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徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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(幹事社:司会)
それでは、知事の方からお願いします。
(知事)
おはようございます。今日は私の方から、1点発表させていただければと思います。
「’18(にせんじゅうはち)森づくりで広がる 協働の輪 in 神山FAB」ということであります。
本県が有する豊かな森林資源を次世代へいかに引き継いでいくのか、また、脱炭素社会その実現に大きな役割を果たす「カーボンオフセット」の推進のために、平成21年度から企業・団体の皆様、また、徳島・森林づくり推進機構、そして県が3者協定のもと推進して参りました「とくしま協働の森づくり事業」が今年で10年目を迎えることとなりました。
これまでに、所有者自らでは適切な管理が出来なくなった森林、1,860ヘクタールで、間伐や植栽を行いました結果、CO2吸収認定量は、累計で年間1万3千トンに達しておりまして、御協力いただいた企業・団体の数は、全国トップの140団体に達することとなりました。
この全国をリードする取組みを、さらに加速していくため、この度、もう一段、脱炭素社会につながる森づくりの意欲を高める新企画「FABとくしま」を開始することといたしました。
そもそもFABとは、Forest Activity Baseの略でありまして、100ヘクタール以上のまとまった森林に、複数の目的別活動エリアを設定した森林活動拠点のことでありまして、FABとくしまは、この森林活動拠点において、ホスト企業に、継続的に整備に関わっていただく新しい取組みであります。
さあ、じゃあ、これからかということでありますが、もう既に、8月2日に開催いたしました、「平成30年度とくしま森林(もり)づくり交流の集い」におきまして、神山町と上勝町にFABを設定させていただきまして、「“FABとくしま”森づくり宣言」を行ったうえで、神山町おきましては、徳島ロータリークラブの皆様方が、上勝町おきましては、徳島銀行の皆様方に、森林整備の推進役のホスト企業になっていただいたところであります。
その具体的な取組みの第1弾が、「’18森づくりで広がる 協働の輪 in 神山FAB」となるところであります。
少しこのパネルをご覧をいただければと思います。
<パネル「’18 森づくりで広がる協働の輪in神山FAB」を掲示>
全体には、ちょうど神山町のここ上分(かみぶん)ですね。鮎喰川源流となりますということで、これを少し拡大すると、こんな形になって、これをそれぞれ5つのエリアに分けて行っていただこうというものであります。
少し、御説明を申し上げていきたいと思います。
「神山FAB」におきましては、徳島ロータリークラブの皆様方に御協力をいただきまして、今も申し上げました鮎喰川の源流、神山町の上分の約450ヘクタールの森林を、キャンプなどで訪れた方が景観を楽しむ渓畔林(けいはんりん)エリア、また、針葉樹と広葉樹が混交する多様な森林エリア、また、品質の高いスギの大木の育成をすることを目指す大径材育成エリアなど5つのエリアに、目的に応じた約130ヘクタールの間伐や植栽を実施をいたして参ります。
来る9月8日土曜日となりますが、協働の森パートナー企業の皆様方15社、そして約150名の皆様方によります植栽ボランティアとあわせ、「四国山岳植物園岳人(がくじん)の森」におきまして、地域の方々を加えた約200名の皆様方によります交流会を開催し、森づくりの輪を広げて参りたいと考えております。
また、このイベントでは、徳島大学生物資源産業学部3年生の学生5名の方々に、課題解決型インターンシップとして御参加をいただきまして、100年後の森林づくりをテーマに、様々な角度から調査・検討を行っていただきますとともに、地域交流会では、学生の皆さん方が企画をしたイベントも実施していただきます。
今回の活動を皮切りにいたしまして、徳島ロータリークラブの皆様方にはホスト企業として、これから5年間に「森づくり活動への参加者1,000名」を目標として活動していただく計画となっておりまして、今後、地域住民の皆さん、学生さん方、企業・団体など、多くの皆様方の御協力のもと、森の力による脱炭素社会と循環型社会の実現に向けまして、「協働の森づくり」を、さらに大きく発展をさせていければとこのように考えております。
私の方から今日は、1点です。どうぞよろしくお願いいたします。
(幹事社)
発表事項について、質問のある社はお願いいたします。
発表事項以外で、質問のある社はお願いいたします。