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平成30年1月22日 定例記者会見 項目別

平成30年度予算の方針について(質疑)

(朝日新聞社)
 今度の新年度予算の基本方針みたいなものを、もし知事がお持ちで、ちょっと気が早いかもわかりませんが、伺えればと思います。

(知事)
 まだ今日も保健福祉部の方をやる予定にしておりますので、まだ知事査定終了となっているわけではないんですが、地方創生、総合戦略、いよいよ5年計画の4年締めと。昨年、平成29年度がちょうど中間年ということで、地方創生、本格展開加速の年と、このように言わせていただきました。今度はもう折り返し後半となる2年ということですから、県民の皆さん方に地方創生良かったのかなと実感をしていただく、実感を得ていただくそうした2年にしていただく、その重要な第一年次目というふうになるかと思います。
 そうした意味では、この地方創生実感の年、こうしたものがひとつのイメージとして出でくるんではないかと思います。そして、当然、この地方創生と同時に、今、県民、国民の皆さん方の最大の関心事、心配事というのは、毎年のように大きな災害が起こっているんですね。例えば、昨年7月九州北部において、線状降水帯という初めて聞く気象用語、極端な集中豪雨が起こる。あっという間に、河床が上がって水浸しになって、しかも41名の尊い命が失われたところであります。
 また、その前の年には、発生確率が低い低いと言われていた活断層型の直下型地震が4月に熊本、なんと10月には鳥取県中部で相次いで起こる。こうなってくると、日本最大の活断層といわれる中央構造線を抱える徳島、四国としては、これは直ちにこの対応を進めなければならないということで、昨年の7月には被害想定を、打ち出しをさせていただきました。
 こうした点を考えると、南海トラフ巨大地震にしっかりと備える、迎え撃つ、中央構造線活断層型地震、また線状降水帯をはじめとする異常気象に対応するということになってくると、やはり県土強靱化を加速させていかなければいけないということで、県議会の皆様方が、県政史上初となる全会派の方から、公共事業をはじめとする維持管理など、こうした県土強靱化に結びつく予算、対前年比100億円以上載せるべきじゃないのか、加速をすべきじゃないのか、こうした提案をいただいたところであります。
 我々としては、ちょうど国が平成30年度の当初予算に合わせ、補正予算を編成されましたので、この大規模な補正予算をしっかりとこの県土強靱化に活かそうと、既に12月27日閣議決定がなされた後に、国土交通省の方にも各局長を訪ねたところでありまして、積極的にこの予算を確保していきたいと、このように考えておりますし、また維持管理についても、6年連続で増にしてきたところではあるわけですが、昨年は9月で補正も組んだところでありますので、これらについても、これまで以上に、これ公共事業の枠外ということになるわけですが、しかも起債措置といったものも、「徳島からの政策提言」ということでさせていただき、新たな地財制度がここにスタートを切るということにもなりますので、この維持管理についてもこれまでとは違う形で、より積極的に対応していきたいと、このように考えております。いわば、県土強靱化、加速をしていければと。これも大きな柱になってくるかと思います。
 もちろん、それ以外にも様々な分野であるわけでありますし、成果を実感していただくということであれば、「日本の中でも徳島がモデルだよ」と言っていただくものを、マスコミの皆さん方からも取り上げていただく、こうしたものを積極的に展開していく。
 そうしたものの中では、ちょうど国際ターミナルがオープンし、昨年の10月3日から9日の日本初となる「ラフティングの世界選手権」をはじめ、5年連続で世界選手権、あるいはキャンプ地の誘致ということになってきます。
 今年はその二年次目ということで、8月末から9月頭にかけ池田湖におきまして、アジア初となるウェイクボードの第30回記念大会世界選手権大会が行われるところであって、昨年のラフティングは22か国、今回のウェイクボードは今30か国が予定されています。
 そして来年はラグビーのワールドカップ、ジョージアのキャンプ地がさあどう決定されるか。
 そして、その翌年は東京オリ・パラ。ここは国の定めるホストタウン。もちろんベートーヴェン「第九」アジア初演の地とりなす縁とニーダーザクセン州とは昨年10周年となったところで、最初のホストタウンは、ドイツ。そして、徳島商業高校の皆さん方が、カンボジア日本友好学園の皆さん方のピンチを救った。現地にいよいよスイーツの工場も出来たということで、これがお互いの取りなす縁ということで、カンボジアが新たにホストタウンの対象となったところであります。また、ネパール・カトマンズでの大きな地震への支援を差し上げたということで、ネパールの皆さん方が是非徳島に行きたいというお話もいただいているところでしてね。こうしたキャンプ地がどう決まっていくか。
 また、そのキャンプ地の決まる過程の中で、それぞれのナショナルチームを招へいするということも考えられることでありますので、こうした世界とのスポーツ交流というものを加速化していくことができれば。
 そして五年次目は言うまでもなく、30歳以上の生涯アスリートの祭典「ワールドマスターズゲームズ」がアジアで初めて、徳島をはじめとする関西広域連合の地で開催され、徳島では5月に正式種目、ゴルフ、ボウリング、ウエイトリフティング、カヌー、トライアスロン、アクアスロンの6種目。そしてマラソンは5月は暑いもんですから、3月のとくしまマラソン、そして昨年のラフティングも加えられ、さらには、東京オリンピック正式種目となるサーフィンも徳島で、9種目が徳島で開催されるということになりますので、こうした5年連続での世界選手権、あるいはキャンプ地、こうした点についてしっかりと体制を固めていければなと。
 こうしたものに関しては当然そのレガシーを創っていく必要があるわけでありまして、スポーツ関連施設、学校などの施設こうしたものについて、しっかりと対応、環境整備を行っていければ、こうした予算についても加速をしていきたい、このように考えております。以上です。

(幹事社)
 ほかに、ございますでしょうか。それでは、知事ありがとうございました。

(知事)
 はい、ありがとうございました。

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