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平成30年11月19日 定例記者会見 項目別

「徳島かんきつアカデミー」の受講生募集について(説明)

(幹事社:司会)
 よろしくお願いします。

(知事)
 おはようございます。今日は、私の方から「1点」発表させていただきます。「徳島かんきつアカデミー」の受講生の募集についてであります。
 本県では、農林水産業の成長産業化に向けまして、平成25年5月にアグリビジネススクールを農業大学校の方に開講いたしまして、その後、平成27年10月には「海部きゅうり塾」を、28年4月には「林業アカデミー」を、そして29年4月には「とくしま漁業アカデミー」を開講いたしまして、農林水の各分野における担い手の育成につきまして、しっかりと取り組んでいるところであります。
 一方、みかん、また、すだち、ゆず、これらのかんきつにつきましても、中山間地域を支える大変重要な品目であり、これまでも、新品種の導入によります生産力の強化、また、EUへの輸出推進、ブランド力の強化に向けましたゆずのGI、地理的表示の登録など、攻めの施策を展開して参りましたが、やはり、担い手の確保は大きな課題となっているところであります。
 そこで、去る10月16日に県、関係市町村、そしてJAで構成する「徳島県かんきつ人材育成協議会」を設立し、検討を進め、この度、かんきつ産地の新たな担い手を育成するための「徳島かんきつアカデミー」を開設する運びとなりました。
 コースは2つ。ひとつは「中核的人材育成コース」、そしてもうひとつが「特定技術力向上コース」を設けまして、勝浦町の旧果樹研究所の園地を活用いたしまして、充実した実習環境で、みかん、すだち、ゆず、ゆこうはもちろんのこと、一般の通り名「デコポン」で知られる、不知火(しらぬい)など、かんきつの実践的な栽培方法を学んでいただければと考えております。
 各コースの概要を少し具体的に申し上げて参りますと、まず、「中核的人材育成コース」では、経営体として独立就農を目指す方を対象とさせていただきまして、1年間の研修期間を通して、かんきつの栽培技術はもちろんのこと、6次産業化のための食品加工や販売、経営までを学べるカリキュラムといたしたいと考えております。
 また、あわせて受講後の就農先につきましては、「徳島県かんきつ人材育成協議会」によりまして、園地、また住居情報の提供など、円滑な就農に向け支援をいたして参ります。
 次に「特定技術力向上コース」におきましては、既に就農している方も対象といたしまして、かんきつの栽培技術について、もっと深く高度に学びたいといった御要望に応える、リカレント教育、学び直しができるように、土壌肥料や病害虫防除、せん定などの科目から選択して選べる、カリキュラムといたしたいと考えております。
 開講につきまして、「特定技術力向上コース」が来年3月、「中核的人材育成コース」がその翌月となる4月を予定しておりまして、募集人員につきましては、「中核的人材育成コース」が5名程度、また「特定技術力向上コース」については、10名程度といたしたいと考えております。
 募集期間につきましては、11月19日月曜日から来年の2月20日水曜日までの約3か月間といたしまして、県内外で開催をされる移住フェアでのPRや、空港でのパンフレットの配布などによりまして、広く、県外からも受講生を募りたいと考えております。
 ぜひ、多くの皆様方に「徳島かんきつアカデミー」の門をたたいていただきまして、徳島が誇る三大香酸かんきつ、すだち、ゆず、ゆこうなど、代表事例がありますが、徳島の誇るかんきつの未来を支える担い手としてその第一歩を徳島から踏み出していただければと思います。
 私の方からは、以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

(幹事社)
 それでは、質問のある社の方は、挙手をお願いします。

このページに関するお問い合わせ
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電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
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