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平成29年11月6日 定例記者会見 項目別

災害時ペット救護「広域支援・受援体制整備に係るモデル図上訓練」について(説明)

 次に第2番目、「災害時ペット救護『広域支援・受援体制整備に係るモデル図上訓練』」についてであります。
 今や犬や猫の飼育の頭数につきましては、15歳未満のお子様の数を上回り、中には家族の一員としてかけがえのない存在となっている。こうしたご家庭も多くあるところであります。ペットと毎日を楽しく暮らしていくためにも、災害時にどのような行動をとれば良いのか、日頃からの備えが大変重要となります。
 そこで、この度、11月14日火曜日に、環境省と共催いたしまして、徳島グランヴィリオホテルにおいて、全国初となる「災害時ペット救護・モデル図上訓練」を実施いたします。
 いざ、災害が発生した場合のペットへの対応につきましては、飼い主責任による「自助」が基本となりますが、災害時となりますと、飼い主への救護といった観点から様々な支援も求められるところであります。
 このため、今回の訓練では、四国各県から、県、市町村、獣医師会、ペット関係団体などのご参加をいただきまして、「南海トラフ巨大地震」発災時を想定いたしましたペット救護に係る広域連携と、支援、受援体制の整備をテーマに実施したいと考えております。
徳島県における大規模災害発生時の動物救護活動につきましては、阪神淡路大震災後、早期に「徳島県地域防災計画」に位置づけますとともに、平成24年の9月には「災害時のペット対策ガイドライン」を策定し、官民一体となった活動を行ってきたところであります。
 発災時には、行政によるペット救護に時間がかかることが予測されるとともに、ペットに関しましては、災害救助法の適用外でありますことから、民間団体やボランティアの皆様との連携が非常に重要になって参ります。
 現在、動物愛護管理センターの敷地内に譲渡交流拠点施設の建設を進めているところでありまして、発災時にはボランティアの皆様と協力のもと、動物救護シェルターとしての役割を果たすことといたしております。
 この度の図上訓練では、これまでの災害対応を教訓といたしまして、環境省、近隣自治体、ペット災害対策推進協議会と連携をした支援、受援体制の整備。獣医師会、ボランティア、協定締結団体との役割分担と連携方法の確認。県内市町村におけるペット救護対策に係る課題の抽出につきまして、参加機関、団体の皆様方とともに協議いたしまして、しっかりと取り組んで参りたいと考えております。
全国に先駆けました本県のモデル図上訓練が、有事の際の円滑な被災者支援、そして、ペットの救護につながりますよう、しっかりと考える訓練として実施して参りたいと考えております。
 私の方からは、以上2点です。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。

(幹事社)
 それでは、発表事項について、ご質問あればよろしくお願いします。

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