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平成31年3月18日 定例記者会見 項目別

知事の多選について(質疑)

(徳島新聞社)
 昨日、知事選の関係で、岸本さんの公約の発表がありまして、改めて自らの任期2期8年までという言及があったんですけども、知事御自身は5選を目指すに当たって、5期目までというような発言はこれまでされてなかったと思うんですけれども。例えば、5期目を最後にするというようなことを発信されるようなお考えはありますでしょうか。

(知事)
 まあここはよく多選問題と知事の任期。あるいは過去の歴代知事さん方が様々な公約をされて、それが守られたのか、あるいはそうでなかったのか。こうした点が全国でやはり取りざたされるわけです。だから、岸本候補がどう言われるかということに対して、私が言及する立場にはない。これは有権者の皆さんが過去の事例などを踏まえて、判断されることであります
 私自身として今御質問があったように、5期限定ということであれば、ではその前の3期とか4期はどうだったの。5期限定、最初から5期行きます何て人はほとんどいないと思うし。そうしたことからいくとやはり考え方として、私の場合には42歳、全国最年少、徳島県歴代知事。これからはわかりませんけどね。最年少で当選をさせていただいた。その御恩に報いなければならない。各期各期をとにかく新たな気持ちで、全力で駆け抜けていくんだ。
 つまり各知事選、例えば2期目だ、3期目だとこういう言い方をするのではなくて、やはり、新たなチャレンジャーとして臨んでいくんだとした気持ちを常に持っている。
 確かに、2期目のときには、オンリーワン徳島第2幕ということは申し上げたんですが、3期目のときには、3幕ということは、私は言わなかったです。やはり2期8年をやる。そして、次行く場合にはやっぱり新たな気持ちで臨んでいかなければいけない。こうした思いを持ったから3幕ということはあえて言わなかった。
 つまりそれだけベテラン経験は積んでいくわけなんですが、県民の皆さんの見る目も厳しくなってくる。今までは、まだ、初心者マークを付けてるから、できなくてもしょうがないよね、次頑張ってね。でもそれが2期目になってくるとまだできないの、どうしたの。できたとしても、もっとよくできたんじゃないの。やはり、県民の皆さん方のそうした思い、ニーズを汲(く)むためには、やはり毎回、毎期、フレッシュな感じで望んでいかなければとても、県民の皆さん方の御負託を得ることは難しい。
 だから多選であるとか、何期までが行けるなんていうのは、「被」、選ばれるね、被選挙者としては、それは少しおかしいんじゃないか。やはり、有権者の皆様方がそこは決めていかれる。
 もちろん様々な御批判も当然、それは中身ということではなくて4期なんだ、5期なんだ、だから多選なんだとしたことが言われるんだと思うんですけど。私自身としてはだから5期でもう満足しますと言ったら、何で3期のときは、4期のときは、言わなかったの。5期まで自分はできると思ったんですかということになってしまうのです。
 だから私としては、やはり毎期毎期、有権者の皆さん方に選んでいただく。そして自分として、もう、これはチャレンジャーとして臨んでいくのが無理だと思ったとき、あるいは、これまでも申し上げたんですが、知事をやっていて、これはしんどいな。もう無理だな。精神的体力的に。そのときには潔く引くと申し上げてきたと思うんです。
 そうした意味ではこれだけの災害列島になる。あるいは、人口減少になる。一つの解としての地方創生がある。でも、なかなか難しい。そうしたらもう最初から難しいのはわかってるわけでとなってくれば当然、自分を律していくということが重要でしてね。
 そうした意味では五十歳から始めたものではありますけど、カーボンダイエット、ランニング、トレーニングをより強化していくということで、肉体改造はできたんではないか。ということで2年連続とくしまマラソン約10kmですけどね。朝の号砲、挨拶、応援、そして、表彰式。ランナーズオアシスでのトークショーなどなども、朝から晩までですけど。前日のランもありますけど。こうしたものにしっかりと応えていくだけの体力とそして精神力を常に維持しなければならない。
 非常に知事というのは大変な職なんだなということは常々思っておりますんでね。今、幹事長県を務めております、いわゆる若手知事会14名の「日本創生のための将来世代応援知事同盟」。今度、山梨の長崎知事さんも、加盟申請があって、投票した結果、加盟を認めて、今度は15名となるわけですけど。この皆さん方にも常々話をするときにはやはり知事というのは「えらい」という、その偉いということを言う人がいるので、時たま。その偉そうにしている偉いじゃないよ。その「しんどい」という意味の「えらい」ということだからということは、常々自分の経験から申し上げているところなんです。
 そうした意味で、私としては、別に5期だ、あるいは4期だ、3期だということではなくて毎度新たな気持ちで。そして有権者の皆様方にしっかりと、負託していただけるような形で、マニフェストをはじめとして、あるいは行動をしていく。常にチャレンジャーとして臨んでいきたいと考えています。

 
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