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(司会)
ただ今から、「2018 JAPAN CUP 徳島大会」の開催についての共同記者会見を始めさせていただきます。本日の「発表者」を紹介させていただきます。
日本ハンドボール協会 会長 湧永寛仁(わくながかんじ)様でございます。
(湧永会長)
<一礼>
(司会)
徳島県知事 飯泉嘉門知事でございます。
(知事)
どうぞよろしくお願いいたします。
(司会)
以上の皆様から発表させていただきます。
それでは、まず「飯泉知事」からコメントをお願いいたします。
(知事)
ハンドボール「2018 JAPAN CUP徳島大会」の開催について発表させていただきます。
本県におきましては、2020年に開催される「東京オリンピック・パラリンピック」に向けまして、ドイツを対象国といたしました「ホストタウン」に登録させていただいているところでありまして、ドイツ代表チームの事前キャンプ地誘致に取り組んできているところであります。
こうした中、ドイツのハンドボール代表チームの誘致では、日本ハンドボール協会の皆様方のご協力もいただきながら、本県と友好提携を結んでおり昨年10周年を迎えた「ニーダーザクセン州」のハンドボール協会を通じまして、「ドイツハンドボール協会」へ積極的にアップローチを続けてきたところであります。
また、昨年7月には、ニーダーザクセン州に本拠地を置き、ドイツ・ハンドボール・ブンデスリーガ女子1部に所属をする「ブクステフーデ・エスブイ」にご来県をいただいたところであります。そして、日本のトップチームと「2017とくしま国際ハンドボール大会」を開催するなど、東京や大阪ではない、ここ「徳島」におきまして、世界最高峰のレベルのプレイを間近に体感できる機会を創出させていただいたところであります。
そして先ほどは、こちらの日本ハンドボール協会の湧永会長さんと「2018JAPAN CUP徳島大会の開催に関する覚書」を締結させていただいたところでありまして、いよいよ今年6月となりますが、「ドイツ男子代表チーム」が来県し、「日本男子代表チーム」との熱い戦いが徳島で行われることが決定したところであります。
本大会では徳島県と日本ハンドボール協会が主催し、「2018年6月13日の水曜日18時30分から」アスティ徳島において、「ドイツと日本の男子代表戦」を行うところであります。
ちなみにこのドイツ男子代表チームでありますが、現在、「世界ランキング1位」でありまして、日本男子代表チームにつきましても、地元開催2020年東京オリンピックに挑む、まさに進化するチームとなっているところであり、「歴史的な一戦」が期待されるところであります。
今後、日本ハンドボール協会の皆様方と大会の開催運営に関する詳細協議を進めまして、5月にチケット販売を開始する予定とさせていただいております。また、「大会参加選手の情報」や「選手サイン会」をはじめとした「交流イベント」の開催につきましても、決定したものから、随時、情報を提供させていただきたいと思いますので、マスコミの皆様方にはご協力方どうぞよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
県といたしましては、世界トップアスリートと触れ合える、そうしたまたとない機会を通じまして、県民の皆様方に対し大きな夢と感動をお届けするとともに、本県を訪れていただくドイツ代表選手にとりまして、徳島の魅力が心に強く刻まれますよう、しっかりと準備を進めてまいりたいと考えております。
結びとなりますが、今回の大会開催にあたり、日本代表チーム派遣や大会開催へのアドバイスなど、様々な面において、ご協力いただいております、湧永会長さんをはじめといたします日本ハンドボール協会の皆様方に、改めて心から感謝を申し上げるところであります。
県民の皆様方をはじめ、県内外の多くの皆様方には、是非6月13日は仕事を早めに切り上げていただきまして、世界を間近に体感できる「2018JAPAN CUP徳島大会」にふるってご参加いただければと思います。
私の方からは以上です。よろしくお願いいたします。
(司会)
続きまして、「日本ハンドボール協会 湧永会長」からコメントをお願いいたします。
(湧永会長)
皆様こんにちは。日本ハンドボール協会の湧永寛仁と申します。平素は日本ハンドボール協会のご支援ご協力誠にありがとうございます。現在、日本ハンドボール協会は、来年2019に行われる女子の世界選手権及び2020年東京オリンピックに向けて日本代表の強化に注力しているところでございます。
その一環として、今年6月に男子のドイツ代表をお呼びいたしまして、JAPAN CUPをここ徳島で開催することが決定いたしました。この開催に際しましては、飯泉県知事をはじめ徳島県、徳島県ハンドボール協会、そして関係各社の方々の多大なご尽力いただきました。本当にありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
先ほどに飯泉県知事からお話がございましたように、ドイツというのは世界ランキング1位のトップのチームでございます。また、私の知る限り、このドイツ代表と日本代表の試合は初めての試合ではないかなという風に思ってるわけでございます。こうした試合を徳島で行えること、また徳島県と行えることは、徳島県とドイツの今までの長い歴史があったからこそという風に思っております。本当に感謝申し上げます。
また、その後ドイツ代表は、東京でも試合を行う予定でございます。また女子の代表もこの同じ6月に、高崎市でポーランド代表と試合を行う予定でございます。合わせてご報告させていただきます。このJAPAN CUPを期に、男子代表の愛称を募集する予定でございます。現在、女子の代表はおりひめジャパンという愛称がございます。皆様にも親しんでいただいてるわけでございますが、女子のおりひめジャパン同様、親しみやすくまた力強さを感じられるそうした愛称を寄せられることを期待しております。
そしてその愛称は男子代表の愛称は、徳島でのJAPAN CUPでお披露目ということで予定しております。日本ハンドボールにとりましても、非常に大きな盛り上がりになると期待してるわけでございます。
最後となりますが、日本ハンドボール協会にとりまして、今回のドイツ代表の試合を行われることは、多くの方々に夢と感動をお届けできる絶好の機会だと思っております。また、日本代表にとりましても強化という意味でも本当に多くのチャンスになるかと思っております。
そうした機会を与えていただきました飯泉県知事をはじめ、徳島県、徳島県ハンドボール協会の方々に厚く御礼を申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。
本当にこの度はありがとうございました。
(司会)
発表は以上です。
これより幹事社さんの進行で、質疑をお受けしたいと思います。よろしくお願いします。
(幹事社)
それでは、質疑応答を始めますので、質問のある社は挙手をお願いします。
(NHK)
飯泉知事と湧永会長それぞれに、今回の大会の意義についてお伺いしたいんですけども、まず飯泉知事には、東京五輪に向けた誘致の布石になるかと思うんですけれども、その点について意義という意味で伺いたいのと、あと湧永会長には先ほど締結式の時にお話しされてましたけれども、その世界ランキング1位の選手が来るという意味において、選手達だとか関係者にとってどういった意義があることなのかっていうのを、改めて教えてください。
(知事)
では、私の方からまず。徳島は国の定めるホストタウン、そして第一次指定がドイツ。これは先ほど湧永会長さんからもお話をいただきましたように、ドイツとの大変長いお付き合い、特に第一次世界大戦、板東俘虜収容所からということで、今年はベートーヴェン第九アジア初演の年と、これを日独両方がですね国家的な行事としてPRを日独両方で行っていこうと。その1番目が、2月12日に行われたベートーヴェン「第九」3,000人の大合唱となったところでもありました。こうしたものをバックボーンとしながら、やはりドイツの事前キャンプ地、今進めてるのはハンドボールをはじめとして、カヌー、柔道など、ニーダーザクセン州のスポーツ協会の皆さん方を通じ、ドイツのそれぞれの代表チームに誘致をどんどんオファーしてきていると。
そうした中で、このハンドボールにつきましては、昨年ニーダーザクセン州の皆さん方のご協力をいただく中で、女子ブンデスリーガの一部のチームが来られるということで、着々とこの代表チームの誘致に向けて「あゆみ」を進めてきている。
そうした中で、今回はいよいよドイツの男子代表チームが来られると。普通ですと東京とか大阪で大会をするといったものが、こうしたこれまでの働きかけ、あるいはあゆみの中で、徳島で大会を行うということになった。これはまさに2020年まずはハンドボールについての代表チームの誘致の大きな弾みになると、このように思っております。
もちろん、今回ドイツ代表チーム、ただ試合を行っていただくというだけではなくて、徳島県の魅力、もちろんキャンプ地として彼らがここで生活をしばらくするわけでありますので、そうしたおもてなし、また競技環境、練習環境ですね、こうしたものをしっかりと整えていく。その意味では、今日湧永会長さんにお越しをいただいた日本ハンドボール協会の皆様方のアドバイス、これまでもいただいてるとこでありますが、これが大変重要となってまいりますので、徳島県のハンドボール協会の皆様方共々ですね、しっかりと対応して、そして必ずやドイツのハンドボールの代表チームが徳島で事前キャンプを行えるような体制にしっかりと整えていきたいと、このように考えています。
(会長)
はい、それでは私の方から、今回のドイツ代表と戦うことの意義について、日本ハンドボール協会としての見解を述べさせていただきます。
もちろん私たち日本ハンドボール、日本代表としては、世界一位を目指しております。ただ、残念ながら今の日本代表は世界ランキングは22位というところで、そこにまだまだ大きく道のりは遠いというところでございます。
そうした中で、同じようなランキングのチームと試合をするというのも一つの考え方としてありますけれども、やはり1位と対戦をするということが非常に意味があるというふうに思っております。もちろん1位ですので、そこを倒せば1位という、そういう単純なものでもないわけでございますが、そうしたところと肌で実際に、選手はもちろんドイツ代表の試合はビデオとかでは見ているわけでございますが、実際にコートの上で世界ランキング1位と戦えるということは、これは2020年東京オリンピックに向けて非常に大きな、選手たちにとってもまたチームにとっても、日本ハンドボールにとっても、大きな大きな意味合いがあるというふうに思っております。
また、日本ハンドボールのファンの方にとっても1位のチームを実際に生で見られるということは、これも非常に大きな意義があるというふうに思っております。
もちろん、これも皆様方はテレビなどを通じて今だとネットなどを通じて見られるとこあるかもしれませんが、やっぱり生でそのスピード感を感じると、「あ、世界のハンドボールというのは、トップのハンドボールというのはこういうハンドボールなんだ」ということを見ていただくことは、これも日本ハンドボールにとって非常に大きな契機になると思っております。
そうした中で、私たちも徳島の方とともにですね、日本ハンドボール、日本代表の強化のみならず、日本ハンドボール盛り上げるという意味でそした大会につなげていきたいなというふうに思っております。ありがとうございました。
(徳島新聞社)
先ほど会長の方から、徳島での試合の後に東京でも試合をすると。それは、もしお決まりであれば、日程だとか対戦相手だとか、ドイツ代表チームのスケジュール教えていただけますでしょうか。
(会長)
日程は、6月の16日の土曜日に、ドイツ対日本の試合となっております。
(徳島新聞社)
男子。
(会長)
男子です。日本ももちろん男子でございます。
(徳島新聞社)
東京で行うと。
(会長)
東京です。
(徳島新聞社)
あと、先ほど会長の方から、把握されてる限りで日本とドイツは試合をされるのは初めてではないかと。これは、初めてということでよろしいですか。
(会長)
私の知る限り、初めてだと思います。ドイツが、東ドイツや西ドイツっていうのはあったかもしれませんが、ドイツが統合した後に試合をしたっていうのは、私の知る限りはないと思います。だから初めてだと思います。
(幹事社)
よろしいでしょうか。それでは質疑応答を終了します。