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平成30年11月19日 定例記者会見 項目別

徳島市の新ホールについて(質疑)

(共同通信社)
 徳島市の新ホールで、県内の文化団体から300人規模のホールというのが一番市民の発表の舞台になると思うんですけど、それがやっぱりないというのが不満の声が常に上がっているんですけども。県としてそういう施設が今ないという状態について、知事は文化行政に力を入れてきていると思うんですけども、今の考えをお伺いできますか。

(知事)
 まず、今回の市の文化センターといいますかね、ホールについては、何案かあった。1200を基軸にするもの。当然そこには、リハーサル室とか、あるいは小ホールだとか。いや、そうじゃなくて、やはり、トップアーティストを呼ぶんであれば、1500はいるんじゃないかということで、1500。いろいろな案があった。その中で遠藤市長さんが1500を選ぼうと。ただし、そうなると、小ホールができないということになる。
 その時に、御意見として出ているのが、その近隣にそうした300程度のものについてはたくさんあるから、そうしたものと連携をしていく。
 現に、その隣にいわゆる徳銀のトモニプラザ、青少年センターがあって、ここには300人規模のホールがあるわけですし、体育館もアリーナとして使うことができますので、そうしたものが隣にある。これはひとつ、確かにあります。
 それからそう遠くない192号でずっと行けば、郷土文化会館。こちらも当然ある。800を超える大ホール。それから400を超える大会議室、ホールに使うことも出来ます。様々な大きさのものが、ここにもあるわけですから、そうしたものを複合的に使っていくと、これはひとつあるんじゃないか。
 今様々な都市の規模、施設整備の在り方について、コンパクトシティということをよく言われている。それは何かと言うと、人口がどんどん減少期に入る。そして、超高齢化社会になる。じゃあどこでもフルセットで何でも作っていくという時代ではなくて。やはり今あるものをどうコンパクトに使っていくのか。役割分担していく。そして全体をリンケージして考えていく。
 こうしたコンパクトシティの考え方。これは確かにあるのではないだろうか。
 県都徳島市として、今、県庁所在地というのは、コンパクトシティを求められている。なぜかというと、やはり、若いうちは郊外へ。そして割と年をめしてくると、これはやっぱり利便性の高い大都市部に行くべきだ。よくイギリス人が言う話なんですけどね。
 そうなってくると、やはり、コンパクトシティを人口密集地域については考えていく必要がある。であれば、極力、そうしたリンケージ。その隣同士にあるものを二次活用といった時、どこにない、ない機能を作っていこうと。こうした点が求められてくるんではないのかなというのがありますので、今回そうしたお話も出てるところでありますから、今後の推移を見守っていければと思っています。

(共同通信社)
 今ある施設を何とかうまくして活用していければ、というお考え。

(知事)
 つまり、300というものと1500というものが同時にあるというのが、今までの大体のパターン。でも何もないところに作るんであれば確かにそれはいるよね。つまり、300のホールがないということなんでね。
 ところがお隣のいわゆるとくぎんトモニプラザ青少年センターにもあるし、同じ192号まっすぐ行けば郷土文化会館もあるわけだし。ここは、800を超えるホールがあり、400を超えるホールがあり。青少年センターだったら、体育館もあるんでアリーナ機能として使うことも出来るわけだし。
 そうした意味からいくと、そうしたものを複合的にゾーンとして考えていく。
 現に今徳島市は、まちづくり計画ということで、この徳島駅前のまちづくりの計画というのを作ってる真っ最中で、その中核がこの文化センターだということなので。当然、そうした他の施設を全く白紙にして考えるというのはナンセンスな話で、そうしたものをどうリンケージしていくのか。
 もちろん民間のものがあれば、そうしたものもリンケージさせていくということは当然あって。当然、東新町には、ユーフォーシネマもある。ここは、300はないけど、100を超えるものは、シアターとしてはあるわけですから。二つにひとつは100ありますから。
 そうしたものをいかにやっていくのかというのが、これからの都市計画の腕の見せ所みたいな感じがするんで、様々なそうしたものが決まれば、スペシャリストの皆さん方が、「いやこうしたらいいんじゃない、ああしたらいいんじゃない」という意見が出てくるんじゃないかなと。そしてそれがひいては、コンパクトシティの一つのモデルになっていっていただければなと思っています。

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