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平成30年8月6日 定例記者会見 項目別

オープン半年を迎えたターンテーブルについて(質疑)

(徳島新聞社)
 いま、ターンテーブルの話があったんですが、あわせて、半年を経過したということで、今後への課題はどのあたりにあるとお考えでしょうか。

(知事)
 はい、今、既に今年2月オープンしたところでありまして、今お話がありましたように、半年ということになりました。奥渋谷に徳島という名前を冠しないターンテーブル。しかし、中に入ってみると最初にくぐるのれんから藍染めののれんでありますしね。ホテルのカウンターのところは青石でありますし、至る所に置いてあるインテリアの机は神山の杉などを活用したね。また2階のレストランに行きますと、壁紙は、どこかでみたことあるな、この花。すだちの花ですよね。
 ということで、皆さん方がいながら、これ何、徳島なんだということを分かっていただいて、特に奥渋谷。世界中のそれぞれの国に対して影響を持つインフルエンサーが集う地と。こうした皆さん方今たくさんおいでていただいている。私も何度かお邪魔をしたことがありますし、会を開いたこともあるわけですけど、おいでになる人たちの半分以上は実はどう見ても海外の人たちなんですね。それでシェフの皆さん方やウエイターの皆さんから聞いてみると、いや、常連客ですということでカウンターの席から埋まっていくというのがターンデーブルの一つの特色なんですよね。
 ということで、多くの国内外の皆さん方に集っていただいている。特に宿泊の点についても基調が藍色となっているところでありましてね。海外の皆さん方が好みますコンドミニアムですね。日本では二段ベッド的なものというのは、あんまり好まないですけどね。もちろん普通の二段ベッドではないんですけどね。個室感覚のある二段ベッドみたいになったコンドミニアムです。こうしたところから埋まっていくと。もちろんシングルであったり、ツインであったりするところもあるわけなんですが。宿泊の稼働率も約7割近くになってきていると。もちろんカテゴリーによってかなり差があるわけなんですけどね。
 また、レストランの方の利用というのも当時の想定以上に多くの皆さん方にお越しをいただいているということでありますので、これから課題といった点では、スタート半年ですので、やはりどんどんどんどん、そうした意味では知っていただくというのが重要なんではないだろうか。
 特に、県民の皆さん方が予約をしていただいて、ネットで決済をせずにホテルに行って決済をしていてだきますと、1割引であったり。あるいは、お接待カード。これは、県人の人達にはお使いいただけないんですがね。お接待カードですんで、一緒に連れて行っていただいた県外の人とかね。そうした人たちにはワンドリンクサービスとなるわけでありますが。こうした特典なども用意をさせていただいておりますので。県内の皆さん方にもご活用いただいて。よくお聞きするんですよね。今度東京で会合をやろう思うんだけどターンテーブルでやりたいと思うと、どうだろうかと。いやいや、ありがとうございますと。こうした話もいろんな場面でお聞きをいたしますので、ぜひ東京で何か会合を催すという場合であればターンテーブルを。
 そして、ほとんどの食材が徳島産でありますので、徳島の方々であればこれはどんな食材だというのが、逆にお一人お一人が説明をしていただけるんではないか。説明者になれる。歩く広告塔になっていただけるということですのでね。ぜひそうした県内の皆さん方が活用していただく、ということも一つのこれからの大きなテーマになってくるんではないのかなと思っています。
 それからもう一つあるのが、ターンテーブルに来ていただくというだけではなくて、発信拠点。もちろんここはマルシェとして1階のところには徳島産の様々なものを販売をしているわけなんですが。それに加えて、冷凍冷蔵のそれぞれ大きな保冷庫を持っておりまして、ここに航空便で届いた徳島の食材、旬の食材が揃ってるわけで。近隣の徳島のいわゆる産品を活用するレストランの皆さん方に提供をする場ということにもなっておりまして。逆にいうとターンテーブルが万が一、ある品種が足りない場合には、そうしたところがたくさん仕入れていてくれた場合は、そちらから逆に回していただくということも今後はしていこうと。お互い、相互融通をすることによって徳島の新鮮な旬の食材が東京一円にたちどころに手に入る。もちろん、徳島の物を出していただけるところということですかね。こうしたレストラン、そうしたところのネットワークというのも、これから東京オリ・パラに向けて、どんどんどんどん海外から人が来られる。特に来年はラグビーのワールドカップ。徳島は、あの強豪ジョージアの事前チームキャンプ地が決まったところでありますけどね。大関栃ノ心のお国ですよね。これから国際大会が来年のラグビーワールドカップ、再来年の東京オリ・パラ、そして徳島県も会場となる2021年の関西ワールドマスターズゲームズと。そうした意味では、全国、どんどんどんどん海外から来られるインバウンド。また、国際大会に来られる皆さま方に、絶好の機会を逃すことなく、いかにさらにPRをしていくのか。こうしたところがポイントになるんではないか。
 ただ、ターンテーブルのPRの仕方は少し、一風変わってると。普通だったら、徳島徳島っていろんなところに書くのが普通、今までのパターンなんですが、そうではなくて、じわっと。そして、一度それを味わった人は、その人自らが徳島の歩く広告塔になっていただく手法を採っておりますんでね。こうした手法がどのように今後発展をしていくのか。こうしたところも期待であり、課題であると。このように思っています。以上です。

 
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