文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

平成30年11月12日 定例記者会見 項目別

徳島阿波おどり空港「水素ステーション」の開所について(説明)

(幹事社:司会)
 よろしくお願いします。

(知事)
 おはようございます。今日は、私の方から、1点発表させていただきます。「徳島阿波おどり空港『水素ステーション』の開所について」であります。
 地球温暖化対策の切り札である「水素」につきましては、昨年12月、国において、我が国の水素社会実現に向けた将来ビジョンを示す「水素基本戦略」が策定されたところであります。
 また、本年10月23日には、21の国・地域・機関の代表が一堂に会しまして、世界初の、閣僚レベルでの水素利活用の拡大に向けた議論を深める「水素閣僚会議」が開催されました。そして、この中で供給コストの削減に向けました技術協力や基準・規制の標準化、サプライチェーンの構築などについて、各国間の共通認識を図る「東京宣言」が採択されたところであり、2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機といたしまして、水素エネルギーの飛躍的な普及拡大に向けた取組みは、大いに加速しているところであります。
 本県におきましても、「地方から水素社会の早期実現」を目指し、平成27年度に、全国に先駆け「水素グリッド構想」を策定し、これまで、「中四国初の自然エネルギー由来水素ステーション」の設置や「四国初移動式水素ステーション」の導入、全国トップクラスである「燃料電池自動車」の公用車導入など、水素の普及拡大に向けた取組みを率先してきたところであります。
 昨年12月には、空の玄関口「徳島阿波おどり空港」において、「運輸部門」における脱炭素化の第一弾といたしまして、日本航空株式会社、徳島空港ビル株式会社、徳島県の3者によります「環境分野における連携・協力協定」を締結したところであります。
 そして、この度、この協定を具現化する取組みとして、「徳島阿波おどり空港」に整備を進めて参りました本県で2カ所目となる「自然エネルギー由来水素ステーション」が完成し、来たる11月19日月曜日に、「開所式」を執り行う運びとなりました。
 ということで、
<パネル「地方空港発!自然エネルギー由来水素ステーションと燃料電池フォークリフトのセット導入」を掲示>
こういう感じです。県庁の所にもありまして、既に県民の皆さんもおなじみだと思います。
 そして、燃料電池フォークリフト。そしてこれを自然エネルギー由来ということで、空港ビルの屋根の所にあります太陽光発電パネルで、発電した電気でもって水素を作るということです。
 ということで、このステーションにつきましては、空港施設の屋上に設置いたしました太陽光発電によりまして、水を電気分解し、水素を生成するものでありまして、ここで生成される水素は、「温室効果ガス」を一切排出することがない、まさに究極の「クリーンエネルギー」であります。
 これによりまして、地方空港では全国初の「自然エネルギー由来水素ステーション」と「燃料電池フォークリフト」の「セット運用」が、本格的に開始されることとなりまして、開所式の当日は、テープカットの後、ステーションからの燃料電池フォークリフトへの水素充填及び操作のデモンストレーションも行う予定といたしております。
 また、この機会にあわせまして、11月17日土曜日から12月5日水曜日の間、空港1階到着ロビー前において、県主催によります「燃料電池自動車の展示」をはじめとする「水素エネルギー普及啓発展」も開催することといたしておりますので、この機会に、ぜひ多くの県民の皆様に御覧いただければと思います。
 今後とも、来たるべき水素社会の到来を、県民の皆様方に、いち早く実感していただくことができるよう、官民一体となって、脱炭素社会実現に向け、着実に取り組んで参ります。
 私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。

(幹事社)
 それでは、質問のある社の方は、挙手をお願いします。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議