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平成30年8月6日 定例記者会見 項目別

ジェネリック医薬品について(質疑)

(徳島新聞社)
 ジェネリック医薬品の重点地域に徳島が選定されたことについての受け止めと、ずっと最下位が続いていることについての課題についてお願いします。

(知事)
 この後発医薬品、ジェネリック医薬品。いまはかなりこのジェネリック。製薬会社の皆さん方の技術も高まってきたということで最初に創薬、最初に薬を作ったその成分といいますか、その効能とそう変わらなくなってきたんではないか。これをどんどん医療現場で使うことによって、当然これは値段がかなり安くなるということでありますので、どんどんどんどん増高をしていく医療費を抑えていく事に役立てるべきだ。ジェネリックをもっともっと使おうとした点が、今日本国として進めているということなんですね。そうした中ジェネリックの使う率というものが徳島県は全国最下位となっております。
 これはかつて指摘をされたことはある訳ですが、かつてはジェネリックがまだ先発薬といわれる最初の創薬と同じ効能までは難しいんではないか。こうした点もよく言われ、お医者さんの世界では中々ジェネリックを使いたがらないとした傾向も強くかつてはあったんですね。そして、徳島はなんといっても、多くの製薬会社の皆さん方が昔からあった。今では、世界の企業となった大塚グループもその一つでありますが、実は、昔では大塚さんよりも有名なところがたくさんあった。あるいは県外に、大阪などに本社を構えている。あるいは、その関連会社として本社が徳島にある。こうしたところの製薬団地、川内の方にありますけどね。こうしたところにたくさんあるわけでありまして。そうした意味では非常に効きのいい最初の創薬、先発薬ですね。これがどんどん作られるエリアということもありまして、お医者さんの皆さん方も、やっぱり、ジェネリックというところがあったんですよね。
 しかし、ジェネリックの効能がかなり上がってきた。また、国を挙げて、やはり、医療費増高。特に、薬価の部分でなんとか抑えるということになってくれば、やはり効能が先発薬と変わらなくなってきたとみなされる。そうしたジェネリックについては、やはりこれは国の方針通り使っていこうと。もちろん、あらゆる分野でというのは、お医者さん達がそれぞれご判断をいただくところではあるわけなんですけどね。そうした意味で、県としも、しっかりとこれを進めていこうと。これに対して厚生労働省の方から、やはりジェネリックの使用率が下位のところに対して重点支援を行うということで、助成などもいただきながら国とともにこのジェネリックをいかに普及をしていくのかも進めているところであります。ただ、昨今、ジェネリックがどんどん有名になって広がってまいりますと、同じもの同士の中の成分比較、こうしたものもマスコミの皆さん方を中心にされるようになってまいりましてね。時にはその中の部分がかなり中国から入ってる。そこに問題があるという指摘があったりする場合もありまして。こうした点も、ジェネリックがようやく人口に膾炙(かいしゃ)されてからこそといったことではありますけどね。
 こうした点については、医師会の皆さん方も非常にアンテナを高くされているところでありますので、こうした状況もしっかりと把握をしながら、まずは国とともに進めるとともに、なんといっても県民の皆さん方の安全安心を第一にしていかなければならないということもありますので、同時にアンテナを高くして、対応を進めていきたいと考えております。

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