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平成30年7月30日 定例記者会見 項目別

四国横断自動車道徳島東IC(仮称)~徳島JCT間の工事について(質疑)

(徳島新聞社)
 四国横断自動車道についてですが、NEXCO(ネクスコ)が整備している区間について工事が遅れているということで、先週25日に連絡会議が開かれましたが、これについての知事の受け止めをお願いします。

(知事)
 はい。今、ご質問がありましたように、7月25日に四国横断自動車道連絡会議を設置したと、そして関係機関での情報共有を行っていこうという話になっていますね。その時に今ご質問があったようにNEXCO西日本の方から、特に徳島東IC(インターチェンジ)~徳島JCT(ジャンクション)間において難工事の部分があると。それがどこかと言うと、吉野川の渡河部分ですね。ここの橋梁工事が想定以上の難工事となっているんだと。そして工事工程に影響を及ぼす可能性があるための検証を行うというお話がありました。
 確かに我々としては平成31年度徳島ジャンクション~徳島東インターチェンジまでは、開業ということが国の方から発表になっているところでもありますので、工事の安全性は第一になるわけですけど、工事の安全性をしっかりと確保していただいて、所期の目的、目標である平成31年度の完成といったものについて、強く要請させていただきました。
 ただ要請するだけでは難工事なんだというお話があるわけですから、工事の円滑な執行に当たって、徳島県として必要となる、例えば調整であるとか、協力であるとか、こうしたものは惜しみませんからということは、当然言わせていただいた。こういうことです。

(徳島新聞社)
 これは平成31年度の開通が遅れるとなると、かなり影響があると思いますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。

(知事)
 実は、これは徳島東インターチェンジだけの問題ではなくなるんですね。これはつながってて、徳島東インターチェンジを境としてそこから北側は有料道路区間、南側がいわゆる新直轄区間。国土交通省が事業主体で、我々徳島県も財源負担をして行っていく。ということで、特に徳島県が造るインターチェンジで迎え打つんだということで、津田のインターチェンジ、地域活性化インターチェンジと呼んでいますが、こちらの開業も国の方から平成32年度という発表があったんです。ここにあわせて、南海トラフ巨大地震の津波被害を事前にと、正に先ほど事前復興と同じ概念なんですけどね。海岸縁にある、それぞれの企業、工場を引き受ける。津波が来ても安全な工業団地を津田の貯木場のところに造ることによって、その後背地となる津田の町を、陸の防潮堤として工業団地を高くして、津波に備える。そして、ここへ新たな安全な工業団地として移ってきていただく。それとあわせてそこに津田のインターチェンジを造る。この三位一体で進めていく。ここに影響がしてくるんです。おそらく、あそこが31年度が難しい、伸びますよということになると、津田の開業はどうなるんだ。もちろん必ず100パーセント津田が32年度遅れるということにならないと思うんですけど。しかし影響が出る可能性がある。今回津田がどうという話は出ていないところですけど、そういったことで我々としては今申し上げたように、県としても最大限の協力をさせていただくので、確かに難工事ということで、強風であるとか、高波であるとか昨今の異常気象がたいへんありますので、そうした意味では作業の中止がどんどん出てしまう。これはよく分かるんですよね。
 しかし、何とかそうした点についても、最新の技術を活用して、何とかこの難工事を乗り越えていただきたいなというのが正直な気持ち。
 しかし、昨今のこの異常気象を考えると、確かにこれは難工事だなと今になって思えば思うという面もあります。

(幹事社)
 その他質問事項はありますか。それでは記者会見を終わります。ありがとうございます。

(知事)
 では、よろしくお願いします。

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