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(幹事社:司会)
それでは、よろしくお願いします。
(知事)
それでは私の方から、今日は1点発表をさせていただきます。
平成30年度徳島県総合防災訓練の実施についてであります。
今年の徳島県総合防災訓練は、平成30年7月豪雨の際、愛媛県の宇和島市などへの支援を通じて得ました、受援体制、つまり、応援を受ける、受け入れる体制ということですが、受援体制の強化や、生活に欠かすことのできない水の確保といった課題を踏まえ、地域防災力のまさに充実強化を主たるテーマとさせていただきまして、防災の日、また震災を考える日でもあります9月1日土曜日、西部圏域での訓練を主体として実施をいたしたいと思います。
ということで、まず図面ですね。
<パネル「平成30年度徳島県総合防災訓練」を掲示して>
こういう形で、県下全域で行わせていただきまして、今、申し上げたように、主会場は、西部圏域ということで、西部健康防災公園にて。そして、副会場として、池田支援学校美馬分校、また、もうひとつの副会場が足代小学校ですね。そして、分会場を4つの病院、県立3病院とホウエツ病院のこうした形。それからさらに、南の方には、南阿波ピクニック公園ということで、県下全域を会場として行わせていただきます。
ということで、もう少し詳細に申し上げていきたいと思います。
まず、訓練の全体像としては、主会場、今も申し上げた、西部健康防災公園の今春完成をいたしました西部防災館本館及び吉野川河畔ふれあい広場にて。また、副会場を、美馬市の県立池田支援学校美馬分校と、東みよし町の足代小学校といたします。また、分会場を病院などとなるわけでありますが、県立の中央、三好、海部の3病院、そして、美馬市のホウエツ病院、また、海陽町の南阿波ピクニック公園に設置をいたします。
今回の訓練では、中央構造線・活断層地震によりまして、西部圏域で、多数の家屋の倒壊や孤立地域が発生をした 、また、南海トラフ巨大地震によりまして、沿岸部では、液状化、津波による家屋損傷流出が発生したとの想定で実施をいたします。なかなかハードなことですよね。
訓練におきましては、自衛隊、警察、消防など防災関係機関の皆さま方をはじめ、災害時における協定締結団体、病院、住民の皆さま方など、合わせて170機関、1,200名の皆さま方に、ご参画をいただく予定といたしております。
以下、具体的にもう少し申し上げて参ります。西部圏域におきましては、孤立の可能性のある全集落との無線通信訓練を、孤立地域からのヘリによる救出訓練、また県トラック協会の皆さんと連携した支援物資の搬送訓練、また、地元消防団、自主防災会などによります救出救助訓練などを実施いたしますとともに、地域の皆様のご参画を得まして、ライフラインですね、その確保や、避難所のQOL、質の向上を図る、給水車の配置、及び入浴施設の設置、快適な仮設・洋式トイレや、阿南光高校の生徒の皆様方が開発されましたバイオトイレの設置、住民の皆様が、自ら快適性を追求する避難所の構築運営、そして、住民やボランティアの皆さんと連携いたしました福祉避難所の構築運営といった訓練を実施いたします。
また、南部圏域におきましては、災害拠点病院となります海部病院へのDMATの空輸、負傷者のヘリ搬送など、大型ヘリによります災害対応部隊、また車両、物資の輸送訓練を実施いたします。何と言っても、海部病院、高台移転をしただけではなくて、ツインヘリポートを持つ、南海トラフ巨大地震を迎え撃つことを前提として高台移転をさせていただいておりますので、この機能をフルに活用したいと考えております。
さらに、災害時の受援体制の強化のために、自衛隊、消防などによります応援部隊の受入れの場所や、活動内容、地域などの調整、DMATの配置、拠点病院への配分調整など、発災直後の厳しい状況を想定した訓練といたしたいと考えております。
また、あわせて、主会場となります西部健康防災公園では、海上自衛隊、陸上自衛隊と赤十字奉仕団によります炊き出し、また、防災に関する展示・体験コーナーの設置など、県民の皆様方にも興味を持って、そして、防災を学んでいただく工夫を凝らしていきたいと考えております。
ぜひ、多くの県民の皆様方に、ご参画をいただきますよう、そして、平時から災害時を、しっかりと考える、防災訓練としていければと考えております。
私の方からは、以上1点です。どうぞよろしくお願いをいたします。
(幹事社)
発表事項について質問のある社はお願いいたします。