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平成29年11月20日 定例記者会見 項目別

「白川英樹博士 特別実験教室」の開催について(説明)

(幹事社:司会)
 おはようございます。それでは、発表事項の方、よろしくお願いします。

(知事)
 それじゃ今日は私の方から3点発表させていただきます。
 まず第1点目、こちらは「白川英樹博士特別実験教室」の開催についてであります。昨今、よく子どもさん達の理科離れが言われる訳でありますが、川口ダム自然エネルギーミュージアムや徳島県立あすたむらんどでは、子どもさん達に自然エネルギーや科学に対する興味を高めていただき、エネルギーや環境問題を身近に感じ、そして学んでいただくことで次代のエンジニア、科学者を育成することを目的に様々な取組みを行っているところであります。
 こうした中、このたび、日本科学未来館との連携によりまして、川口ダム自然エネルギーミュージアムと徳島県立あすたむらんどの2カ所で、白川博士特別実験教室、導電性ですね、導電性、電気を導くという、「導電性プラスチックを作ろう!」と題しました実験教室を開催することとなりました。
 この2つの実験教室では、2000年、平成12年でありますが、導電性高分子の発見と発展によりまして、ノーベル化学賞を受賞されました、筑波大学名誉教授であられます白川博士に講師を務めていただき、実験を通して、科学の不思議さ面白さを子どもさん達に伝えるものであります。かつて「プラスチックは電気を通さない」このように考えられていた訳でありますが、白川博士は「そこに電気が流れる」という、常識を覆す発見をされたところであります。
 導電性高分子は現在、身近なものでは携帯電話の中に使われている小さな電池、またコンデンサー、またタッチパネルのような感圧スイッチ、様々な場所で使用をされているところであります。
 実験教室では、県立あすたむらんどでは平成30年、来年ですね、1月21日日曜日に「導電性プラスチックを作ろう!『有機高分子ELへの応用』」と題して開催させていただきます。また、川口ダム自然エネルギーミュージアムでは、会場の都合上、実験場所を那賀町立相生中学校の理科室として、平成30年3月11日日曜日に、「導電性プラスチックを作ろう!『透明フィルムスピーカーへの応用』」と題して開催いたします。
 次に実験に参加をしていただく子どもさん達の募集についてであります。対象は小学校5年生から中学校3年生まで。募集期間は12月2日土曜日から12月15日の金曜日までの間、抽選を12月16日土曜日に行う予定としております。
 このたびの実験教室はノーベル賞を受賞された白川英樹博士が自ら同賞を受賞する、そのきっかけとなった研究テーマの実験を行っていただけるという、たいへん貴重な機会でもあります。ぜひ多くの皆様方にご応募いただき、参加する子どもさん達に実験に挑戦をし、最先端の科学技術に触れることで、興味をぜひ持っていただき、科学学習を深めてもらう良い機会になれば、このように考えております。

 
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