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(NHK)
災害時のペット救護の方なんですが、先ほど飼い主の救護という観点おっしゃいましたけど、ペットを救護するということは、どういったことにつながると考えてらっしゃいますか。
(知事)
やはり、被災を受けますと、これは大きな精神的な、もちろん肉体的もそうなんですけれどね、精神的な衝撃を受けてしまう。場合によってはこれがトラウマになるとか、PTSD症候群こうしたものにもなり得るということがありまして、その心理的なストレスこれを少しでも緩和する。そのためには、日頃から家族同様に過ごしているそのペット、この安全安心をできる限り確保して差し上げることが、その被災者の方にとってのいわゆる心理的な、場合によっては物理的な場合もあるのかもしれませんが、そうした支えになるということでありますので、やはりそうした点については、しっかりと考えていく必要がある。
ただ、これについては、既に計画の中、あるいは徳島の場合、地域防災計画に位置づけはしているんですがね。所詮は文字媒体で書いてるだけなんですよね。それを具体的に実施を、訓練としてする。しかも、図上訓練の意義っていうのは、様々な予測外のこともそこに加えることが出来るということがありますので、やはりしっかりと図上訓練、そこで課題を抽出して、さらには今度は実際の実動訓練、こうしたものにその課題の解決を活かしていくと。こうした手順で進めて行ければなと。
今回は環境省、あるいは四国4県協力して、まさに大きな広域的な対応ということをやっていくこととなりますのでね。まさに全国のモデル、これを徳島から発信をすることができればと、このように考えています。
(NHK)
基本的には、飼い主の自助というお話がございましたけれども、やはり共助公助という観点はペットに関しては難しいんでしょうか。
(知事)
いえ、そこの分については、共助というのはいろいろな支援団体がありますので、今回もそうした皆さん方に参画をしていただくということが、当然ありえます。
また、避難所生活ということになってまいりますと、なるべくここについては自治組織を立ち上げていくっていうのが、これまで効果的であると。熊本の時にはそれが公がやる。市役所が、あるいは役場がやったことによって、結果、避難をする方の統制が取れなくなってしまうと。不思議な話なんですけれどね。やはりそうした場合には自治で、お互い様じゃないかと。この共助がものすごく重要になるんですね。で、そうなった場合に、じゃあペットをその中にどう持ち込むのかといった点についても、例えばペットというと犬猫が代表なんですけれどね、犬アレルギー、猫アレルギーとこうした人もいますし、犬や猫を嫌いだという人もいるわけなんですよね。そうした皆さん方と、いやもうそのペットがなければ自分は家族を1人子供を1人失ったようなもんだとこう思う人たちが、どう共存出来るのかと。これも大きな課題となるところで、大抵の場合にはこのペットを持たれる方が自助ということで、我慢をするということに追い込まれていくんですよね。しかしそれによって精神的な打撃がどんどんどんどん増えてきて、最終的にはこれが体に病となって襲いかかってくるということがありますので、もう今やペットを飼う、あるいはペットが家族同様であるということはもう当たり前の社会に日本もなってまいりましたんでね。こうした点について、単なる自助というだけではなくて、我々が1番期待をするのは共助、ここの部分ということですので。今回は関係をする団体にもお入りをいただく上での図上訓練ということにさせていただくということです。ポイントは、共助ということになります。
(幹事社)
他にいかがですか。それでは、発表事項以外のことでよろしくお願いします。