですけど。
 ということで、毎度毎度原点に立ち返るんだと、チャレンジャーとしてとていうのはそういう意味合いなんですよ。確かに、多選という言葉があって、4期目のときにも、一部言われたことあると思うんですけど。当然その多選といった場合には本人が、やはりその職に慣れてしまうということがあって、マンネリ化という言葉もあったり。当然のことながら、そうした点については常々反省をしなければ、まさに、多選の弊害のいわゆるマイナスの連鎖に陥ってしまう。常々反省というこの言葉を持っておかなければ、恐らくその多選という言葉に対してのお答えということにならないんじゃないのかなと。その通りになってしまう。
 だからこれはそういう機を増せば増すほど、常々に。場合によっては公の場で言っていくということも大変重要になる。実は同じことを3月10日県政報告会においでを頂いた自民党の加藤総務会長さん、加藤さんも生い立ちというか、そのキャリアとしては私と似てるというか、先輩なんですけど、大蔵官僚から衆議院議員になられた。御一族も知事さんであったり、政治家の方はおられるわけですけど。その加藤さんが、やはり言われたですよね。常々、政治家っていうものは反省すべきものはしっかりと反省しなきゃいけないんだ。まさに軌を一にすることでしてね。加藤さんも大臣を既に二つやられ、そして、今や、今5役ってなってますけど、自民党は。かつては3役といった一角の総務会長。やはり常々そうした言葉という思いを持たれてるんじゃないでしょうか。私としては、霞ヶ関の先輩でもあるので、そうした言葉っていうのは重く、やはり、受け止めさせていただく。やはりそういうことなんだなって。
 実は最初の選挙のときに今は亡き町村さんにお越しいただいたんです。あのときは、選挙対策委員長、総務局長としてこられたのかな。そのときにも、私は42歳で、町村さんも官僚出身なんです。通産省ということで、いろいろ教わったです。官僚というのはただでさえ、偉く見えるし、頭が高いと。だからその手の組み方ね、立ってるときの。そこまで教えてくれたですよ。私は最初後ろに、こうしてたね。駄目だこれ。こんな偉そうに。前に持つんだよ。それからおじぎ。頭が高い。町村さんから直接教わったもんね。それ出陣式のときね。
 だからやはり先輩方っていうのは有り難いですね。常々、その重要な局面に、たくさんじゃないんだけど、これぞという言葉を残していってくれる。
 そうした意味では自分としても、逆に先ほどは14名、今度15名になる「日本創生のための将来世代応援知事同盟」に、若き知事さんたちがどんどん加わってきてくれる。入りたいというわけなんで、彼らに対しても、日頃から知事とはやっぱりこういうふうにあるべきじゃないかと。こうしなさいなんて言うね、同じ知事対等なわけですから、そういう教条的なことは言うつもりはないんだけど。そういうアドバイスを言って、それぞれの知事さん達(たち)がどう感じ取ってくれるか、ということは先輩たちから受けた恩というのは、後輩に伝えていくという形でこれをモットーにしていますので。どんどんそうした後輩の知事さん方にそういうものをお伝えさせてもらっているんですけど。

(幹事社)
 ほかは、よろしいですか。ありがとうございました。

(知事)
 それでは、よろしくお願いします。

 
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