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平成31年3月11日 定例記者会見 フルテキスト版

「徳島県ジェネリック医薬品応援キャラクター」の愛称決定及びジェネリック医薬品「推奨薬局」等の認証登録について(説明)

(幹事社:司会)
 お願いします。

(知事)
 おはようございます。それでは、私の方から今日は「1点」発表をさせていただきたいと存じます。
 「『徳島県ジェネリック医薬品応援キャラクター』の愛称決定について」及び「ジェネリック医薬品『推奨薬局』等の認証登録について」であります。
 本県のジェネリック医薬品の使用割合は、昨年の9月時点で、依然全国最下位の67.9%となっておりますが、直近1年間での増加率では、全国トップクラス6.6%増と、これまでの取組みの成果が着実に表れてきているものと考えています。 
 こうした流れをもちろん、加速をしていかなければならないということで、昨年10月でありますが、公募によって徳島県オリジナルの「ジェネリック医薬品応援キャラクター」を作成をいたしまして、そしてこの度、その愛 称を公募いたしましたところ、県内外、6歳から85歳までの幅広い年齢の皆様方から233点ものご応募をいただいたところであります。
 まずもってご応募いただいた皆様方に対して、心から御礼(おんれい)を申し上げたいと存じます。
 審査の結果、これらの中から「最優秀作品1点」、「優秀作品2点」を決定致しましたので、本日発表させていただきます。 
<パネル「優秀作品」を掲示>
 まず、優秀作品2点につきましては、ということで、優秀作品「じぇねりん」、「徳あんじぇ」となっております。 
 少し詳細に申し上げて参りますと、徳島市の「佐藤理紗さん」はじめ、9名の方からご応募いただきました「じぇねりん」。千葉県の「齊藤多輝(かずあき)さん」の「徳あんじぇ」の以上の2作品であります。
 そして、応募総数233点の中から選ばれた、最優秀作品ということで、
<パネル「最優秀作品」を掲示>
はい、こちらとなります。「あわジェネちゃん」ということで、石井町の川野陽子さんの 「あわジェネちゃん」に決定させていただいたところであります。 
 最優秀の決め手を少し申し上げて参りますと、「阿波おどり」と「ジェネリック」の頭文字を使用することで、「親しみ」と「徳島らしさ」があり、「広くジェネリック医薬品を使ってもらいたい」という作者のその願いが 込められている、ここがポイントとなります。 今後、徳島県「ジェネリック医薬品応援キャラクター」の「あわジェネちゃん」を是非よろしくお願いを申し上げたい。ということで、もう一度ご覧いただきます。
<パネル「最優秀作品:あわジェネちゃん」を掲示>
今まで、キャラクターの名前が決まってなかった。はい、「あわジェネちゃん」です。
 ということで、またあわせまして、ジェネリック医薬品の利用促進におきまして、欠かすことのできない薬局をはじめ、各種事業者・関係機関の皆様方との連携・協力について、さらなる強化を図っていこうと、この度、ジ ェネリック医薬品を積極的に推奨をしている「ジェネリック医薬品推奨薬局」。 
 そして、普及啓発への協力や、使用促進に向けた自主的な取組みを実施されております、「ジェネリック医薬品協力事業者」それぞれを認証、また登録をする「ジェネリック医薬品に関する認証登録制度」を創設したところ であります。 
 今回、第一弾として、「ジェネリック医薬品推奨薬局」に46薬局の皆さん。また「ジェネリック医薬品協力事業者」として、推奨薬局の認証を目指していただきまして、積極的に取り組んでいただく、こちらも46薬局と徳島 県タクシー協会、そして、徳島県個人タクシー協会、さらには、ノヴィルタクシーサービスグループの皆様方を認証登録させていただきます。 
 今後、応援キャラクター「あわジェネちゃん」の積極的な活用、そして認証登録されました「推奨薬局」、「協力事業者」の皆様との緊密な連携を図らせて頂きまして、ジェネリック医薬品の正しい知識の普及、そして、使 用割合の向上にしっかりと取り組んで参りたいと考えております。 
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いをいたします。

「徳島県ジェネリック医薬品応援キャラクター」の愛称決定及びジェネリック医薬品「推奨薬局」等の認証登録について(質疑)

(NHK)
 幹事社から、推奨薬局の認証なんですけど、県の方で認証されて、条件というか認証要件は県の方で決められた県独自の制度でしょうか。

(知事)
 はい。もちろんこのジェネリックを国として使用割合を高めていこうという中で、実は徳島県が全国最下位ということもあって、国の方からいわゆる強化をしてほしいということで、助成金なども頂いて、国とともに進めている。徳島だけではないんですが、そうなってくるとそれぞれの県の状況というのが、どうしてジェネリックを使用する頻度が低いのか。これは国というよりは県独自でそうしたものを分析してそれを改善していく。 
 徳島の場合にははっきり申し上げて、製薬会社がたくさんある。正に本県の基幹産業と言っても過言でない。製薬品の人口10万人当たりの出荷が、実は全国第一位はかつてから有名な富山県。第二位が徳島県。つまり先発薬、新しい薬がたくさん作られているということもありまして、どうしてもお医者さんの皆さん方、医療関係機関、あるいは患者さんたちも、最新の薬を使ってみたい。その方が効くんじゃないか。こうしたところがありますので、ジェネリック医薬品といったものはどういうものなのかを、広く知っていただく。これは、医療機関の皆さんもそうですし、県民の皆さんもそう。
 ということで、今回、キャラクターの愛称も募集したり、認証制度あるいは推奨薬局を作るという形で、徳島ならではとしての取組みということになります。

(朝日新聞社)
 協力事業者に県タクシー協会や個人タクシー協会などがあるんですが、こちらはタクシーの車にステッカーを貼るといったことになるのでしょうか。

(知事)
 今いろいろな形でタクシーがいわゆる、走る広告塔となって皆さん方もタクシーに乗られると広告があったり、あるいは、本県初の電脳タクシーの皆さんが、動画として出しているとか。様々な広告媒体が、実はタクシーの中にある。タクシーの中というのは閉ざされた空間ですから、お客さんにとってみると、景色を見る、スマホをするというものいいんだけど、タクシーの中ここも見ますよね。だから、東京とか大阪に行きますと広告がほとんど動画になっています。電脳交通が出したりしているシステムなんですね。
 そうしたまさにタクシーの中というのは、多くの県民の皆さん。あるいは医療関係の皆さんにとってみても、そうしたいろいろな情報を得ていただく、絶好の機会でもあるということですので、こうしたタクシー会社の皆さん方にご協力を頂いて、ジェネリック医薬品とはこういうもんなんだと県民の皆さんへの啓発であったり、あるいは効き目といった点では医療関係の皆さん方気にされますので、そうしたものを理解していただく広報などもできればなと考えています。

(時事通信社)
 「あわジェネちゃん」の活用方法としては、今後はどのようなことを。

(知事)
 こういう可愛い阿波おどりの格好をして、カプセル剤になっているものですから、いろいろな健康イベントであったり、医療シンポジウムとか様々なことがありますから、こうしたところで分かりやすく。そして何よりもこのキャラクターを見てお分かりと思うんですけど、子どもさんたちが好きそうな感じじゃないですか。子どものうちからジェネリック医薬品という、少し言葉は難しいんですけども、身近に感じてもらう。先発薬と効き目としてそう変わりがないんだ。もう自然にそれを飲める状態というものをこの「あわジェネちゃん」を通じて体感してもらうおう。そうした意味もありますので、子どもさんたちが集まる会議も一つありますし、子どもさんたちにお薬を飲ませるっていうのは、保護者の皆さん方ですから、そうした皆さん方が集まる場でも活用できればと考えています。
 
(時事通信社)
 着ぐるみを作ったりとかそうした計画は。

(知事)
 そうですね、そうしたことは当然有り得るでしょうね。 

(時事通信社)
 阿波おどりに参加したりとか。

(知事)
 そうですね、阿波おどりの女踊りの格好をしていますからね。笠はかぶっていないですけど、ここは面白いね。女おどりの格好してここは男おどりとなっているっていう。最近はLGBTとかいろいろありますから、ダイバーシティの世界でダイバーシティちゃんでもいいんじゃないかと。ダイバちゃんね。 

(幹事社)
 皆さんよろしいでしょうか。
 発表事項以外の質問をお願いします。

JR四国の路線別収支について(質疑)

(徳島新聞社)
 先日、JRの方から路線ごとの収支が示されて、県内非常に厳しい状況で、県南の方は特に赤字が大きいということになっているんですが、まず、受け止めからお願いします。

(知事)
 先般、JR四国の皆さん方が四国の各JRの路線ごと、つまり、例えば100円を稼ぐのにどのくらいのコストをかけているのか。こうした路線別収支が出されるということになりました。もとより四国全域で厳しい数字が出てくるというのは、想像に難くなかった。というのは、もう少し経営がJR四国よりはいいんじゃないだろうかと思われていたJR北海道が新幹線は函館から札幌まで引かなければいけないこともあり。あるいは各路線の保線を維持管理するのが非常に厳しいということで、様々ないわゆる維持管理の不適切な管理といったものが指摘をされ、改善命令が出される。そうした中、JR北海道が出した結論というのが、何と半分の路線の廃止という大変ショッキングな発表がありました。これに伴って、JR北海道がずっと温めてきた鉄路と道路と両方走ることのできる、DMV、デュアル・モード・ビークルの開発もこれで止めるということになったところでもありました。
 当然こうした波というのは、次はJR四国に来るであろう。JR北海道がああであれば、恐らくJR四国は3分の2は廃線になるんではないか。こうしたことが出ても、うーんという話があって、しかしここはJR四国は少し対応が違っていたんですね。当然そうした日は来る。であればその前にもう少し沿線自治体の皆さん。あるい有識者の皆さん方とともに、その後のJR四国の在り方、鉄道の在り方といったものを検討しよう。在り方の研究会を四国全域で立ち上げよう。私もメンバーとして参加をさせていただいて、第1回のときには課題や未来展望を申し上げ、そして、DMVの話も申し上げました。つまりデュアル・モード・ビークルについても、JR北海道が断念するということであればこのすばらしい技術をJR四国、そして徳島県、また高知県も含めてでありますが、四国が受け継ぐべきであろう。ということで、これがいよいよオリンピックの年、2020年に阿佐東線で営業運転をDMVで行う。つい先般はそのための独自に車両開発をする。まさに営業運転用のDMVのお披露目第1号を行わせていただいたところでもあります。
 こうした形で今、JR四国管内では何としてもこの鉄路、基幹交通としてまず維持をして、それに合わせる今度は、枝葉となってくるバスの路線であるとか、あるいはそれ以外の新たな手段というものがないだろうか。こうしたものをしっかりと考えていこう、四国全体で。こういう形で何度か検討会、有識者会議をこなしてきたところでありました。
 そうした中、JR四国としてもやはりそうした各路線の厳しさといったものを沿線自治体の皆さん、関係者に知っていただこうという形で、その発表ということにつながった。
 かつてから、国鉄時代からと言った方がいいのかもしれませんが、四国にある路線の中で一番収支が厳しいというのは過去から牟岐線と、このように言われた。特に、牟岐線も全域ということではなくて、阿南からその南。つまり海部駅までが牟岐線となりますので、そこが一番厳しいということは言われておりました。
 我々としても、危機感を持っていたということもあって、DMV、これは国の技術審査会の中からいわゆるDMVだけが走る区間にまず、営業運転を認めましょうということになりましたので、阿佐海岸鉄道区間。つまり、今だと海部駅から甲浦駅間だけDMVが鉄路を走ることができることになっていたんです。
 しかし、橋上駅に甲浦も海部駅もなってるんですよね。高架構造になっている。でもDMVの一番の特色というのは鉄路と道路を走るっていうことですから、道路に高架の場合には下ろさなきゃいけない。甲浦の場合には、どうにもならないので、今その工事をスロープを付けて、下の道路へ下ろせる。モードチェンジを切り替えられる、そうした部分を工事してるんですけどね。
 では、海部駅までこれをするかと。大体この経費に1億円ぐらいかかってしまいますので。じゃあこれをお隣の牟岐線の阿波海南駅はどうだろう。ここは、実は、平面交差の駅なんです。ということで、実は、JR四国から阿波海南までを貰い受けよう。恐らく、よそのところではそういうことをやったことがないと思うんですけど。
 ということで、我々としては、阿佐海岸鉄道、その区間を甲浦から阿波海南まで伸ばすと。つまりその区間DMVが走ることができますし、海部駅だったら1億円ぐらいかかった下へ降ろすためのいわゆる、モードチェンジのための施設にほとんどお金がかからなくていいということがありますので。こうした点、これも実は、JR四国の皆さん方は高く評価していただいている。
 また、さらに阿佐海岸鉄道に対しての様々な支援も行ってきていただいている。車両であったり、人的な問題であったり。こうした点も極力、阿佐海岸鉄道株式会社、あるいは沿線自治体。これは、徳島県と高知県ともにということですけどね。この中でしっかりとやっていこうという形をし、JR四国の皆さん方の負担を極力軽減していく。
 また今度、もう間もなく発表となってまいりますが、いわゆる鉄道とバスとをきっちりとパチッと合わせていく新しい考え方。つまり「パターンダイヤ」。こうしたものについてもまずは徳島県内からやってみようではないかと。こうした様々な提案を行って、我々としてはまずこの一番厳しいと言われる、牟岐線を何としても維持をしていくんだ。廃止と言われてしまってからそれを守るということは至難の業なんですね。しかし、徳島県内が、また高知県とも連携をしながら何としても維持をしようとしている。JR四国に協力をしようとしている。こうした姿勢というのはもちろん、半井社長さんはじめ、JR四国の皆さん方にも評価を頂いているところであります。そうした動きというのは、四国全域に、もし、広がっていけば、四国の鉄路というものをしっかりと守っていく、大きな突破口になるんではないか。我々としては絶対に、JR北海道の轍(てつ)を踏んではいけない。逆にJR九州のような形が果たしてとれるんだろうか。ここは、逆にJR四国の皆さん方と新たにチャレンジをする。
 では何でこのJR九州とJR北海道にこだわるのか。これは、国鉄が分割民営化をされたときに、絶対に単独で黒字にならないであろうと。実は私もこのとき自治省で担当をしておりましたんで。そうした意味で、この3つを三島。北海道、九州、四国、という3つの島ということで、三島の特別の制度。これは、財政支援、また税制での支援。両面から支援制度を作ってきたんですね。
 例えば財政支援。これは大きな基金を作って、ここから運用益でこれらに財政的な支援を行う。もう一つは、税制。例えば、固定資産税。こうしたものを大幅に減免をする。こうした形で支援をしてきた。しかし、JR九州は新幹線が博多から何と鹿児島まで通ることになりましてね。そしてこれによる不動産ブームによって実は黒字になったです。
 ということで3島という会計の中からスピンアウト、飛び出すことに卒業することになりまして、今では、2島への支援という形になりました。我々としては成功事例として、JR九州のように、決して、JR九州も鉄道で黒字にはなってないですよね。しかし、それにかかわる博多地区などでの不動産部分。例えばホテルを作るとか、マンションを作るとか。こうしたことで黒字化することができた。
 これについては、JR四国、半井社長さんがお遍路さんをはじめ、これからはインバウンドブームになる。駅の近くに、いわゆる宿泊施設、簡易の。あるいは食事の場所、こうしたものを作ろうと。これをまず第1号を阿波池田駅、真正面に作ってくれたんですよね。非常に好調と、お遍路さんをはじめ、海外の皆さん方ですね。これを四国全域に広げていくと。いわばJR九州の一つの派生系と言っていいかもしれません。
 そしてもう一つは、やはり、JR北海道の轍を踏まないようにということで。今回の阿佐海岸鉄道の事例を一つとして、我々としてはまずは、牟岐線。そしてさらには厳しいと言われている鳴門線。つまり、閉鎖区間であれば大丈夫という条件を、DMVつけられているわけですが、これが、阿佐東線で大丈夫だという形になってくれば、相互乗り入れを可能とすれば、今度は例えば鳴門線の方にDMVを走らせる。これができれば鳴門の駅は実は鳴門のプラットホームから向こう先は、網で囲ってるだけで、開ければそのまま道路に出て行くことができるんです。つまりDMVにとっては、ほとんど改良をせずして、道路を走り、例えば、ポカリスエットスタジアムに走り込んで行くことができる。そのときにはヴォルティスがJ1に戻ってほしいんですけどね。
 あるいはこれから3年連続で国際スポーツ大会があって、特に鳴門の地には、事前チームキャンプ、あるいは、キャンプが非常に増えてくるところでもありますので、そうした形をこれからレガシーとしてどう残していくのか、全国大会を。あるいは、国際大会を。そうしたときにDMVが鳴門線でも走らすことができるということになってくれば、まさに大きな起爆剤となるし。また、中山間地域からどんどんどんどん公共交通が失われて、免許返上はしたものの何に乗ったらいいんだ。こうしたものに対してもDMVはバスともなり、そのまま、鉄路を走ることができる。例えば蔵本駅であれば、総合メディカルゾーン、徳島大学病院、そして、県立中央病院の方にそのまま走り込んでいくこともできるわけですね。
 ということで、我々は、未来志向をしっかりとする中で、JR四国の皆さん方とともに、何としても、牟岐線をはじめ、徳島県内の鉄路を守り抜く、そしてより利便性を高めていく、次世代の公共交通体系をしっかりと作り上げていきたいと考えています。以上です。

(徳島新聞社)
 今のお話は、鳴門線でDMVを走らせる検討を始めるというお話ですか。

(知事)
 いいえ、まずこれは将来の可能性ということです。あくまでも今、国の技術審査会の方から言われてるのは、DMVを走らすのは、営業運転としては、閉鎖区間だけ。つまり、阿佐東線だけ。つまりJRの他の線が入らないということですね。そういった区間だけと言われてます。でも実証というか、もうこれからは営業運転ですけど、それを行ってこれは大丈夫だというふうになったら当然、技術審査会の方から、相互乗り入れということも今度はやってみますかということは当然、想像に難くない。そうなった場合にその候補として、鳴門線が上がってくるということです。

(徳島新聞社)
 DMVとかですね、パターンダイヤのお話というのが基本的なお話だったと思うんですけれども、以前からそういうお話はされてきたと思うんですけれど、具体的な数字が示されて県として、何か検討を指示したりとかですね。今後維持に向けた協議が具体的なところがこの数字をもって始まっていくと思うんですけども。そういった対応っていうのはないですか。今のところは。

(知事)
 今回、来年、いよいよ阿佐東線にDMVが走る訳ですから。今申し上げたように、これまでJR四国が阿佐東線へ支援をしていただいた分についての負担の軽減というものを行う。これはもう既にJR四国の負担が軽減されてるっていう一つの事例ですから。そして阿波海南までは、こっちは貰い受けるわけでしょ。当然ただでもらい受ける訳ではないですからね。ここも、逆に言うと、支援というよりもJR四国の負担軽減ということになり、結果としては、牟岐線の阿南から南に向けての収支改善につながる。
 そしてさらに営業運転をすることによって、今申し上げた、鳴門線への可能性というものが見えてくる。また、パターンダイヤはまだやっていないですけどね。これからそれをやることによって、より牟岐線、あるいは、そのJR四国に乗る皆さん方が増えてくるということになれば当然、収支改善につながってくるということになりますから。
 いよいよ今までやってきたこと。もう既に収支改善に貢献してる部分もあるし。より具体的に、そして他の路線に応用が利くといったことも提示をできるわけですから、まさにこれからそうしたスタートを切っていくと。やはり未来に対して希望がなければ、JR四国の皆さん方も、これはなかなか維持をしていくっていうことが難しいという結論になってしまうということですから。我々としては常に今あること、そしてさらに、次に、もうすぐできること。そして将来展望とこの三つを提示していくということと思っています。

景気後退局面での消費税増税について(質疑)

(徳島新聞社)
 もう一点、違う問題の話をお伺いしたいんですが。先週、景気が後退局面入りしたというニュースがあったんですけども。知事として、消費増税に向けてはプレミアム商品券であるとか、そういった対応で、この機会に上げなければならないというようなお話を前回頂いたと思うんですけれど。今回の景気後退っていうことを受けて改めて秋の増税についてはどのようにお考えでしょうか。

(知事)
 はい。まず、8%に上げるときに、実は景気後退ということが出れば止めるというルールができていたんですね。ところが今回の場合、10%に上げるということについては、そのルールが明らかにされていない。ということを考えていくと、確かに景気後退局面で消費税を上げるということは、これは、景気の今後どうしていくかということに対しては逆行すると、いうことは確かなんですね。しかし、一旦決めたことをしないということ。特にこれは日本国内だけの話ではなくて、国際公約ということでもあるので、そうなってくると逆に、国際的な信用を失ってしまうと、日本の国が発行している国債に対しての評価、が大変厳しくなる。こうなってくると、今日本の抱えているこの借金、もちろん、国民の皆さんが多く国債を引き受けてくれている。日本の金融機関が多く引き受けてくれてる、こうした現状があるんですが。しかし、外国の投資家であったり、外国の企業の皆さん方が、日本の国債を多く保有をしている。そうした場合にこれらを一気に手放されるとか。こういうことになってくればデフォルト、つまり、破綻をきたすこともなきにしもあらず。つまり今や、もう、この経済というのは日本の国だけで、あるいは、アメリカだけで決められることではなくて、グローバル経済の中でどうやって行くのか、これを考えなければならない。
 ということになってくると、国際公約の8%に上げるときでも何度も何度もということがありましたね。今回の10%も何度も何度もってことがありましたから、そうした意味では、今回これを上げきれるか、上げきれないかというのは、海外の機関投資家はもとよりのこと、多くの中央銀行はじめ、そうしたところが見ているということがありますから。もちろん、日本全体の景気的な後退、もし、そういうことが本当に如実に出てくるということであれば、一段のこの景気浮揚対策をやはり打たなきゃならない。
 しかしそれが直ちに、消費増税を遅らすということにつながるかというと必ずしもそうはならないんではないか。やはり国際的なグローバル経済の中での日本ということを考える。やはり国民の皆さんにとってみますとね、景気が後退する中で消費税を上げて、各企業の皆さん方、特に、中小零細の皆さん方は大企業のようにそんな簡単に10%に上げられないよ。転嫁できない。そうすると収支が悪くなるのでこれを機会にもう止めようかな。こうした話も当然出てくるわけでありますので、国としては国内の景気浮揚対策といったもの。そして海外から見る目というね、日本の国債がデフォルトをしてしまったらこの国が終わってしまうわけなんで、そうしたものをきっちりと両にらみをしながら対策を講じていっていただきたいなと思っています。

吉野川水系における水資源開発基本計画の変更について(質疑)

(徳島新聞社)
 吉野川の水利用、利水の話なんですが、先日国土交通省の審議会で吉野川水系の水資源開発基本計画の変更案が了承されまして、異常渇水に備えて平時から関係者と調整するという内容なんですけれども。これで四国各県の知事からも意見を聴取するということでしたが、この件に関して徳島県としての考えをお伺いできますか。

(知事)
 はい。徳島県としては逆に、まずはリードをしていくというのは、徳島からと。
 というのは、吉野川の水系の関係については、例えば利水、あるいは治水。二つ局面があるんですけど、治水については、ほとんどが、徳島なんです。利水は確かに早明浦ダムを造り、池田ダムを使って香川用水ということで、四国4県が潤されている。利水に対して様々なご意見は当然あるということですが、治水については、ほとんど徳島。一部高知があったり、銅山川水系の場合には、愛媛県というのがあるんですけど。
 ということで、我々としては今回、全体の話っていうのは徳島県と国土交通省の皆さん方とでまず、様々な我々の意見を汲んでいただいて、そして他の3県に対して、国交省の方からやはりこうした方向で進めていこうよという呼びかけをしていただいている。いわば、国の案というのは、徳島とともに作り上げていっている案と思っているところでありますので。もちろん、そうしたものを見てあれ一部変わってるなといった点については、意見を言っていかなきゃいけないなと思うんですけどね。基本的にはともに作り上げていく、こうしたものだと思っています。
 特に、農業関係の春水対策。今までは暫定であったりしたものが、こうしたものを、恒久化をしていく。あるいは麻名用水対策であるとか、河道が変わってしまった、取れなくなった、これに対してどうしていくのかとか。こうした利水関係というのは多々あるわけですが、これもほとんど、我々が提示したものを国としては了承していただいているということであります。もちろん農業用水の関係については、国土交通省だけではなくて、農林水産省との関わりも出てくる。ただ、農林水産省がいわゆる農業に対して利するものであれば当然、賛成をしてくれるということでありますので。こうした意味でも、農林水産省のご意見と言った点についても、我々の意見だと、このように思っています。

和牛の受精卵等の持ち出しについて(質疑)

(毎日新聞社)
 和牛の受精卵の海外に持ち出した事件で、県内の農家さんから流出していたというのがあるんですけど、知事の受け止めと今後の県として再発防止に何か取り組まれるのであればお聞かせ願いたい。

(知事)
 今回、その和牛の精液であったり、受精卵といったものが動物検疫所の輸出検査を受けずに中国に持ち出そうとして、しかし、中国側の水際でもってこれが阻止をされたと。そうしたことが明らかになった。これは昨年の7月のことであったんですね。そしてこれを受けて、農林水産省の方が今年に入ってからでありますが1月に家畜伝染病予防法違反で告発を行うということになりました。そして去る3月9日土曜日でありますが、容疑者が逮捕されることとなりました。そしてその捜査の過程、大阪府警の方ですけど、精液、あるいは受精卵がどこから一体出たのかということで、それが実は徳島県の畜産農家から出たんだということが判明をした。しかもこのときに家畜改良増殖法という法律がありまして、それに定めがあって、売るときには精液の証明書などを添付しなければいけないということで、しかし、その添付が行われていなかったという事実も分かったんです。
 ということで、その不作為が本当に事実だということであれば、これは法律違反ということになりますので、大きな問題であると考えております。
 しかし今回の事案、未遂に終わったということはあるんですね。しかし、未遂に終わったからいいということではなくて、やはり今ご質問があったようにこの和牛の精液、あるいは、受精卵といったもの。いわば日本が開発をし、日本ならではの和牛ブランド、いわば知的財産といってもいいのかもしれませんが、これを簡単に海外へ持ち出されて真似をされてしまう。これは、和牛といったブランドに大きく傷がつく。あるいはその価値を低くしてしまうということにつながるということで、このやはり知的財産といったものをしっかりと守る制度を作っていく必要があるんではないか。
 では今どうなってるのか、現状はということなんですが。現状は、この受精卵などの遺伝資源と呼んでおりますが、その流通管理体制に対してしっかりとした、例えば、トレーサビリティが作られていないんです。そういった意味では検討の余地が多く残されていると考えています。もちろん、海外への持ち出し、これを防ぐための水際対策、こうしたものも大変重要だということで、そうした点についての法の整備を行う必要も当然あるかと思います。
 こうした点は当然、農林水産省の皆さんも良くご理解されているところでありまして、2月に農林水産省の中に有識者の皆さんで構成を致します、和牛遺伝資源の流通管理に関する検討会が立ち上げられたところでありました。我々としては、今後の流通体制、いわゆる、トレーサビリティの問題。あるいは、海外持ち出しをどうやって防いでいくのか。ただ単に防ぐというのは経済グローバル化の中で難しいんですよね。やはり、トレーサビリティをきっちりと行うとともに、水際でどう食い止めるのか。こうした点が恐らくこの有識者会議の中から様々な提案がなされ、それを受ける形で法改正、あるいは新たな法ができるのかもしれませんが。まずはこの有識者会議での検討状況をしっかりと見守り、もし、法整備がなくてもできるものであれば、徳島としても、阿波牛というブランドがあるわけでありますので、しっかりとそうした体制を取ることができればと考えておりますので、まずはこの有識者検討会の行方といったものをしっかりと見守っていきたいと考えています。

(幹事社)
 では、よろしいでしょうか。

(知事)
 はい、ありがとうございました。