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(徳島新聞社)
ドイツのカヌー代表チームの件ですが、まずカヌーについてなんですが事前キャンプに向けて、決めていくスケジューリングというか見通しについて教えていただけますか。
(知事)
今も申し上げましたように、まず今年このキャンプを行うと、代表チームが来るということで、今度は、代表チームの皆様方に、まさに、徳島の環境の良さといったものを実感いただくということが、まず大きいこと。そして、さらに引き続いて、来年2019年も、今度は、トレーニングキャンプとして、ちょうど東京オリ・パラの1年前。そして、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプということで、こうした形で、実際に具体的なキャンプを進めていく中で、事前キャンプという形に持っていく。こうした手順ということになりまして、このことを取り決めたのが、今回の覚書ということになります。
ちなみに1点申し上げておくと、今回の覚書については、立会人として日本のカヌー連盟成田会長さんにも、立会人としてのサイン、つまり、日本国としても、競技連盟ってことですけどね。そういった形をバックアップいただいているということになります。
(四国放送)
トレーニングキャンプというのは、要は本番に向けた練習で、何人ぐらい、どのくらいの期間来るっていうのは、まだこれからということなんですか。
(知事)
そうですね。今、お話があったようにトレーニングキャンプでの詳細はまだ決定はしておりません。というよりも今年まだ来られますのでね。そうしたもので、おそらく決めていくんではないのかなとこのように思っております。
(徳島新聞社)
事前キャンプについて、確実に決めるのはいつごろになるんですか。
(知事)
そうですね。おそらく、今年、まず、来ていただいて、そうしたものを見てというのも大きな弾みになるんではないか。もちろん、どのタイミングにっていうのはね。まだ話があるわけではありませんので。とりあえず、そのキャンプにおいてのホップステップジャンプ。今年、そして来年がトレーニングキャンプ、そして、2020年が本番の事前キャンプと。そうした形で、どの段階で、そういった形に正式になるのかっていうのは、まあこれからということになるかと思いますけどね。
(NHK)
重複になるかもしれませんけども、知事として、このキャンプが決まった感想といいますか、それがどういったことを意味しているのか伺うこと出来ますか。
(知事)
今回は、カヌーということですけどね。先般は柔道ということで、もう一つあるのが、ハンドボール。ハンドボールはドイツ男子の代表チーム、今は世界ランキング第1位。日本のナショナルチームはいつもオファーをするんだけど、一度として試合をやっていただいたことがない。しかし、今回、徳島からの提案で、6月13日アスティ徳島でドイツ代表と日本代表男子チームがやる。その後に東京でと。
これはハンドボール日本の史上初のことということになるわけでして、そうした意味では、やはり調印がビシッとまずしてからっていうことではなく、実際に様々な催し、あるいは、トレーニング、試合こうしたものを行うことによって、選手の皆さん方にも、徳島の環境こうしたものを体感をいただいて、「ああ、これなら自分たちが十分オリンピックに向けて実力を発揮する、できる。そうした環境なんだ」というものを、まあ実感をしていっていただく。そうした手順の大きなひとつなんだとこのように思っております
(NHK)
県民にとっては、いろんなドイツのチームが来るということになってくると思いますが、機運醸成といったものに期待することはございますか。
(知事)
というのは、もうすでに、6月13日のアスティ徳島で行われるドイツ代表と日本代表の試合っていうのは、多くのハンドボールファンの皆さんはもとより、そのご家族、あるいは、球技に関心のある皆さん方、あるいは、必ずしも球技に関心がなくても、世界ナンバーワンのチームが来るんだということで、多くの関心がね、非常に高まっている。
実はこの大会の前、発表の時にも申し上げたんですが、徳島県はっきり言ってハンドボールのレベル、全国的には低いところだったんですね。しかし、高校のハンドボール、四国代表で出ていくもんですからほとんど出れない。でも出れる手法があるんですね。それは開催地になれば、開催地枠で出れるということで、3年連続で市立体育館で、高校のハンドボール大会、これを全国大会やったんですね。そうしたことによって1校だけがじゃなくて、2年次目から四国大会ブロックも勝ち抜いて2校出れるという形で、実はハンドボール熱、あるいは、ハンドボールのレベルが上がってきたと。これ高校生の全国大会の誘致なんですよね。ましてや、その上の大学であったり、社会人であったり、あるいは、世界的なプロも。
すでに昨年は、ニーダーザクセン州友好提携10周年ということで、実は、ニーダーザクセン州に女子のハンドボールブンデスリーガ1部のチームがあるということで、この皆さん方においでいただいて、エキビションマッチをしていただいたり、指導していただいたんですよね。今回は、ドイツナショナルチーム男子と世界ナンバーワン。と、こうしたことが続いて行くことによって、当然ハンドボールをやろうと、あるいは、やっているというね。次の時代の日本のハンドボール球技界を担う皆様方にとっては、またとない指導をいただく、あるいは実践を見る機会、そして多くのハンドボールファン、いやいや、ハンドボールに今までに関心がなかったよっていう皆さん方が、マスコミの皆さん方が報道していただくことによって、そんなすごいチームが来るんだったら、見に行こう。これを機会にハンドボールしっかり見てみようよ。
実は、ハンドボール男子宮﨑選手っていうね、スター選手。それまで全然みんな知らなかったのに、ちょうどドーハっていうかね、イスラム国でハンドボール強いですよね。王様や王子様がみんな会長をやったりしてるんですから、疑惑の判定なんていうところで非常にハンドボール人気が高まって、あれ以来、宣伝でもよくハンドボール見るようになったじゃないですか。
ということで、今やそうした日本でもハンドボールの認知が高まっている。そうした中で、徳島世界トップクラスの様々な試合、あるいはそうしたキャンプが行われるっていうことは、当然、将来アスリートとして目指していくみなさん、あるいはやってみようという人を招き入れる。そして県民の皆さんのスポーツ熱を高める絶好の機会だとこのように考えております。
(朝日新聞社)
那賀町の川口ダム湖が場所となることについての意味合いと言いましょうか、どのあたりが評価されているのかなというところはどうでしょうか。
(知事)
実は、ここからオリンピック選手も輩出を徳島県としてはね、三馬選手たちしているわけなんですね。那賀高には当然若鮎寮、ちゃんと寮もあって、カヌーをやりたいという選手はここに来れると。そしてちょうどダム湖がある静水域なんですよね。
実は似たような環境が、今年、アジア初となる第30回の記念する世界選手権大会の行われるウェイクボード。池田湖ここもやっぱり静水域。つまり、波が立たないということなんですよね。
だからそうした意味では、この環境、那賀川のこの川口ダム湖っていうのはカヌーにはもってこいということで、我々としても、さらにこれをしっかりと整備をして、世界水準に高めていく。
つまりドイツのカヌー代表の皆さん方がそこでキャンプをする、あるいは、事前キャンプ地になっていくっていうことは、当然、世界最高峰の水準ということを彼らが立証をしてくれるわけでしてね。まさに、我々にとってみると、東京オリ・パラ、そしてドイツをホストタウンにする徳島ということで、やっぱりそれをレガシーとして、カヌーのレガシーをこの那賀川静水域に残していく。
これからはおそらく色々な大会の誘致というものも、可能になってくるんではないのかな、そうした期待もされるわけですし、これからどんどんね、カヌーも日本では先のオリンピックで初めてメダリストも出ましたからね。これからカヌーも人気種目になってくんじゃないかということでは、非常にタイミングがいいんじゃないかということで、名前も「レガシー」っていうのをつけているところですけどね。まあこうしたところを多くの県民の皆さんにもぜひ訪れていただいて、ドイツの代表チームのそうしたキャンプ、ぜひ見ていただきたいなと思っています。そして、一人でも多くの皆さん方がカヌー競技に参画をしていただく。そして国体で、ね、そうした点でも、点たくさんとってくれるとありがたいなと思うんですけど。最後の方ちょっと声が小さくなっちゃいました。
(徳島新聞社)
台湾の野球とネパールの事前キャンプの誘致について、見通しはいかがでしょうか。
(知事)
台湾の方については、もう今年、張泰山(チャンタイシャン)選手ですね、元インディゴソックスにおられたわけでありますが、彼をカウンターパートとして野球のまち阿南、阿南の皆さん方とともに、しっかりとこれを進めていく、そうした大会も今年予定をされております。
あと、ネパールの方については、まだ具体的に向こうの全体の協会の会長さんであるとか、あるいは、日本ネパール協会の窓口の先方の会長さんとかお越しをいただいて、ぜひ、ネパール、彼らからは来たいという話なんですよね。というのは、カトマンズいわゆる日本でいうと東京、首都に当たるわけでありますが、大きな地震でメインとなるスポーツ施設がほとんど崩壊してしまった。なかなかその復旧がままならないって言うことで、彼らとしてはもう2020年というよりはその前、あるいはっていう感じでね。その2年前ぐらいから対応できないだろうか、なんていう話はあって、持って帰られたんですけどね。その後また連絡はいただいておりません。まあ向こうの方でいろいろご検討されてるんではないか。もちろんネパール国におけるスポーツ施設の復旧復興、これらの速度も合わせて考えられているんではないかと思っています。
(幹事社)
ほかよろしいでしょうか。
発表事項以外について御質問のある社はお願いします。