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(読売新聞社)
すみません。
9日の子育て同盟(発足)、鳥取県の平井知事が提唱されているんですが、知事もこの中にメンバーとして入っていると思うのですけど、知事の考える意義とこれからの取組みについて考えていることがあれば、お聞かせください。
(知事)
我々、この少子高齢化、これを正面から受け止めて、ワークライフバランスという国が掲げているその方向ですね、あるいは我々、サテライトオフィスということで新しい若い世代の皆様方の働き場といったもの。これはテレワークなどとも昔は呼ばれていましたけれどもね。また、男性も女性も等しくやはり育児に貢献をしていこうという「イクメン」ですよね。そしたら「イクメン大賞」を考えるとか。また、子育て環境を良くしていこうということでの、昔は乳幼児等医療費助成制度、今は子ども(はぐくみ医療費助成制度)という名前に切り替えさせていただきましたけれどね。これも全国トップクラスの県のいわゆる最低水準として小学校卒業まで、これに各市町村は「うちは、もっともっと子育てに優しいところだ。」ということで、中学校卒業までとかね。「いやいやもっと上までチャレンジしてみよう」とか。こういう形をつくりあげてきたんですね。おかげで(合計)特殊出生率もずっと全国下回っていたものを全国の平均1.39を上回る1.43と。でも、決してこれ高いわけじゃまだまだない。やはり若い世代の皆さん、経済のなかなか厳しい、雇用も大変だという中で、まず結婚をし、そして子育てをしっかりとしていこうと、未来に希望・夢をと。
そういうためには、やはりもっともっと地方から政策提言、発案をしていく必要があるんじゃないか。であれば、やはり若い世代の知事の皆さんと組んでね、より具体的な提言をしていく必要があるということで今、10人ほどでの若手知事会、最初はもっと人数少なかったですけどね、今、10人にまでこれなってるものですから、この中でがっちりとこうスクラムを組んで、そしてこの中には実際に育児休暇をとった知事さんですね。例えば、広島(県)の湯崎知事さんだとか、あるいは、三重(県)の鈴木知事さん。育児休暇をご本人が取られましたね。これ全国的にも賛成、反対といろいろ(意見が)ありましたけれど。我々としては、仲間としては、大いにバックアップしようということで、そうなったら今度、具体的な形をもっともっと見えるようにしていこうということでの今回の子育て同盟という形になったと。ということで、今回、ぽこっとなったわけではなくて、これまでのいろいろな本県での歩み、そして、若手知事としてお互いに切磋琢磨して、お互いに協力し合おうよと。こうした気運がひとつの形になったということになります。ということで、これからやはり、全面的に子育てしやすい環境といったものを日本の国の中で、しっかりと制度としても作り上げていくと。そうした意味でこれからの活動といったものを徳島だけということではなく、こうした多くの県の皆さん方と力を合わせてね、スクラムを組んで、そして日本の制度としてこれを確立をする。実際の働き方としてただ単にワークライフバランスという言葉だけが踊るということではなくてね、こういうふうにするとこのワークライフバランスが本当にとれていくんだ、子育てのしやすさといったものはこういうものなんだというものを実証としても、実証だけでは足りないという声もありましてね。これもう当然のこととしてしていこうと。これが一番のねらいというふうになります。
よく価値観の変動ということでパラダイムシフトなどという言葉があるわけですけどね。子育てについて、まさにパラダイムシフトをしていくんだ。そして正面から少子高齢化に取り組んでいこうと。これを最終のねらいにしていこうということになります。