〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
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(幹事社:司会)
よろしくお願いします。
(知事)
おはようございます。今日は、私の方から、1点発表させていただきます。「徳島阿波おどり空港『水素ステーション』の開所について」であります。
地球温暖化対策の切り札である「水素」につきましては、昨年12月、国において、我が国の水素社会実現に向けた将来ビジョンを示す「水素基本戦略」が策定されたところであります。
また、本年10月23日には、21の国・地域・機関の代表が一堂に会しまして、世界初の、閣僚レベルでの水素利活用の拡大に向けた議論を深める「水素閣僚会議」が開催されました。そして、この中で供給コストの削減に向けました技術協力や基準・規制の標準化、サプライチェーンの構築などについて、各国間の共通認識を図る「東京宣言」が採択されたところであり、2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機といたしまして、水素エネルギーの飛躍的な普及拡大に向けた取組みは、大いに加速しているところであります。
本県におきましても、「地方から水素社会の早期実現」を目指し、平成27年度に、全国に先駆け「水素グリッド構想」を策定し、これまで、「中四国初の自然エネルギー由来水素ステーション」の設置や「四国初移動式水素ステーション」の導入、全国トップクラスである「燃料電池自動車」の公用車導入など、水素の普及拡大に向けた取組みを率先してきたところであります。
昨年12月には、空の玄関口「徳島阿波おどり空港」において、「運輸部門」における脱炭素化の第一弾といたしまして、日本航空株式会社、徳島空港ビル株式会社、徳島県の3者によります「環境分野における連携・協力協定」を締結したところであります。
そして、この度、この協定を具現化する取組みとして、「徳島阿波おどり空港」に整備を進めて参りました本県で2カ所目となる「自然エネルギー由来水素ステーション」が完成し、来たる11月19日月曜日に、「開所式」を執り行う運びとなりました。
ということで、
<パネル「地方空港発!自然エネルギー由来水素ステーションと燃料電池フォークリフトのセット導入」を掲示>
こういう感じです。県庁の所にもありまして、既に県民の皆さんもおなじみだと思います。
そして、燃料電池フォークリフト。そしてこれを自然エネルギー由来ということで、空港ビルの屋根の所にあります太陽光発電パネルで、発電した電気でもって水素を作るということです。
ということで、このステーションにつきましては、空港施設の屋上に設置いたしました太陽光発電によりまして、水を電気分解し、水素を生成するものでありまして、ここで生成される水素は、「温室効果ガス」を一切排出することがない、まさに究極の「クリーンエネルギー」であります。
これによりまして、地方空港では全国初の「自然エネルギー由来水素ステーション」と「燃料電池フォークリフト」の「セット運用」が、本格的に開始されることとなりまして、開所式の当日は、テープカットの後、ステーションからの燃料電池フォークリフトへの水素充填及び操作のデモンストレーションも行う予定といたしております。
また、この機会にあわせまして、11月17日土曜日から12月5日水曜日の間、空港1階到着ロビー前において、県主催によります「燃料電池自動車の展示」をはじめとする「水素エネルギー普及啓発展」も開催することといたしておりますので、この機会に、ぜひ多くの県民の皆様に御覧いただければと思います。
今後とも、来たるべき水素社会の到来を、県民の皆様方に、いち早く実感していただくことができるよう、官民一体となって、脱炭素社会実現に向け、着実に取り組んで参ります。
私の方からは以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
(幹事社)
それでは、質問のある社の方は、挙手をお願いします。