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平成31年3月18日 定例記者会見 項目別

「徳島県水産業の成長産業化及び関連産業の振興に関する協定」の拡充について(説明)

 次に2番目、「徳島県水産業の成長産業化及び関連産業の振興に関する協定の拡充について」であります。
 本県の基幹産業の一つである水産業の成長産業化を図るため、平成28年7月に徳島大学、阿南工業高等専門学校、県との3者で、「徳島県水産業の成長産業化及び関連産業の振興に関する協定」、通称「マリンサイエンスゾーン協定」を締結したところであります。この協定に基づきまして、これまで学生さんの実習やインターンシップの受入れ、漁業アカデミーへの大学・高専からの講師の派遣といった地域や水産業を支える人材の育成、また海藻、「藻」、海藻の養殖技術、アワビの生産技術、発災時の被害調査も見据えましたドローンを活用した航空撮影、空撮による藻場調査技術などの研究開発に取り組んできたところであります。
 一方、徳島文理大学におかれましては、平成30年度から県及び徳島大学と共同で、藻類の陸上養殖研究に取り組んでおられます。また、四国大学におかれましても、徳島科学技術高等学校や漁協の皆さん方とともに、ワカメ未利用部位を活用した「機能性・微粉末」の試作品。未利用魚を活用した加工食品など水産加工食品の開発に取り組んでいただいておりまして、本県の6次産業化人材の育成に寄与いただいてるところであります。
 こうした県内での様々な取組みを一層、連携・強化いたしまして本県水産業の成長産業化を加速するため、3月19日新たに、徳島文理大学、四国大学を加えた5者でマリンサイエンスゾーン協定を締結する運びとなりました。
 今後、この協定締結を機といたしまして、5者それぞれが持つ強みを生かすことによりまして、人材育成の面につきましては、例えば、6次産業化をはじめ、幅広い知識・技術における漁業アカデミーの講師陣の強化。産学官の人的交流及び、先端技術の普及を目的としたシンポジウムの開催など、取組みの充実を図って参りたいと考えております。
 また研究開発の面におきましては、藻類養殖用の施肥剤の開発や水産物の機能性成分の探索。また、赤潮・貝毒プランクトンの研究などの取組みを加速いたして参ります。
 今後ともこの「マリンサイエンスゾーン」を水産分野の人材育成・研究開発の拠点として、さらに大きく発展させ、本県水産業の成長産業化を実現して参ります。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いをいたします。

(幹事社)
 発表について質問のある方はお願いいたします。

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