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平成29年11月20日 定例記者会見 フルテキスト版

「白川英樹博士 特別実験教室」の開催について(説明)

(幹事社:司会)
 おはようございます。それでは、発表事項の方、よろしくお願いします。

(知事)
 それじゃ今日は私の方から3点発表させていただきます。
 まず第1点目、こちらは「白川英樹博士特別実験教室」の開催についてであります。昨今、よく子どもさん達の理科離れが言われる訳でありますが、川口ダム自然エネルギーミュージアムや徳島県立あすたむらんどでは、子どもさん達に自然エネルギーや科学に対する興味を高めていただき、エネルギーや環境問題を身近に感じ、そして学んでいただくことで次代のエンジニア、科学者を育成することを目的に様々な取組みを行っているところであります。
 こうした中、このたび、日本科学未来館との連携によりまして、川口ダム自然エネルギーミュージアムと徳島県立あすたむらんどの2カ所で、白川博士特別実験教室、導電性ですね、導電性、電気を導くという、「導電性プラスチックを作ろう!」と題しました実験教室を開催することとなりました。
 この2つの実験教室では、2000年、平成12年でありますが、導電性高分子の発見と発展によりまして、ノーベル化学賞を受賞されました、筑波大学名誉教授であられます白川博士に講師を務めていただき、実験を通して、科学の不思議さ面白さを子どもさん達に伝えるものであります。かつて「プラスチックは電気を通さない」このように考えられていた訳でありますが、白川博士は「そこに電気が流れる」という、常識を覆す発見をされたところであります。
 導電性高分子は現在、身近なものでは携帯電話の中に使われている小さな電池、またコンデンサー、またタッチパネルのような感圧スイッチ、様々な場所で使用をされているところであります。
 実験教室では、県立あすたむらんどでは平成30年、来年ですね、1月21日日曜日に「導電性プラスチックを作ろう!『有機高分子ELへの応用』」と題して開催させていただきます。また、川口ダム自然エネルギーミュージアムでは、会場の都合上、実験場所を那賀町立相生中学校の理科室として、平成30年3月11日日曜日に、「導電性プラスチックを作ろう!『透明フィルムスピーカーへの応用』」と題して開催いたします。
 次に実験に参加をしていただく子どもさん達の募集についてであります。対象は小学校5年生から中学校3年生まで。募集期間は12月2日土曜日から12月15日の金曜日までの間、抽選を12月16日土曜日に行う予定としております。
 このたびの実験教室はノーベル賞を受賞された白川英樹博士が自ら同賞を受賞する、そのきっかけとなった研究テーマの実験を行っていただけるという、たいへん貴重な機会でもあります。ぜひ多くの皆様方にご応募いただき、参加する子どもさん達に実験に挑戦をし、最先端の科学技術に触れることで、興味をぜひ持っていただき、科学学習を深めてもらう良い機会になれば、このように考えております。

地方版図柄入りナンバープレートの徳島県版のデザインについて(説明)

 それでは2番目。地方版図柄入りナンバープレート徳島県版のデザインについてであります。
 国土交通省では、国際スポーツイベントの機運醸成を図るため、2019年ラグビーワールドカップのロゴマークをデザインしたナンバープレートを本年の4月3日から、また2020年東京オリンピックパラリンピックのロゴマークをデザインをしたナンバープレートを本年の10月10日から、希望者に交付されているところであります。
 さらに、来年2018年10月からは、新たにそれぞれの地域ならではの図柄をあしらった、地方版図柄入りナンバープレートを地域振興、また観光振興の観点から、各地域の希望に応じ導入することが可能となっており、その図柄デザインをそれぞれの地域から、本年の12月1日まで募集しているところであります。
 このことから徳島県では昨年度、県及び全市町村が参画いたします検討会を組織いたしまして、地方版図柄入りナンバープレートの導入について議論し、ナンバープレートを導入すること及びデザインについて、県民の皆様からのご意見を募った上で、有識者により具体的なデザイン化を図ることとの方針で検討を進めてきたところであります。
 そしてこの度、有識者の皆様方からのご意見に基づきまして徳島県のデザイン案が固まりましたのでここに発表をさせていただきます。ということでね、こちら。
<パネル「地方版図柄入りナンバープレート」を提示>
もうおわかりのようにね。阿波おどりの図柄ということになります。
 よく見ていただきますとね、阿波おどりこの図柄がグラデーションになってる。すうっとこう、濃淡がすうっとこうついてくる。グラデーションになる。そして、カラー版とモノクロ版2種類あるわけでありますということでね。
 今、ナンバープレート2つの図案を、皆様方に見ていただいたところであります。
 もう一度ご覧をいただきますと、この上段の方ですね、カラー刷りこちらは別途地域振興に関する寄付金これを任意で納めていただくことができまして、その寄付を納付していただいた場合には、このカラーの図案を。また、寄付金を納付していただけない場合は、このモノクロということになります。
 また、事前に行いました県民の皆様方のアンケートでは、図柄に相応しいモチーフとして阿波おどりのご意見を多数いただいているところでありまして、また平行していただきました県内市町村からの意見でも1位がやはり阿波おどり、2位が藍となっております。このことに基づきまして、委員の皆様からのご意見を図案化をして今回みんなでワイワイ踊り込むという阿波おどりの躍動感を表す図柄に、藍のコントラストを表現した、徳島らしいナンバープレートとさせていただいたところであります。
 本デザインにつきましては、国土交通省の審査会にて視認性やその他の内容について、ナンバープレートとして適正なのかどうかのチェックを経まして、来年の10月からの交付に向け、作業が進められることとなっております。
 今後は、県として本ナンバープレートが県民の皆様方に親しまれ、そして多くの皆様方に自動車に付けられることによりまして、地域の一体感の醸成を図りますとともに、ナンバープレートをご覧をいただく県外の皆様方に、徳島の魅力を強く印象づけられますように、本制度の普及啓発にしっかりと取り組んで参ります。

新「徳島県ホームページ」の公開について(説明)

 そして3番目。新「徳島県ホームページ」の公開についてであります。
 「徳島県のホームページ」言うまでもなく県民の皆様方をはじめ、国内外に徳島の情報を効果的に発信していく上で欠くことのできない重要な広報媒体であります。
 現在のホームページにつきましては、平成21年10月に運用開始、既に8年が経過したところでありまして、情報通信技術の急速な進展、発展や利用者の皆様方のニーズの多様化などへの対応が難しいことも多くなってきたところであります。
 また、昨年の4月には、「障害者差別解消法」と「障がいのある人もない人も暮らしやすい徳島づくり条例」が施行されまして、高齢者の皆さん、障がい者の皆さんなど、年齢や身体的な条件にかかわらず情報が取得できるウェブアクセシビリティに配慮したホームページづくりが、法制度の観点からも強く求められているところであります。
そこで、この度徳島県ホームページを全面リニューアルし、11月20日月曜日正午から公開することといたしました。
 ということで。
<パネル「徳島県ホームページ・トップページ」を提示>
まずは、こういう形ですね。トップページ、ここも「阿波おどり」出て来ますよね。「vs東京」。「おすすめ情報」。また、「藍とくしまロゴマーク」というような。こういう感じであります。
 もう一度少し見ていただきますと、この新しいホームページについては、徳島の誇る「藍」の色を基調として、また一つ一つボタンを大きくさせていただきまして、写真や動画を多く用いたおしゃれで見やすいデザインとなっているところであります。この新ホームページの主な特徴を以下申し上げていきたいと思います。
 まずは「探しやすさ」。これもよく言われるんですよね。どこ見たらいいんだっていう話がありますんで、まずは探しやすさ。トップページ上部の見やすい位置に一般の方、また県外の方向けの利用者別の入り口を用意させていただきまして、目的の情報に到達しやすくさせていただいております。
 また、ホームページの中に独自の検索機能を持たせ、検索結果は日々のアクセスが多い順やあるいは重要度順、また新着順に表示することといたしております。
 また、2番目としては動画を活用した魅力発信についてであります。
 県が作成した動画につきましては、YouTube徳島県チャンネルで情報発信をしているところではありますが、特に魅力のある4K動画などをピックアップして見やすいトップページのおすすめ動画コーナーで、順次発信いたして参ります。
 また、3番目としては、外国語サイトの充実ということになります。
 ということでね。
<パネル「外国語サイト(中国語の繁体字)」を提示>
こちら少しご覧いただくと。
 これは中国語簡体字のサイトをご覧いただいているところであります。
続けていきますね。中国語の繁体字のサイトでありますが、本県に旅行者が多い香港と台湾の言語である中国語の繁体字これを新たに追加をする。中国語一本だけとお思いかもしれませんが実はそうではないんですね。従来から掲載していた英語、ドイツ語、そして韓国、中国語の簡体字というね。これは中国本土でよく使われていますが、と合わせて4カ国語5言語といたしたところであります。
 また県制作の外国語サイトやSNSのリンクを集約して、ポータルサイトとして外国人の皆様が目的情報にアクセスしやすくしたところであります。
 また、4番目として重要なポイントでありますが、高齢者の皆さんや障がい者の皆様をはじめ、誰もが利用しやすいホームページとさせていただいたところであります。
ということで、サイト閲覧の支援機能ということでね。こちらになって参ります。
<パネル「サイト閲覧支援機能」を提示>
 例えば、マウスのカーソルの位置を分かりやすくする表示する機能や文字を拡大する、スマホだとよくぴゃっとやるとね大きくなるじゃないですか。文字を拡大する機能を備えるとともに、読み上げのスピードの調整、あるいは背景の色を変更できるほか、最新のJIS規格に対応しているものであります。
 さらに今後の展開としては、この度新たに開発したホームページ管理システムである「CMS」コンテンツマネジメントシステムの略でありますが、につきましては、徳島の「県の木」「ヤマモモ」この英語名の「BayBerry(ベイベリー)」と命名させていただきまして、県内のICT事業者をサービスの主体とすることで、クラウドサービスによる国内市場への普及に取り組んで参りたいと考えております。
 これによってライセンス料の徴収によります新たな「県歳入の確保」。また地元ICT事業者の「ビジネスチャンスの創出」。ホームページを運用する全国の皆様の「課題解決」を目指したいと考えております。
 またこの度リニューアルしたホームページが更に良くなりますように、11月20日月曜日から12月20日水曜日まで利用者の皆様方から「御意見、御感想」を募集いたしますので、ぜひ御協力をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 今後はこの新しくなった県の顔ともいうべきホームページを最大限活用することによりまして、県民の皆様方はもとより、国内外の皆様方により広く情報発信を行い、徳島県の魅力、注目度アップをしっかりと図って参りたいと考えております。
 私の方からは、以上3点です。どうぞよろしくお願いいたします。

(幹事社)
 ありがとうございました。
 発表事項に関して、各社質問ありますでしょうか。

地方版図柄入りナンバープレートの徳島県版のデザインについて(質疑)

(NHK)
 ナンバープレートですけども、希望者がこのプレートを使えるという。どういった人へですね普及していって、夢って言いますか期待と言いますか、どんな将来像を描いていらっしゃいますか。

(知事)
 やはり、徳島県というのをナンバープレートの上からもPRができる。もちろん県内でそのナンバープレート見るとああいいなっていう県民の皆さんの一体感ですよね。
 もう一つは今度は県外から例えば来られた皆さん方が、徳島の県民の皆さんが、そのナンバープレートで、ぱあっと走っていると、「何かおしゃれだな」とかね。
 逆に県民の皆さん方がそのナンバープレートの車で県外に行ったときに、「あっ。徳島の車って何かおしゃれ」。つまり、ナンバープレートといってもその背景のデザインが見えますし、藍色っていうことは、今東京オリ・パラのエンブレムの色が藍色ということで、全国でもあるいは世界中でも藍色っていうものに注目されているところですから。「あっ。藍色。ああ徳島、そういえば。」みたいなね。そうした気づきを持っていただける。
 いわば、県民の皆様方に県内においては県民の皆様の一体性と、県外から来た皆様方に対してのPR、その車でもって県外に行ったときは、正に走る広告塔として徳島をPRしていただけると。こうした多くの効果を期待していきたい。
 ということで、もちろんどんな人にっていうことですが、なるべくどんどん車に乗っていただく皆さん方に。でも車にそう乗らなくても、逆にその車にナンバープレートを通して、徳島県に対する徳島愛というか愛着を持っていただけると。これも重要な効果だと思っていますので、多くの皆さん方にぜひ新しいナンバープレートをつけていただきたいと思っています。

(幹事社)
 ほかございますでしょうか。

新「徳島県ホームページ」の公開について(質疑)

(NHK)
 もう1点質問よろしいでしょうか。ホームページシステムの方ですけど、今後販売していくということになるということですよね。ライセンス料を取るということは。その期待っていうのはどれくらいに。どこら辺に、自治体が中心だと思うんですけど、どれくらいの普及というか、何か狙いはございますか。

(知事)
 もちろん、それは普及が多ければ多いほどいい訳ですしね。アクセシビリティの点を我々としても考えていますから、そうした意味ではより多くの皆さん方にどんどん普及していくのが一番の理想。ただ、もう一つ重要なことは、その中で身近に感じていただいてどんどん御意見を。今回意見の募集期間っていうのを設けるわけなんですが。そうじゃなくて、今までもどうして8年経って一気に変えようかっていうのは、これまでもいろいろ御意見をいただいてきていたんですね。
 例えば、確かに情報がたくさん貼り付けてあるんだけど、自分として一番欲しいなと思うところにすぐにたどり着けないとか。一体どれが重要なんだろうか。どれが一番今のアップツーデート最新のものなのかわかりづらいとか。こうした点はよく言われて、その都度変えては来たんですけどね。
 あるいは、学生の皆さん方に御意見をいただいくとか。インターネット世代の皆さん方からもいただいてきたんですが。そうした意味では、今回全面的にそれを公開して、動画しかも4Kの動画を、これも一歩先の未来にということになるわけなんですけどね。こうしたものをどんどん発信することによって、やはり4K先進地域、徳島なんだ。その背景にあるのは光ブロードバンド環境、徳島なんだ。ということをホームページを通じて多くの皆様方に知っていただくと。
 そして出来れば、それをアクセスしていただいた皆さん方が拡散していただく。インターネットの世界で重要なのは、この拡散。もちろん、いい意味でも悪い意味でも両方あるんですけどね。いい情報として拡散していただければと。もちろん、まずい。こんな点はまずいじゃないか。こういった点を逆にそれを我々としては真摯に受け止めて、それを改良していくというきっかけにもなりますんでね。日々普及していくことによって、多くの御意見、その意味では、ずっと徳島のサイト、ファンになって続けていただくというのが一番有り難いなと思っています。

(NHK)
 県の技術力っていうのは、こういったものを作れるんだよっていうそういったアピールはあるんですか。

(知事)
 もちろんありますが、ここはもろ刃の剣ですよね。つまり、この程度かと思う人もいるし、これはすごいなと。というのは、それぞれの持っている技術っていうのがありますからね。今やもうICTの世界っていうのは日進月歩じゃなくて秒進分歩の世界なもんですからね。そうした意味では、新しいよと言っても、おそらく次の瞬間にはもう陳腐化していることもあり得る世界なもんですから、あまり徳島の技術がこんなにすごいよと言ってしまうと、ボコボコボコとなりますから、それよりも多くの皆さんの御意見をいただいて進化するホームページなんだと。そして、障がい者の皆さんであるとか、あるいは高齢者の皆さん方にもアクセスしやすいアクセシビリティに我々としては配慮するんだと、条例がもともとそう書いてありますので、そうした点を心がけていきたいな。見る人の側に立ったホームページになれるように。もちろん、本来は情報を発信する側としてね、こんな情報出したい出したい出したい。今まではそうだったんですよ。ということであまりにも盛り込みすぎて見る側の立場になっていないじゃないかというのが、割と多い御意見でしたんでね。この「障がいのある人もない人も暮らしやすい徳島づくり条例」をスタートをさせておりますので、全国初のものでもありますから、しっかりとそうしたものに応えられる。そうしたホームページに出来ればと考えております。

(幹事社)
 ほかに発表事項についてございますでしょうか。
 ないようでしたから、発表事項以外に関して質問ある社はお願いします。

地方公務員法(守秘義務)違反被疑事案について(質疑)

(徳島新聞社)
 県の職員が、地方公務員法違反、守秘義務違反で県警から任意で事情を聞かれているようなんですが、県としてどこまで、どういうふうに事実関係把握されてますでしょうか。

(知事)
 はい。この点については、南部総合県民局の職員が地方公務員法守秘義務違反という疑いで警察から事情聴取を受けていると、こうした話なんですね。
 ということで、この点についてはそういう任意で受けていると。情報漏洩だとこうした点について、把握をさせていただいているところです。

(徳島新聞社)
 工事現場の立ち入り検査に関する情報を漏洩したということのようなんですが、これ仮に事実だとすると、どういうところに原因があったのかお考えでしょうか。

(知事)
 はい。やはり、その業者との関係ということだと思いますね。
 日頃、そういった点は気をつけなければいけないというのはもちろんのこと、これは公務員は当然、地方公務員法の問題もありますし、あるいは倫理条例、こうした点があるわけですから、やはり一定の節度を持って事業者の皆さんとは接していくというのがポイントになるんではないかと。そうした点の徹底がやはり甘かったということになるかと思いますね。

(徳島新聞社)
 仮に事実だとすると、今後の改善策といいますか、どういうふうに対応していくのか。

(知事)
 やはり、もう一度その原点に立ち返るということだと思いますね。
 つまり、公務員というのはこういう立場なんだと。つまり守秘義務があると。意外とこれを忘れてしまう場合があるんですね。
 つまり友人であるとか、あるいはもう昔からおつきあいしているんだとか、いろいろな関係、人間関係があるかと思うんですよね。「じゃ、いいや」みたいなことになってしまって、いや、でもその前に「自分は公務員なんだ」と。「守秘義務というものが課せられてるんだ」と。これをしっかりともう一度思い返すと。
 どうしても最初のうちはね、採用されて宣誓して、県民の奉仕、県民に対しての奉仕っていうかね、こうしたことを言っていくんですけど、だんだん職場に慣れてきてしまう、仕事に慣れてきてしまうと、そういった最初の時の気持ちっていうもの。公務員とはどういうものであるかといったものがまた薄れてくるというのがあるんですね。
 それがゆえに、様々な研修の機会というものが設けられているんですがね。その研修にも場合によっては人事のように聞いていると。これはなかなか個人の内面の話になってきますんでね。
 だから、そうしたところを原点に立ち返るということが一番重要なポイントではないかと思います。

(徳島新聞社)
 やっぱりあくまで個人レベルの問題だというような感じでしょうか。

(知事)
 いや、個人の意識。個人レベルの問題というんじゃなくて、個人の意識を改革をしないとだんだんだんだん、最初のうちはもう公務員ていうのは今いう守秘義務が課せられ、そして県民全体に対しての奉仕者、こうであるんだということを宣誓をするわけですよね。法律のことも学ぶ。でも、だんだんそれを仕事をどんどんやっていくと、希薄になってしまう。
 でもこれは。何度も何度もそれを繰り返し、もう一度自分の中で、あるいは研修という形でもやっていかないといけないですね。やっぱり慣れっていうのがそこがポイントだと。
 だから、個人レベルということじゃなくて、個人の意識のところから改革をしないと、いくらこうやって研修やってます、システマティックにやってますと言っても、個人が出席はしてるんだけど絵空事で聞いていれば、当然のことながらその人間にとってはその研修ってのは意をなさないことになってしまうんで、制度的にシステマティックにちゃんとできてます、と言っても個人の意識が変わらないことにはどうにもならないのがありますので、それをやはり喚起していくと。個人、逆に言うと個人の段階までそこを入れ込んでいかないと難しいよと。じゃあそれは何かというと職場の中。まあもちろん全体の研修ってありますよね。あとは職場の中ね。気をつけないといけないのね。あるいはそのグループの中で、あるいは同期の皆さんもいるだろうしね。
 だからそういう人たちの中で、「やっぱ気をつけような」、「だんだん忘れるよな」、そういうのが重要になる。繰り返し繰り返しと。

(徳島新聞社)
 一番最初、任意で捜査を受けて情報漏洩だということで把握しているというお話だったんですけれども、県としては情報漏洩があったというふうにお考えなんですか。

(知事)
 いや、これはもちろん警察が今調査してますんでね。

(徳島新聞社)
 現時点では分からないっていうことですか。

(知事)
 そういうことですね。だから今もお話しあったように、当然そうしたことについては、しっかりと我々としては、もしそういうことであれば、そういう意識の改革っていうものがやはり必要になってくるということかと思いますよね。

オーケストラ事業について(質疑)

(徳島新聞社)                                                          
 先日、オンブズマンの方から監査請求が出てたんですけど、記念オケの関係で、5,160万円の返還請求だったんですが、内容として文化振興財団が業務を委託出来る唯一の団体じゃないだろうという指摘で、随意契約が違法なんじゃないかということなんですけれども。ほとんど丸投げに近い形で、委託業者に振興財団が委託していることを指摘して、その団体でも事業は出来たんじゃないか、つまり、唯一の団体じゃなかったんじゃないかという指摘なんですけれど、この点はいかがお考えでしょうか。

(知事)
 いや、これはもう逆に適正に事業が行われているというのが、県としてのまず考えということでありますのでね。
 まずは、監査委員の監査、これが行われますので、しっかりとそれに対応をしていくということになるかと思います。

(徳島新聞社)                                                          
 適正に事業を行われているというのは、それは知事としても、文化振興財団が唯一の団体だというようにお考えだということですか。

(知事)
 そういう形で進められてますのでね。

(徳島新聞社)                                                          
 今回のご指摘については、どうお考えなんですか。

(知事)
 それについては、県としては適正に行わさせていただいてるという形で、事業を進めてますのでね。

(徳島新聞社)                                                          
 いやその、指摘があったのは、他の団体でも出来たんじゃないかということなんですけども、どの部分が文化振興財団じゃなければならないというようにお考えですか。

(知事)
 やはり文化事業といったもの、これまでの実績、あるいはそれまでの成果、こうしたことを考えると、やはり県内として最大でもありますし、こうしたものを適切にできるのではないかと、こうした形で、お願いをしてきていると。これまでの実績ですよね。

(徳島新聞社)                                                          
 そうすると、県の事業はその実績があるところでないと受けられないということになるんじゃないんですか。

(知事)
 いや、実績ということだけじゃないですよ、もちろん。ただ県内として、それだけ、もちろんそうした、よそで実績を積んでくるということであれば当然それもひとつあるでしょうけどね。

(徳島新聞社)                                                          
 で、あの今回の指摘の中には、これまでもずっとそのほとんど丸投げで委託しているんだから、そこでもできたんじゃないか、そこも実績あるじゃないかという指摘もあるんですけれど。

(知事)
 ああ、そういう意味で。ただ、文化振興財団というところが、県としては、当然民間事業者という形とはまたちょっと違った公益の活動をしているということもありますし、そうした意味では、これまでのその文化の活動といったもの、この実績あるいは信頼、こうしたものがあるのではないかと。

(徳島新聞社)                                                          
 指摘の中で、委託料の増額というか、仕事を増やして、契約の内容を増やして委託料が膨らんでいるという指摘がありまして、仕様書でボーカロイドを使うという表現を加えただけで3,660万円増額されてるので、説明不足だという指摘があるんですけれども、その点はどうでしょうか。

(知事)
 それは逆に、まずは監査の中でしっかりとやっていただいて、今あまり私の所でああだこうだと言ってしまうとね、監査に対しての。

(徳島新聞社)                                                          
 県の事業として、わずかな表現で巨額の事業費を追加で、随契のところにそれも随契で発注してしまうっていうことのあり方としては、適正かどうかっていうことのお考えをお伺いしたいんですけども。

(知事)
 それについては、考え方だとは思いますけどね。当然その表現が今のお話だと足りないんだと。そう見る人も当然いるかもしれないし。逆に、それで十分わかるという人もいると。
 つまり、ボーカロイドっていうのはまだ新しい概念の部分もありますから。わかる人にとってみるとボーカロイドというだけであーなるほどと。でも一般的で見ると、さあそこのところがどこまでと、ちょっともっとたくさん書いてないとわからないんじゃないのっていうお話でね。

(徳島新聞社)                                                          
 それは要するに、わかる人にわかればいいという話ですか。

(知事)
 つまり、それをちゃんとできる人たちに理解していただくということが重要な点ですからね。わかる人にしっかりとわかってもらえるかどうか。これがわからないんだったら、今お話のあるようにね事業着手できないんだから、手も挙げられないし。

(徳島新聞社)                                                          
 その、どういうふうに使うかとか、具体的なことを全く書かずに3,660万円、単純にそのボーカロイド使う、演出に加えると書かれていることに対しては、疑問はないですか。

(知事)
 というか、そういう演出を、ボーカロイドの演出をするということで、十分にわかると思いますけれどね。

(徳島新聞社)                                                          
 どんな演出かはわからないけれどもですか。

(知事)
 ボーカロイドを使うっていうことで、その使い方といった点が一番のポイント。ボーカロイドをどう使うのか。

(徳島新聞社)                                                          
 ボーカロイドでいろいろな使い方があると思うんですけれども、3,660万円、ボーカロイドが歌うと3,660万円っていうのは非常に高額だなと一般的に思うんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたりはどうでしょう。

(知事)
 ボーカロイドも、もちろんピンキリになってきますからね。最先端だったら、逆にそれだけでは足りない部分もあるかもしれませんし、当然それは技術力ということにもなってくるかと思うんですよね。

(徳島新聞社)                                                          
 前回の定例の時にですね、起訴になった時でご質問をしたんですけれども、心配かけたということで申しわけないというお話があったんですけれども、ちょっといろんなことが不透明のまま、何か幕引きされようとしているんじゃないかという、心配じゃなくて怒っているんだという声も寄せられてまして。で、その6月議会でボーナス返上されたときなんかも、知事は責任をとったのではないんだというようなご説明が何回か繰り返されたように記憶しているんですけれども、現段階ではどのようにその責任ということについてはお考えでしょうか。

(知事)
 責任というよりも、あの時にはしっかりとこれに対して事実の解明をしていくんだという形で、その決意表明ということで県民の皆さん方に、ほんとはその制度としてボーナスをお預けをするということはできない、返上という形しかできないんですけどね、お預かりをしていただく、そうした意味を込めて返上させていただいたと。
 これは、提案理由の時にも議会で申し述べさせていただいているんですけどね。

(徳島新聞社)                                                          
 現段階では、事実はしっかり解明されたというふうにお考えですか。

(知事)
 いや、この間の定例会見でもお話を申し上げたように、今回のその公判の中で一体何が一番注目ですかというご質問があって、その点については、当然我々としてなかなか捜査権があるわけではありませんのでね。どのくらいその利潤をあげたのかと、どのくらい給料取ってたんだ、この分で儲けをとったんだと、こうした点が、例えば県議会であるとかあるいはマスコミの皆さん方を通じて、ご質問があって、我々にするとだいたいこういうぐらいではないかと。お金の流れ。
 ここまでは申し上げたんですが、じゃあどうだと、具体的な話。そこについては当然知り得ない。そこの部分については、当然捜査機関これが今度出した結果が出てくるわけですからね。だからそこのところが一番のポイント。どのくらいこれでもって給料を取って、儲けを取られたのかと。そこが一番のポイントじゃないですかと、このように確か申し上げたとおりですね。

(徳島新聞社)                                                          
 裁判の中でそういったところは全て明らかになるかどうかはわからないんですけれども、それに加えてアンサンブル・セシリアだったり、川岸さんが登用、重用されてきた経緯とかについては、ちょっと事件の本質とは違うので、裁判ではちょっと明らかになってくるところとは違うのかなということもあるんですけれども、そのあたりについての調査というのはどうお考えですか。

(知事)
 これはもう逆に県議会での質疑、もちろん直接の質疑の場合、あるいは文書というのもありましたけどね。こうしたところで、お答えをさせてきていただいておりますのでね、我々としては。

(徳島新聞社)                                                          
 結局その、ちょっとそういうよくわからないというか、会計処理もちゃんとできてない団体、個人が、参与であったりとか、記念オケ事業に関与して1億2,900万円、3年間だけでそれだけっていうことなんですけれども、そういうふうなお金が、公金が入っていったことについての責任というのは、県にはあるんですか。

(知事)
 責任というよりも、だからそうした点について県民の皆さん方にご心配おかけをしたと。その点については申し訳ないということは、前回の時もそれは申し上げたと思うんですよね。

(徳島新聞社)                                                          
 責任ではなくてということですか。

(知事)
 ご心配おかけしたということですね。それに対して申しわけないと。

(徳島新聞社)                                                          
 ご心配おかけしたということは、責任とはまた違うという意味ですか。

(知事)
 皆さん方、書かれるときは陳謝とこう書いていますけどね。それをどう取られるかということですよね。

(徳島新聞社)                                                          
 知事としては、責任をとるとかとらないとかいう話ではないというお考えですか。

(知事)
 責任を取るとか取らないというよりも、こうした事態になったということに対しては、これはほんとに申しわけないと。我々としては、しっかりと事業を行っていく。またできる人に、対応してもらう。こうした形で進めてきたわけですよね。
 ところがその受けた人が、法人ですよね、法人としてやはり果たさないといけない義務、納税義務ということを怠ったと。当然それに対して、そういうとこに任せてよかったのかと、こういうご心配が、ご指摘があるわけで。それに対して我々としては、お金の流し方についてもこう変えていく。直営の部分を増やす。こうした対応をしてきたということなんですよね。改善といいますかね。
 ただ、もちろんそれもそれですべて上手くいくということはないわけですけれどね。

(徳島新聞社)                                                          
 直営にされたりとかというお話もあったんですけれども、その情報公開についても、黒塗りの部分が多かったりとか、議会での答弁もしてきたというお話なんですけれども、それでもやっぱり不透明なまま幕引きされようとしているんじゃないかということで、怒っているんだという声もあるんですけれども。それで、そこについては県としては本人への聞き取りもしないというお話もあったんですけれども、なぜそこは調査はしないんですかね。

(知事)
 いや、聞けるんだったら当然ね。だから一番は捜査権のある人たちがやっているわけでしょ。

(徳島新聞社)                                                          
 それは脱税についてですよね。

(知事)
 でもいろいろな形でそれは聞かれるでしょ、当然、脱税の背景であるとか。だから、そうした点について、我々としてもその捜査権のある皆さん方がどういった形で出してこられるのか。それが不当と言われるのか、あるいはどういう流れになるのかというね。そういう強制権を持ってる人たちが調べられて、そしてその結果が公判という形で出てくるわけですから。

(徳島新聞社)                                                          
 じゃあ、つまりはその公判の中で、そうでもって明らかにされない場合は、県としてじゃあ捜査権無いにしても、話を聞くということはできると思うんですけれども、それはされるお考えはありますか。

(知事)
 だから、我々としてアプローチをかけるということでもそれはなかなか難しいですよね。もう会社も清算されちゃってますし。

(徳島新聞社)
 当初は清算されてなかったんですけれども。

(知事)
 だから、その辺りというのはなかなか、よくこの場でも連絡はあるんですかとか、連絡してるんですかと。全然連絡もないですしね。あるいは連絡こちらからする、調べに行ったりとかいうのはみんなね、やりましたけどね。ちゃんとそこへ行ったのかと、議会でもご指摘があって、当然行ったけど誰も出ない。

(徳島新聞社)
 じゃあ県としては聞き取りをしようとはしてるけどもできてないという状況だということですか。

(知事)
 それよりも、捜査権のある人たち、強制力のある人たちが調べられるんだから、当然、それをしっかりと見守るということ、今の段階にもうなればね。起訴されたわけですから。

(徳島新聞社)
 裁判終わったら終わった段階でまた考えるということになるんですか。

(知事)
 裁判終わって、形が出ればでしょうね。どんな形になるかということでしょうね、まずは。

(徳島新聞社)
 その辺も含めて、じゃあ終わってからまた考える。

(知事)
 まずはだからその結果が、どんな結果が出るのかというのを見守らないと。それによっての対応ということになるわけですね。

(徳島新聞社)
 確認なんですけれど、現時点では知事の見解としては、県に責任は無いという見解ですか。

(知事)
 県としては、今まで適正にやらせていただいた。だからこの点について、最初にそれを受けた方がね、とんとんと全体の調整をしていってくれた。例えば記念オケの、人を集めるとか、あるいは楽団を連れてくるとか。その方が、国民の義務、法人も人ですからね、国民の1番の義務である、その納税ということを怠ったといった点。ここが一番の問題になるわけで。

(徳島新聞社)
 仮に川岸さんが裁判で有罪になった場合というのでも、そのお考えは変わらないですか。

(知事)
 だからこの脱税の罪でということですから、それは会社として、我々がその脱税をさせた、それはわかりませんよ、中でその、どんなご判断になるのか、ただそうした話があれば別ですけど、それはやはり会社としてのこと、会社としては当然それをせざるを得ないというか、すべきものでしょ。当然ね。そこに我々がタッチをするという世界ではないと思いますよね。というかできないというか。当然我々はそういったことはしていたらわかるだろうと思いますよね。

(徳島新聞社)
 今回の件で、県民の中には、新聞社の方にもこういう状況の徳島県だったら、ふるさと納税を徳島にはしないという声も寄せられているんですが、それでもやっぱり県の責任についてのお考えにお変わりはないですか。

(知事)
 我々として、まずい事をやってきたんだということであれば、それはそういうこともあると思うんですけどね。我々としては、とにかく徳島の名を冠した、そしてプロなんだけどあるいは徳島の人間ばっかりじゃないわけですけど、その徳島に対して愛着を持っていただいて、そして徳島の文化、これを上げる。
 さらには徳島の名を上げる。そうしたオーケストラを作っていこうと。2度目の国民文化祭、これをきっかけにということで、やったわけですから、当然そうしたPRとして成果も確かに出ている。東京の方でも徳島がそうした、よそでは絶対できない取組みをやってきたんだ、これは評価としてあるわけですし。アウトプットも出てるわけですからね。
 ただ、そうした中でその楽団を集めるというかその調整をしていたその会社ここが脱税をしてしまった。我々としては、青天の霹靂でもあるわけですし。だから、ご心配をおかけをした、なぜそういったところに任せたんだ。あるいはそういったところが脱税したじゃないか。これはもう結果の話なんですけどね。当然それに対して、県民の皆さん方から、あるいは県議会から様々なご指摘があると。当然それは真摯に受け止めなきゃならないし、そういうご心配をおかけしたことに対しては、大変申しわけないと、何度も申し上げてきているところです。当然それについての改善もできるところで、もちろん完璧にというのはまだまだ無理な分があるんですけどね。これはしっかりとやっていくと。それが一番の、実は責務だと思うんですけどね。

(司会)
 よろしいでしょうか。
 これで終わりにいたします。

(知事)
 ありがとうございます。