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平成29年10月24日 臨時記者会見 項目別

徳島発!「AI要約サービス」実証実験の実施について(説明)

(司会)
 ただ今から、「徳島発!『AI要約サービス』実証実験の実施」についての共同記者会見」を始めさせていただきます。
 本日の「発表者」を紹介させていただきます。
 まず、株式会社メディアドゥ 代表取締役社長兼CEO藤田恭嗣(ふじたやすし)様でございます。

(メディアドゥ)
  よろしくお願いします。

(司会)
 そして、徳島県飯泉嘉門知事でございます。

(知事)
 どうぞよろしくお願いいたします。

(司会)
 以上、お二人の皆様でございます。
 それでは、まず飯泉知事からコメントをお願いいたします。

(知事)
 今日は、「徳島発!『AI要約サービス』実証実験」の実施について、発表をこれからさせていただきます。
 本県におきましては、「IoT、ビッグデータ、AI」、いわゆる「第4次産業革命」、「インダストリー4.0」とも呼んでおりますが、イノベーションの加速に向けまして、県を挙げて、取り組んでいるところであります。
 今回は、人間でもなかなか難しいとされている「文章の要約作業」の分野において、「AI要約技術」を活用し、県行政における「情報発信の強化」や「働き方改革の推進」、「ビッグデータの活用」につなげるための実証実験を「株式会社メディアドゥ」のご支援、ご協力のもと、日本初のチャレンジとして実施するものであります。
 皆様もご存じのとおり、株式会社メディアドゥは、電子書籍分野で業界を力強く牽引されるとともに、特に今年度、新たな戦略拠点を県内に設置されるなど、徳島県に大きく貢献いただいているところであります。
 メディアドゥがいち早く着目し、実用化を進めておられる「AI要約技術」、この技術は、利用者の皆様方が文章量を、例えば、50%とか70%というように設定いたしますと、その設定した分量で対象の文章を「AIが要約」するという最新のテクノロジーということなんですね。単純に文字を少なくするっていうことじゃないんですよね。きっちりとキーワードを含め、要約してくれるというものであります。
 今回の実証実験につきましては、「徳島県を実証フィールド」といたしまして、この「AI要約技術」と、メディアドゥが今回の実証実験に向けまして、新たに開発されました「音声自動文字起こしシステム」を併せて活用いたします。
 このように、メディアドゥにおかれましては、複数の「高度な技術」をコーディネートし、パッケージ化して、提供いただいているところであります。
  実証実験のまず、「第一弾」「第二弾」実は二段構えとなっているところであります。
 最初に「第一弾」でありますが、定例記者会見の「知事発表事項」の部分につきまして、今回、私自身がいわば実験台になるという形で、これまで、会見録の発表が4日後、つまり会見は月曜日と定められているわけでありますが、会見録の発表が4日後の金曜日であったものを「音声自動文字起こしシステム」によります自動テキストデータ化によりまして、会見録の速報版を作成する。そして当日の午後2時までを目途といたしまして、この会見録の速報版に対する「AI要約サービス」を専用サイトに掲載いたします。
 会見から2日後を目途といたしまして、「発表事項」部分の会見録の「確定版」に対する「AI要約サービス」を専用サイトに掲載するというものでありまして、ちょっと言葉だけで聞いているとね、判りづらい部分がありますので、後ほど、デモンストレーションさせていただくことといたしております。
 このサービスの利用によりまして、会見録作成時間の削減によるいわば「働き方改革」、また会見録の公表までの時間を短縮することによる「情報発信の強化」とともに、要約することができることによりまして、県民の皆様方に発信内容に触れやすくする、どうしても長文だと、「読んでいてわからない。あるいはもう止めよか。」こうしたことが起こりますので、こうした取っつきにくいこうした印象を今回解除しようということでありますね。
ということで、「AI要約サービス」という、県民の皆様方への「新たなサービスの創造」にチャレンジして参りたいと思います。
 そして、次に「第二弾」でありますが、こちらは年明け早々を目途といたしまして、過去の「県の審議会の議事録」を対象といたしまして「AI要約サービス」を提供したい。このように考えております。
 これによりまして、県民の皆様方が審議会をはじめ、県政に関する様々な意見や提言に対し、より一層、関心を持っていただけることが、期待できるというものであります。
 過去の情報の活用という点では、県が保有いたします「ビッグデータの有効活用」にも
つなげてまいりたいと考えております。
 今回の実証実験における県とメディアドゥとの役割といたしまして、県におきましては、「定例記者会見」や「審議会」といった「議事録データ」を伴う機会を実証フィールドとして提供させていただき、県ホームページやSNSなどによりまして、「実証実験」の周知を行うということであります。
 そして株式会社メディアドゥの皆さんにおかれましては、「音声認識及び自動文字起こし」から「AI要約」までの一連の「システムソリューション」をご提供いただきます。
 また、「専用サイトの開発」及び「徳島県ホームページ」と連携させるための「システム設計」をそれぞれ担っていただくこととなっております。
 県といたしましては、今回の実証実験を通じまして、AIを活用いたしました「県民サービスの向上」。また業務の効率化を通じました「働き方改革」にしっかりとつなげたい。このように考えております。
 その意味でも、今回の実証実験に快くご協力いただきました、藤田社長さんをはじめといたします株式会社メディアドゥの皆様方には、心から感謝申し上げたいと存じます。
 まさに、「一歩先の未来」を先取りいたします「実証実験」に、多くの皆様方がぜひ参加していただきまして、AIを直接体感していただければと考えております。
 県民の皆様方をはじめ、県内外の皆様方には、来週の10月30日月曜日、まずは午前10時からの定例記者会見、そして午後2時からは「AI要約サービス」が始まりますので、県のホームページをぜひご覧いただきたいと存じます。
 私の方からは以上です。よろしくお願いいたします。

(司会)
 ありがとうございました。続きまして、「株式会社メディアドゥ藤田社長」からコメントをお願いいたします。

(メディアドゥ)
 はい。本日はですね、徳島県とメディアドゥによる、「徳島発!『AI要約サービス』実証実験」の記者会見にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。まずは、このような機会をいただきました、徳島県及び知事に対してですね、お礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
 今回ご提供させていただくことになりました技術はですね、もともと弊社は電子書籍の流通、つまり問屋の事業を行っておりまして、日本にはこの問屋事業を行っております会社は、3社あります。今年の3月に、弊社がその3社ある中での2位のポジションだったんですけども、2位が1位を買収するということで、現在メディアドゥグループとしてはですね、圧倒的な本の流通会社となっております。
 日本で電子化される本につきましては、圧倒的な1位であるメディアドゥグループに各出版社様が本を預けていただくということで、日本の電子化された本については、ほぼ全てを扱うことができることとなっておりまして、現在我々が扱っております電子化された本は、約50万冊となっております。
 毎年毎年ですね、数万冊の本が追加されていくという形になっておりますけれども、そのテキストの本、例えば、小説だったり、ビジネス書というものが、特にビジネス書に関しましても、年間でいうと1万冊から2万冊ほどが、新たに発行されていると。電子化につきましても、年間で数千冊の本が、電子化されている。という中で、じゃあいったい誰がその電子化された本を、ビジネス書を全て読むのかというと、なかなかやはり難しい。 というところで、今年我々が出資させていただいた会社に「エーアイスクエア」という会社がございます。この会社が研究していたものが、文字の要約、文章の要約というようなテクノロジーを研究されていらっしゃいました。その技術に我々が目をつけてですね。であるとすると、なかなか全ての本を読むことができないと、いうところで、本を要約するAIを提供できたとすると、例えば1冊読み切るのに、5時間、6時間かかるものが、10分、20分で読めてしまう。つまり約10万文字の本が、5千文字程度に要約できて、その要約がちゃんとした意味をなすというようなことで、サービスとして提供できれば、よりたくさんの国民の皆様に、利用者の皆様に本を読んでいただけるのではないか。という風なことを考えて、このテクノロジーを我々としては採用させていただいてですね、本の要約サービスを鋭意今開発しているというところでございまして。
 今回、この徳島県にですね、このサービスを提供させていただく大きなきっかけとなりましたのは、私が知事にいろんな報告を差し上げる時にですね、「実はこういう要約サービスを研究しています。」というお話を差し上げたところ、知事から「これはいいんじゃないか。」と。「であれば、県でもいろいろ導入を検討しようか。」などというような話になりまして、それから県庁の職員の皆様とこの技術について、もしくはサービスをどういう風に活かしていくかというような話をしていく中で、やっとこのような発表という形にこぎつけることができました。
 先ほど、知事もお話されましたけども、今までは記者会見をされてから、数日間のタイムラグが、県民の方々に発表するまでには時間があったと。それをいかに短くしていくかということの県民サービスの向上ということと、後は、それに携わる職員の皆様の労力というかですね、時間を短縮していくことにおける「働き方改革」、その2つについてですね、我々このテクノロジーというものが、本を要約して、本を提供するためだけの技術から、このような形での、行政に対してテクノロジーを提供することができるということに関しては、メディアドゥにとっても、また新たなビジネスチャンスだという風に考えております。ですので、我々としては今後徳島県の皆様とですね、一緒になってこの日本初の要約サービスというものを提供しながら、もっともっとテクノロジーを研究してですね、よりよいサービスに仕上げて、県民サービスの向上に貢献できればという風に考えております。
 以上でございます。

(司会)
 ありがとうございました。
 それでは、これよりデモンストレーションの方に移らせていただきたいと思います。
 解説の方は、株式会社メディアドゥの榊原様と室井様の方から、よろしくお願いいたします。

(メディアドゥ)
 それでは、これからデモンストレーションを行います。まず、お手元に配布しました資料の4枚目ですね。別紙2と書かれました「システムフロー図」がございますけど、こちらをご覧いただきまして、これよりやっていきますデモンストレーションはですはね、一番左側に知事が会見を行いまして、一番右側の県民の皆様に公開される一連の流れがありますけども、この中の実験システムについて、これからデモンストレーションを行わせていただきます。
 実際に知事が会見される時のマイクとして、今回デモンストレーションとしてこちらのマイクを使って発話させていただきます。こちら、メディアドゥの室井が知事のコメントをしゃべります。そして私がこの図で言いますと丸3番のオペレーターの部分ですね、文字起こしをされたテキストをリアルタイムで誤った所をマーキングしていくといったところをご覧になっていただきます。
 それでは、開始します。
<読み上げ開始>
 はい、皆さんおはようございます。
 今日は、私の方から、「2点」発表させていただきます。        
 まず、1点目は「マイナンバーカード普及促進キャンペーン」の実施についてであります。
 マイナンバーカードにつきましては、市町村におきまして、平成28年1月から交付が開始されているところであります。県におきましては、マイナンバーカードの普及促進を図るために、例えば、平時の活用として、住民票や印鑑証明書などのコンビニ交付サービスの実施エリアの拡大、児童手当や保育などの子育てワンストップサービスの県下全域の実施を市町村に働きかけるとともに、いざ発災、災害面として、国、美波町及び放送事業者の皆さんとで連携いたしました「マイナンバーカードを活用した避難者情報の収集」など、推進しているところであります。
<読み上げ終了>
 はい、今このように少し短めではありますけれども、会見で実際に話されたことが、先ほど申し上げましたように、自動テキスト化システムによって文字列に置き換えられました。
 このように会話とともに、リアルタイムで水色にマーキングしましたところは、全部が話し終わってしまいますと、誤ったところが、どういったことを話していたか、どこ誤ったかが判らないので、これをリアルタイムでマーキングしてみました。
 この会見が終わりましたら、ここで編集モードに切り替えます。
 編集モードにしますと、ここに(画面左端中央部)誤った所の行を編集できるようなボックスが出て来ますので、例えば、この行に対して一部誤った点がありますけども、これを直していきます。実際どこが誤っていたかということを、編集する時点でこのように、
<音声再生「交付されているところであります。」>
このように、後からこの行をもう1回再生して聞きながら、交付という風に
<「公開」を「交付」に修正>
修正することができます。編集したところは、こういった青い文字になりますので、後ほど確認することもできます。例えばここもそうですね
<音声再生「県におきましては」>
県におきましてはいうことで、この「手」を「県」に直していきます。
 このように音声を聞きながら直していくことができますので、分業して会見後に修正することも比較的簡単になっています。
<音声再生「例えば平時の活用として」>
ここは「平時」ですね。
<「掲示」を「平時」に修正>
じゃあ、いくつかこのまま編集作業を進めていきたいと思います。
<音声再生「住民票や印鑑証明書などのコンビニ交付サービスの実施エリアの拡大」>
 このようにちょっと欠落してしまった文字なんかに関しましても、音声を聞きますとどういった元の文章だったのかというのが分かります。
<音声再生「市町村に働きかけるとともに」>
<音声再生「いざ発災、災害面として」>
このように、なかなかちょっと難しい言葉も出てきますので、こういったものを音声認識サービスの方で、今後学習していくといったようなことも今後検討していきたいと思っています。
 今、直しました「国、美波町」特に美波町なんかというのは、特に徳島県に特化した言葉ですので、こういったものはAIの方で学習していくことによって、次からはこういった文字がちゃんと出るようになる。
 これで編集作業が終わりました。実際に会見が終わってから、今多分5分も経ってないんですけども、例えばこれくらいのスピード感で編集していくことができます。それでは完了を押しまして、そうしますと、今編集した会見の内容が、実際に県民の皆様にご覧いただくようなイメージとしてプレビューされています。
 それでは、この会見のまずタイトルを一番上に、会見の名称という所で、平成29年10月24日という風にタイトルを入力します。そして、マイナンバーカードについて説明していますので、「マイナンバーカード」とタイトルに打ちます。ここで入力しましたものが実際に県民の皆様の方に目次みたいな形で、リンクが出て来ます。
 そうしまして、ここで整えましたら、カレンダーが出て来ましたけれども、例えば10月24日に公開する。公開する日を指定することができます。それでは、今回10月24日に公開するということで、これで完了します。ここで完了しますと、実際に県民の皆さまの方に今完了した内容が表示されてきます。それを見てみます。
 先ほど、入力しました「【速報】平成29年10月24日」というのが、出てきまして、その下にまず、会見全体の内容としまして、一番始めの知事のごあいさつから、最終的な会見の内容全文がリンクとして出ていまして、その下に記者会見の様子を項目別に見るということで、今回やりましたマイナンバーカードの目次が、先ほど入力したマイナンバーカードが出て来ます。こちらを開きますと、この画面の下に出ていますマイナンバーカードの下に、先ほど読み上げましたものが、全文出ているようになります。
 こちらの画面が、県民の皆様がご覧いただく画面なんですけども、今回時間の都合で文が短いので、実際の会見をしている文の長さで、要約の雰囲気を見ていただきたいと思います。
 こちらが9月4日の定例記者会見でお話されたマイナンバーカードの内容でして、今回選択している部分だけ会話を音声認識をしています。実際にはこのくらいの分量があるんですけども、この分量について県民の皆様がこの上のスライダーがありますけども、10%から90%と、このスライドバーにあるように、例えば50%にこの文を要約してみるというのをやってみます。
 そうしますと、今要約のサーバーにいまして、実際に50%の文字が帰ってきました。見ていただくとわかりますとおり、会見文字数1,649文字に対して、要約された文字数が746文字。これが45.2%の要約率で、0.036秒で処理して帰ってきています。
 今50%でやりましたけれども、ここはきめ細やかに県民の方で、例えば15%にしてみよう。とかですね、70%でしてみようといった形で、リアルタイムに変換することができます。
 ですので、今回の実験の趣旨としましては、県民の皆様が自分でこのAIで要約をするといった体験ができるといったことがポイントとなりまして、この実験としましては画面の下にありますように体験した後、実際にAI要約のサービスが参考になったかといったようなアンケートを一人一人から取っていくといったことをやっていきます。
 これで、今回の実験のデモンストレーションは、終了となります。

(司会)
 ありがとうございました。
 発表につきましては、以上でございます。
  それでは、ここからの進行につきましては、幹事社さんにお願いいたしまして、質疑をお願いしたいと思います。