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(幹事社:司会)
それでは、発表よろしくお願いします。
(知事)
はい、おはようございます。私の方からは、発表に先立ちまして、1点コメントをさせていただければと思います。
「とくしまマラソン2019を終えて」ということで、17日に開催を致しました四国最大規模のフルマラソン大会「とくしまマラソン2019」でありますが、県内外から、過去最多となる14,589名のエントリー、そして12,795名のランナーの皆様方が御出走いただきました。
スタート時点は天気が良かったんですけど、あいにく途中ゲリラ豪雨的なものが起こりまして、この悪天候ではありましたが、多くの皆様方の御協力によりまして無事終えることができました。これもひとえに、関係団体、ボランティアの皆様、沿道で熱心に応援していただきました皆様方など、多くの皆様方の御協力、御尽力、御支援の賜(たまもの)でありまして、改めて心から御礼(おんれい)を申し上げたいと存じます。本当にありがとうございました。
私も沿道の皆様方の温かい御声援に背中を押されながら、第2給水を超えまして、約10km弱を走らせていただいたところであります。
今大会は前回よりも、今申し上げたゲリラ豪雨的なものが途中で起こりまして、気温が低い。そうした意味では多くの皆様方が走りづらかったのではないかな。これは、完走率に現れて参ります。今回の完走率は、86.0%。前回よりは、2.9ポイント減。しかも、一番低かったのが、第5回大会2012年の84.3%に次ぐ、低さとなったところであります。しかし数としては、11,010名の方が無事完走をされることとなりました。
また今回は、前回の大会を上回る世界14カ国・地域から、過去最多となります248名のエントリー、213名の海外ランナーの皆様方が御出走いただきまして、こちらは完走率が高く、205名の方が完走されました。このように海外での認知度も非常に高まってきたんではないか。一層国際色豊かな大会として、とくしまマラソンの魅力を感じていただけたものと考えております。
安全安心な大会運営という面におきましても、今大会も多くの医療関係の皆様方、医師、あるいは看護師の皆さん方には実際にランナーとして走っていただいて、救護していただく。当然のことながら、各エイドポイントにも救護所。また、消防、警察の皆様方も走っていただいて、サポートしていただく。御協力のもと、万全なサポート体制で、臨ませていただいたところでありました。結果といたしまして、重大な傷病者を出すことなく終えることができました。
加えて今大会で、ちょうど3回目、つまり、第10回の15,000人大会のときに作りました「ファンラン」、いわゆる「前日イベント」と言った方がいいかもしれませんが、今大会から年齢層をさらに引き下げさせていただきまして、ファミリー層と初心者の2部制で行わせていただきました。
最初にスタートしたときには、マラソンの気分を味わってみたい。でも、42.195kmはせこいなということがありまして、ちょうど10分の1の距離、4.2kmを私も一緒に走らせていただきました。4.2kmちょっと長いという皆さんには、3.0km。ただし、小学生以上という限定をかけさせていただいていたんです。ランニング講座も行ったところでありますが、今回はもっともっと小さい子どもさんとも一緒に走りたいというお話がありましたので、そこで、大体マックス(最大)5名を一組としてというかたちで、しかも、4歳以上のお子様をOKとさせていただいて、距離も1.5kmとして、こちらもキッズランニング教室を行わせていただいたところでありました。
こうしたことによりまして、過去最多の909名の皆さん方にエントリーいただいて、参加いただいたところであります。こちらも、無事に事故なく終えることができまして、小さいお子さんのうちから走る楽しさといったものを実感いただけたのではないか。
今回11回目のゲストランナーとして参加いただいた金哲彦さんも、終わった後のいわゆるランナーズオアシスでの対談のときにも、神野大地さんも今回は加わっていただいたんですが、小さいお子さんのうちから走るということを体験し、そして慣れるということが非常に重要なんだ。スピードがつくというのは、大人になったからではなかなかつかないらしいんですね。やはり「子どもさんのうちにスピードがつくということがあるので、なるべく早くから走るということを体験することが、将来のいわゆるオリンピックなどのメダリストを作り上げていくことには大変重要だ」としたお話もいただいたところでありました。そうした意味ではこうした毎回御指摘、御意見もいただき、ランナー目線に沿った形の(運営を目指していきたい)。
また、参加している人たち、競技には参加してないですけどいわゆる応援をしたりしてる人たちが、逆に走る側になっていく。よく阿波おどりと同じですよねということを私も毎回申し上げているわけであります。やはり、同じ阿呆なら見るよりは、踊った方がいい。
また、「応援する」ことも重要なのだけど、例えば、「走る」ことも重要だ。ただ、とくしまマラソンの場合には、良い循環がありまして、走った人が、あれだけ応援してもらったんだから、今度は自分が応援に回る。こうした人たちもおられるわけであります。こうした形で無事に終えることができました。ありがとうございました。