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平成25年4月15日 定例記者会見 項目別

障害者が繋ぐ地域の暮らし“ほっとかない”事業について(説明)

次に2番目、障害者が繋ぐ地域の暮らし“ほっとかない”事業についてであります。
県におきましては、障害のある方の地域社会における共生の実現に向けまして、福祉的就労に携わっておられる方々が、やりがいを持っていただき、活き活きと働くことのできる場の創出に鋭意取り組んできているところであります。
一方、限界集落におきましては、買い物支援、また、高齢者の皆様方の見守りなど日常生活を支える手段の確保が、今、重要となってきているところであります。そこで、障害のある方に対する新たな就労の場の開拓、また、限界集落における地域を支える人の確保というこの2つの命題、課題、これを発想の転換によりまして、互いに解決へとつなげるために障害のある方による限界集落のサポートという新しい就労のかたち「障害者が繋ぐ地域の暮らし“ほっとかない”事業」、これに取り組みまして、生きがいと絆づくりを目指すことといたしているところであります。
 ということで、こちら(パネルを提示して)「移動販売車両『何でもお届け!いろどり屋』号」という、この車、こちらを活用をさせていただきまして、当事業の最初の取組みとして、この度、三好市の池田町、こちらの箸蔵地区におきまして社会福祉法人池田博愛会の皆様方の就労支援施設「セルプ箸蔵」が中心となりまして、障害のある方が施設で作ったお弁当やパンと地域の商店街などで調達をいたしました日用品を、今見ていただいた、この「何でもお届け!いろどり屋」号、こちらに乗りまして、限界集落の買い物に不便を感じておられる皆様方へ、そのもとにお届けをいたしますとともに、高齢者のお宅を訪問することによりまして、色々なお話をお伺いをしたり、安否を確認をする、いわゆる見守り活動を実施をすることといたしております。
この取組みによりまして、障害のある皆様方が地域を支える、まさに主役として新しいステージに立っていただく、社会に貢献をするその喜びを得られるとともに、新たな販路拡大によりまして、障害のある方の工賃アップ、これを目指して参りたいと考えております。
 また、限界集落における買い物の苦労が少しでも減少し、生活の利便性が向上するとともに、ひとり暮らしの高齢者の皆様方の御不安を解消をしていく、ふれあいの機会を創出をするなど、過疎地域の課題の解決にもしっかりとつなげて参りたいと考えております。 さらには、日用品などを地域の商店街などと連携、そして調達をすることによりまして、商店街の活性化にもつなげていこうと。そして、障害のある方とまさに地域全体との交流が活発になることによりまして、地域全体が元気になることが期待をされるところであります。このように、いわゆる一石二鳥ならぬ三鳥、四鳥とこうした効果を狙っていこうという取組みであります。
 なお、事業の開始にあたりまして、オープニングセレモニー、こちらを4月30日火曜日でありますが、池田博愛会博愛の里で開催をいたしまして「何でもお届け!いろどり屋」号をお披露目をいたした後、お弁当や日用品の最初のお届けに出発をしてもらうことといたしております。県といたしましては、全国初となります、地域の皆様方すべてが幸せとなるよう、この取組みを「箸蔵モデル」として位置づけまして、政策提言をはじめ、積極的に県内外にアピール・PRをすることにより、県内はもとより、同じ課題で悩んでおられる全国の皆様方にも、いわゆる解決の処方箋として広がるようこれからもしっかりと取り組んで参りたいと考えております。

私の方からは以上です。よろしくお願いをいたします。

(幹事社:司会)
 それでは、発表事項について質問のある社はお願いします。

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