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平成30年1月22日 定例記者会見 項目別

徳島阿波おどり空港新ターミナルのオープンについて(質疑)

(徳島新聞社)
 昨日、徳島阿波おどり空港新ターミナルがオープンっていうことで、いろんな式典があったんですけれども、これからのですねターミナルの活用見通しとか、昨年6月に発表された定期便の就航の見通しについてまずお伺いしたいと。

(知事)
 昨日徳島阿波おどり空港の第3番目のボーディングブリッジそして入管、税関、検疫、いわゆる国際ターミナル機能、これを併せ持った新しいターミナルがオープンとなったところであります。
 そして、このオープンに合わせる形で、県政史上最多となる週2便そして18往復、3月の22日までの香港との間の連続チャーター、キャセイドラゴン航空で行うこととなり、その1便が到着をいたしました。
 ちょうど一番目のボーディングブリッジにANAの便が、そして次に今度2番目のボーディングブリッジにJALの便が、そしてその約10分後、キャセイドラゴン航空が、3つのボーディングブリッジに飛行機がちょうど並んだ時でもあったわけでありまして、香港からは今回155名募集の中145名の皆さん方がお越しをいただきました。搭乗率としては93.5%となったわけでありました。
 そしておいでをいただいた皆様方、官民挙げての阿波おどり空港での歓迎式典、こうした点については大変、これは、いやーびっくりしたっていうね。いや感動しましたっていう声もいただいたところでもありまして、そして4台の観光バスに分かれまして、3つの大きなグループで、それぞれ旅立っていかれたところでもあります。
 ということで、これからインバウンドを専門のこの香港との間、さらにはインバウンドだけでは県民の皆さん方が利用できないということがありますので、2月の9日には台湾のエバー航空で、イン・アウト両バウンドを実施をしたい。
 是非県民の皆様方も、台湾に行ってみたいな、また行きたいなという皆さん方は、ぜひ2月9日このエバー航空を利用した、アウトバウンドご利用をいただければと思います。
 ちょうど2月9日徳島市の皆さん方と共に「LED・デジタルアートフェスティバル」がスタートとなるわけでありまして、海外からお越しをいただく皆様方にも、徳島の一番きれいなところの一つ、これをご覧をいただければな、このようにも考えてるところであります。
 今、昨年ちょうどこれ暦年でインバウンド、つまり訪日外国旅行者の皆様方、外国人旅行者の皆様方の数、数えているわけでありますが、一昨年が2400万人を超えた。そして、12月には上方修正をし、2020年には4000万、2030年には6000万のインバウンド、国策としてやっていくということになるんですね。
 ということで、昨年がどのくらいだったのか、大変注目をされました。そして、この数字が出ました。2869万人、もう3000万人が目前となったところでありまして、この2020年の4000万、決して絵空事ではない。もっと来られるんではないか。なんといっても、東京オリンピック・パラリンピックが開幕をするわけでありますので、そうしたことを考えていくと、この国策にしっかりと呼応していく、これが大変重要になっていくであろうと。
 今まで実は2つのボーディングブリッジで運用してきたところ、東京便が11往復、そして福岡便が当時は1往復、そして8月に四国4空港の中で唯一札幌便が直行便が飛ぶということで、ここの部分も時間帯を空けておかなければならない。なかなか海外の方から連続チャーターしたいとか、大型チャーターをしたいというお話があっても、希望する時間帯にボーディングブリッジを開けることが実はできなかったというのが、現状なんですね。
 もちろん徳島阿波おどり空港は、海上自衛隊が管理する国の飛行場でもあるわけで、ここは海上自衛隊教育航空群、また陸上自衛隊の第14飛行隊これらの皆様方も訓練をされるわけでありますし、また消防防災ヘリ、また県警のしらさぎ、これらも格納庫がある、日本でも本当に密度の高い空港となっていたところでありまして、なんとしてもこのインバウンド効果、これを徳島県にダイレクトにということであれば、この3番目のボーディングブリッジを作ることが必要となりますし、さらにかつて、検疫機能が十分になかったとき、香港から飛んできたのに検疫で最後に終わった方は4時間後だったと。飛行機乗ってんのと変わらないのね、なんて事を苦情で言われたこともありまして、そうした意味ではこの検疫機能、入管機能といったものをしっかりと常設する形をとれる、これも大変重要なひとつであったということでありました。今回そうしたものがより揃ったということとなります。
 ということで、まずはこの連続チャーターをしっかりと搭乗率高く成功させる。これが、その後の定期航路に繋がっていく大きなまずはポイントになると、このように考えております。
 ということで、これからも様々なチャーターであるとか、あるいはプログラムチャーター、連続チャーター、大型チャーターあればですね、どんどん引き受けて行きたい。そしてそれが、定期航路の実現につながっていくように努めて行きたいと考えています。
 そして2番目の質問としてありました、昨年の6月、香港航空が徳島阿波おどり空港への定期便、就航の意向を表明を頂いたところでありました。今も、香港航空とは緊密なやりとりを行ってるところでありますが、世界五指に入る過密空港といわれる、また世界のハブ空港ともいわれている、香港国際空港のスロット、つまり離発着枠ですね、これが香港航空がなかなか確保できないというところにあります。
 どんどんどんどん色々な航空会社がこのスロット、申請をしていきますのでね、そうした中では大競争、世界中の競争のまっただ中にあるということで、我々としてはそうした意味で、この香港航空の皆様方の徳島への乗り入れといったものについては、当然のことながらしっかりとバックアップするとともに、これからも緊密に連絡を取る。
 例えば、昨年の11月には海野副知事が香港航空へ直接出向きまして、そして徳島への定期便就航に向けてのスロット確保状況などについても話し合いを行ったところでもあります。この時にもまだまだちょっとスロットが確保できていないんだという回答とともに、確保に向けて調整を続けているということ、徳島への定期便就航の意向については全く変わりがないと。この2点お聞きをしているところでありますので、引き続きしっかりと香港航空との間でも、ここは連携を密にしていきたいと考えています。
 以上です。

(徳島新聞社)
 昨日、キャセイドラゴン航空の日本の法人の方にもお伺いしたんですけれども、定期便の就航に向けては年間を通した需要と、インバウンドとアウトバウンドと両方の需要がやっぱり確認されることが大切だというふうにおっしゃっていたんですけれども、今回は3月までの冬の特にインバウンドっていうことで、アウトバウンドであるとか、年間を通した需要の見込みを出すためには、やっぱりそのチャーターをこれからも誘致していくとか、そういうことも必要だと思うんですけれども、今後ですねさらに新しいチャーターの就航の見通しっていうのは、現時点ではないですか。

(知事)
 今始まったところで、香港と台湾とでやっておりますんでね。当然今も申し上げたように、このプログラムチャーターそれから連続チャーターこうしたものが、定期便就航に結びついていく。当然そうして飛ぶということになるとこれはインバウンド中心に最初なるんですが、当然県内の皆さん方も飛びたいよね、っていう話になるんですね。
 昨日もさすがに香港てこう書いてあって、皆さん話題でね、香港、ねぇ直接行けるといいですよね、なんていう声もたくさん聞かれておりますんでね、こうした関心を高めていただくことが当然各エアライン、インバウンドだけでは当然足りなくて、帰りが空なんてわけにはこれいきませんのでね、当然行きも帰りも搭乗率を高くするためにはアウトバウンドこちらも大変重要。もちろん旅行という場合もあるし、ビジネスですね。
 そうした意味では、台湾であるとか香港であるというのは、ビジネス客も十分に見込むことができるということですので、我々としても今回のエバー航空2月9日これはアウトバウンドが付いているわけでありまして、様々な形でそうした企画をともに行っていき、それぞれのエアラインとの間でじゃあ徳島にちょっとやってみたいんだけど、こうした点に結びついていくことができればなと、このように考えています。

(徳島新聞社)
 今、知事査定の時期でもあったと思うんですけれども、来年度以降に向けて新しい戦略とか、誘致に向けた施策っていうのは、どういったことを検討されてますか。

(知事)
 やはり1番重要となってくるのは、どういった形で支援をしていくのか。というのは、今や日本全体が大競争時代となっているところでありましてね、支援の状態も少し熱狂をしてる過熱気味というところもあるわけでして、そうした点について、我々としてもしっかりと見定めていく必要があるんではないのかな、このように考えています。
 しかし、当然これは原資が税金であったりするわけでありますので、投資効果、こうしたものもしっかりと見定めた上で、やはりやれる範囲の中でしっかりとやる。場合によっては、お金というだけじゃなくて、やっぱりおもてなしといったものも大変重要となるところでありますので、こうした点をしっかりと我々としても考えていきたいと。知事査定の中でも、そうした意味では様々な形での支援策といったもの、あるいは様々なPR戦略こうしたものを盛り込んでいければな、このようにも考えております。
 また当然、国の制度にもしっかりと乗っていこうということがありまして、徳島阿波おどり空港につきましては、今、国の方でも定める訪日誘客支援空港ということにもなっておりますので、例えば発着料ですね、これが国からの支援を受けることができると。そうした国からの様々な制度、これも駆使をしていく中で、しっかりと対応していくことができればな、このように考えています。

(徳島新聞社)
 香港の定期便なんですが、向こうの国際空港の発着枠の確保がクリアできれば、実現するということなんでしょうか。

(知事)
 香港航空はそう言っています。まずはスロットこれを確保しないことには飛べませんので。

(徳島新聞社)
 それ以外は特にこう、ハードルといいいますか課題というのはどうでしょうか。

(知事)
 我々としては聞いてないですね。もちろんそうした話ってのは常に話してますけどね。でも最大がこのスロットいうことです。

(NHK)
 今回のツアー客も徳島県だけではなくて、他県にも行ってしまうと。高松とかですね、広島、大阪にも行っちゃうわけですよ。もっと徳島にいてほしいと思うんですが、その点どういった課題があって、どんな対策が必要と考えてらっしゃいますか。

(知事)
 今回145名の皆様方がお越しをいただいたところなんですね。そしてこの皆さん方が今回実は3コースに別れたところでした。1つのコースってのはこれ34名の皆さん方ということなんですが、阿波おどり空港に入りまして、そこから阿波おどり会館へ行って阿波おどりを観て、香川の栗林公園に、そして渦の道に立ち寄りましてね、今度はぼーんと天橋立に行って、そして今度は奈良公園、大阪城、住吉大社そして徳島阿波おどり空港からアウトと。
 次の2番目のコースは39名の皆様方で、こちらはやはり阿波おどり会館、栗林公園までは一緒なんですが、その後県西部大歩危峡へ行って、今度は宮島に渡って原爆ドーム、そして倉敷の美観地区、で渦の道を見て、そして徳島阿波おどり空港からアウト。
 一番多かったのが68名これは四国の中めぐり、だったんですね。大歩危峡へ直接行きまして、そこから桂浜、そして四万十川、宇和島、道後温泉、そして松山城、栗林公園、阿波おどり会館、鳴門でのいちご狩り、実は香港の皆さんいちご大好きなんですよね。そして徳島阿波おどり空港アウトということなんですね。
 ということでこれ、皆さん方もお気づきだと思うんですが、四国、中国、関西と、これをエリアにする。逆に言うと、徳島というのはこの3つをターゲットにすることのできる非常に優れた地であるということが言えるのかと思います。
 もちろん今回は徳島阿波おどり空港イン、アウトということだったんですが、そうではなくて、徳島阿波おどり空港にほかの四国の空港からアウトあるいは関空アウト、イン、こうしたものも当然あっていいんじゃないのかなと思いますので、我々としては色々なバリエーションを今回の連続チャーターこれはEGLツアーズの皆様方とね、様々なコースそして効率性といったもの、これを検討していく大きな材料にできるとこのように考えています。
 もちろんEGLツアーズの袁社長さんは、徳島国際観光大使にも就任をいただいているところでありますので、袁さんのほうからもちょうど阿波おどり空港にぱっと先頭で入ってこられたときに言われたのが、この今回の連続チャーターが、その後の定期便に繋がるようにということも開口一番言っていただいたところでもありますんでね。やはり徳島に来ると様々な魅力、徳島に来ると様々な所へのアプローチがしやすいと、やはりこうしたことをどんどん、まずは香港の皆さん方に知っていただくというのは大変重要じゃないか。
 今回は、香港このEGLツアーズっていうのは、最大手の一つでもあります旅行社として、そしてキャセイドラゴン航空を飛ばしている、キャセイパシフィックこちらはいわゆる香港最大の航空会社でもありますので、こうした皆様方に徳島阿波おどり空港あるいは徳島の位置というものを熟知をしていただくということは、これは非常に効果的じゃないか。香港の皆様方にたちどころに伝わっていくという効果も考えられますので、確かに今回全部が例えば徳島で4泊5日してくれればなっていう考えもあるのかもしれないですが、逆に最初のうちはどんどん広範囲に動いていただく。逆にこれまででいうと、東京、富士山、名古屋、京都、大阪、神戸といういわゆるゴールデンルートじゃなくて、こんな魅力があるんだって、徳島阿波おどり空港を選んでくれれば様々な所を見ることができるんだと。これを知っていただくと、どんどんリピーターに繋がっていく。そのうち、じゃあちょっと徳島でずっといようよっていうような皆さん方がどんどん出てくる。
 特に香港は個人旅行が大変多くおられますし、これも袁社長さんがちょうどご挨拶をね皆さんの前でされた時に言われたのが、香港の皆さん方なんと1/3が日本に行って、リピーター率がもう20%超えてるんですよね。だからこうした点考えると、どんどんどんどんこれから増えますよということをこう言われていましたんで、そうした皆さん方にどんどん、やっぱり徳島の魅力と同時に、徳島が非常に日本における位置関係として、観光していくにはいい位置にあるということを、私としては是非PR あるいは実感をしていだたきたいなとこのように思っている。

(NHK)
 まあでも、どうしてもそのもっと徳島にいてほしいというのがあるんですけれども、そこの対策、あと今回団体ですよね。団体客、団体ツアーで来てしまって、そうするとやっぱりあちこちに行っちゃうって傾向あると思うんですが、個人客だともっと1か所にいる時間が長くなると思うんですが、そういった個人客対策とかですね、徳島に泊まってもらう対策どんなことが考えられてますか。

(知事)
 2通りあります。1つはこの団体旅行もその1つということですね。つまり団体旅行の場合には、徳島ということを知らない人も来ていただけるということですね。つまりそれ以外のコースの中で魅力を感じている。たまたまインとアウトが徳島だということで。
しかし、当然ここは観光地同士、あるいはおもてなしの競争になるんですよね。つまり比較対象になると。その中で、あ、徳島1番よかった。今度来るときは個人旅行で徳島に来ようということになると。これがまず大きな1つ。
 それからもう1つは、直接今度はダイレクトに徳島を、香港の日本好きの皆さん方に打ち込むということで、これは香港の場合にはあまりこうテレビでというのが有効ではないというお話も聞いてるところでして、例えばブログはじめとするいわゆるそのSNSですね、インターネット、あるいは様々なところの広報媒体ですね。こうしたものをいかに活用していくのか。ここがポイントということも言われておりますので、我々としてはしっかりこうした個人向けここにも打ち込んでいければなと。これはEGLの皆さん方ともしっかりとこの辺り戦略を練っているところなんですけどね。

(NHK)
 要するに、来ていただく方にも、どんどんフェイスブックとかSNSで発信してもらおうということですか。

(知事)
 そうですね、ていうのはもうあの場でももうみんながんがん撮って、発信してましたからね。私も面白かったのは、普通一緒に写真撮ってくださいというとこう正面撮りますよね。で、こう皆さんにこうグッズ渡してて、ちょちょちょちょっと言うから、はいと言って正面向いたらちゃうって、背中とか言って、背中と、向こうの人が正面で、私が法被着てましたからね。その背中がいいって。普通ないですよね。
だからそのくらいその着てる法被の徳島のその部分が、あっという印象持っていただけたと。それだけで。で、これだけでもその方がインスタで流してくれれば、当然、あっこれどこ。徳島。これ大きいんですよね。
 とうことで、様々な今はツールがありますので、まずはやっぱり直接、どんな形でもいいですから、徳島に来ていただくと。これが一番のポイントと、こう思っています。

(NHK)
 何かその、SNS発信とかで何かいい手って考えられますか。

(知事)
 やっぱりこれは先ほどターンテーブルの時に申し上げたインフルエンサーですね。香港の中でそうした部分。ブログの神様とかいろいろこう日本でもおられますけれどね。そうした人たちとどうアクセスをしていくのか。これはEGLの皆さん方とか、香港関係の皆さん方とねいろいろこう話していけば、いや今香港こうだよっていうね、生の情報これが入ってきますので、こうしたものをしっかりと情報収集をしてそして分析をしたいとこう考えています。

(NHK)
 あまり大々的にPRを行っていくというよりも、何か地道なことが求められるということなんでしょうか。

(知事)
 そうですね。やっぱりこう、届くとこへ届けるというのがどうもポイントのようですね。香港は。これ国によって全く違うんですよね。
 上海なんかの時には、やっぱりその上海の中で有名な電視台いわゆる放送局の番組にいかに取り上げられるかがポイントだって言われて、そことどう組んでそして流すかということをやるんですけどね。
 どうも香港は違うらしいんですね。そんなん意味がないとかってこう言われちゃう。
(NHK)
 その国、事情によったいろんな、

(知事)
 お国事情ですね。おそらく台湾も、台湾は両方の部分があるかと思うんですけどね。やはりそのエリアエリアの皆さん方にとって何が一番届きやすいのか、響きやすいのか、これをしっかりと分析をして打ち込んでいくと。ここがポイントだと思っています。
 ということで、この後実は袁社長さんとお会いすることになっています。

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