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平成25年5月27日 定例記者会見 項目別

香港からの国際チャーター便就航について(質疑)

(徳島新聞社)
 チャーター便なんですけども、7月、8月となった理由と、あと補助金とかっていうのは出ているのでしょうか。

(知事)
 7月、8月、もちろん徳島の夏、阿波おどりを含めまして、魅力的な期間でもあるということであります。もちろん阿波おどり期間にバチッとこう合わせてしまいますとね、宿泊の場所にちょっと苦慮をする、工夫が必要となるわけでありますが、やはり「徳島の夏」、これを香港の皆様方にしっかりと体感をしていただこうということとなります。
 また、今回もちろん、従来このチャーター便に対しての助成として、例えばその泊数に応じてとか、あるいはバスで回っていただく場合の支援と、こうしたものも従来と同様に行わせていただきたいと考えております。
 こうした形で昨年の12月に2回、「EGLツアーズ」の皆さん方には、徳島(県)に2便で来ていただいたわけでありますが、その時の成果といったもの、あの時は冬であったわけですけどね、今回は夏本番ということで、大規模なチャーター(便)、これに結びついたものと考えておりまして、先程、冒頭でも申し上げましたように、リピーター客が8割の率となっておりますので、香港の皆様方に、さらに今回来ていただく、千を遥かに超える皆様方、この皆さん方に、徳島(県)、四国、その魅力を十分に堪能していただいて、口コミで更なる広がりを期待をしていきたいと、このように考えております。以上です。

(徳島新聞社)
 その関連なんですが、助成金額はおいくらになるんでしょうか。

(知事)
 これは、従来のパターンとして、一つ当たり、これは宿泊を伴う場合っていうことになっておりますが、これは35万(円)、これが適用となります。また、バスを借り上げていただく場合には、その2分の1、もちろんその滞在日数に応じたという形になりますがね。この支援を、これは申請に基づいて行う、実績に応じてということとなります。

(徳島新聞社)
 それとですね、これまあ1便の、先程知事が最大1900(人)でしたかね、これはパックツアーはまだ先なんですが、その1900人とおっしゃいますが、それぞれの12回のツアーの、今(の)予約状況、それと今後の見通しというのはどのようになっていますでしょうか。

(知事)
 今、丁度その予約、これに取り組んでいただいているところでありますので、最大で1便当たり174名、これは飛行機のキャパっていうことによるわけですけどね。それで、マックスの場合に大体1900(人)ということを申し上げたところであります。もちろん、まだ最終的に一体どのくらいになるかといった点については、お聞きをしていないところではありますが、かなり人気が、殺到してるんではないかということは、お聞きをしているところであります。
 また今後、具体的な、より近くなってきますとね、7月の半ばからスタートとなりますので、もう間もなく大体の目処が立ってくるんではないかと思います。

(徳島新聞社)
 それとですね、このチャーター(便)、12回ということで、非常に期待が持てるかと思うんですけど、(助成金を)35万(円)出して、バス出しますと、これに対して、その今現時点では難しいかもしれませんが、どれだけの経済効果があるというふうにお考えでしょうか。

(知事)
 もちろん過去のチャーター(便)ということも行ってきたところでありますので、そうした点では、もちろんその数倍の経済波及効果、これはまず、もちろんその宿泊といった点、あるいは、いろんなところの物販ですよね。割とこの物販のところ、これが大きいということはもう既に実証されておりますので、最終的には、もちろん全体的な今回も大規模なチャーター(便)とはいえ、香港からは2回目のものでありますので、しっかりとその辺りも分析をして、そしてこの次にどう活かしていくのか。あるいは、この助成金のあり方っていうのが、それで本当に良いのかどうか、こうしたところはもちろん検証をしていきたいと、もちろん相手側からのいろいろなオファーと、つまり今後、これだけでね、前回12月に二つやっていただいて、それで今回この、12(回)になったわけでありますので、我々としては、これからも更にそれを広げていきたいと、こう考えておりますので、その点については、お互いでその辺りを話し合っていくということになります。もちろん、しっかりと検証して。

(徳島新聞社)
 あの、その点で、昨年12月に2回というね、今回12回と数が6倍に増えたと。それで、おそらく県民の期待としては、これを定期的なものにという希望も膨らんでくるわけですが、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

(知事)
 この辺りについては、もちろん我々の期待としては、次は定期チャーター(便)ということをね、目指していくわけでありますので、その意味でも今回の部分をしっかりと対応していく。そして、それぞれの来られた皆さん方に対してね、しっかりと、こうお聞きをしていく。あるいは、「EGLツアーズ」の皆さん方にもね、お聞きをしていくと。あるいはこの民間の皆さんと一緒に連携をして受入も行っていますので、その皆さん方、これはもう12月の時にもやっていただいている、あるいはそれまでも色んな活動をね、行っていただいているみたいですんで、こうした皆さんからのお話もしっかりと分析をさせていただいて、その結果を新たな、今度は処方箋としてね、これをまた蒔いていこうと、こう考えています。

(徳島新聞社)
 このチャーター便といえば、もう古い話になっちゃったんですが、湖南省のチャーター便が休止して1年以上経ちます。1年以上経って休止という表現も非常に、これ何か不自然なような感じがするんですが、この間、県としてどのような対応をされてきて、今後その湖南省のチャーター便に関しては、どういうふうに対応していこうというふうにお考えでしょうか。

(知事)
 従来このお話について、この記者会見の場でね、お話があって。私の方としては、やはり中国との間、これは国と国との関係も一つありましてね。なかなか、早期打開は難しいであろうと、いうことがありましたんで、そうしたノウハウ、これを活かして、必ずしも中国だけに注目をするんでなくて、例えば東アジアということであれば、中国以外に国がありますし、また東南アジア、ベトナムをはじめとしてね。多くの魅力的な、また急激な経済成長を遂げている国が多々あるわけでありますんで、そういったところに、グローバル戦略、これを広げていこうと。
 つまり、中国のグローバル戦略というものから、そのノウハウを活かして、短い期間ではありましたけどね。これをさらに、今度は東アジア、東南アジアに広げるということで行ってきた結果が、まあ今回、12月に少しありましたけどね。こういうことでありますので、確かに湖南省との間のはね、休止して1年を越えているのに、休止ってどうだっていう話ですが、これは湖南省との間では、ただ単に送客をお互い、民・民ベースでやったとか、あるいは県が仲立ちをして行ったというものではなくて、官と官の間で友好提携というものを結んだ上での話でもありましたんでね。
 そうした意味では、その縁が切れてるわけではない、わけでありますので、こうした点については、やはりまだ休止と。この縁が根本的に切れてしまえばね、それはもう無くなったと、いうこともあるんでしょうけど。その縁が続いている間、そして、お互いがそうした努力をするんであれば、これは必ずしも送客っていうだけではなくて、それ以外の交流は、まあ細々ながらもね、続いているところでありますし、上海事務所を通じてのいろいろな情報、これをやり合ってると、いった点もありますので、これは決してここは、こことして、しかし、そのノウハウを活かして、より範囲を広げていくと、まあこうした方向で進んでいきたいと考えています。
 なかなか、湖南省とのね、チャーター(便)の再開といったものについては、まだ、ちょっと厳しくなってますよね、中国との関係ね。国(と)国との関わりがありますので。しかし、ここは息の長い形を進めていこうと、そして、そのノウハウを活かして、さらにその活動のエリアを広げていくと、いう形で対応したいと考えています。
 
(徳島新聞社)
 ということは、まだ湖南省のチャーター(便)に関しては、再開の希望は持ち続けていらっしゃるということでしょうか。

(知事)
 お互いの友好提携ね、これを止めるということになってるわけではないし、向こうの方からも、国と国はね、ちょっと厳しい関係ですけど。向こうの方としては、そういう形には今なっていないと、いうことでありますんでね。我々としても、そこのところはしっかりと、お互いの希望を繋いでいこうと、こう考えています。

(徳島新聞社)
 親和力(旅遊)さんとは、交渉がその後、上海事務所を経由してでも構わないんですが、交渉をされているんでしょうか。

(知事)
 交渉っていうのは、なかなかね、お互いどうだっていうことは言うんですけど。これはもう国と国との関わり、で、当然向こうの場合には、国の方針がそのまま省に降りてくる、地方分権ではありませんからね。そういったところが難しい点があるということですから。ここはなかなか、民の力では打ち破っていくのが難しい、これが中国本土かなと。その意味では、この今回の香港というのは少し、逆に言うとそうした解決の一つの糸口にもなってくれればなと、いうふうに考えていますけどね。

(毎日新聞社)
 その関連なんですが、その湖南省のチャーター便に関しては、昨年度の外部監査でも、助成のあり方とか指摘を受けたと思うんですけども、先程、助成は従来どおりっていう話ありましたけど、湖南省のチャーター便を受けてそれを検証した結果ですね、今回の助成のあり方についてですね、新たに見直すとかですね、やり方をこう改善したとか、そういう点はないんでしょうか。

(知事)
 というよりも、湖南省のチャーター便がしっかりと定期チャーター(便)として、まあ短い期間ではありましたけどね。それが制度として発動されたと、それに乗って行われてきたと。こうした状況は同じ中国の世界ですからね、場所はちょっと違うんですけどね。そうしたものは当然、伝わるところでありますので、先方としても徳島(県)のそういった制度、これを前提で考えてくるということになりますから。そこで、例えば先方から、もう少し増やす、増やしてほしいとか何とかっていうのがあれば、また別ですけどね。そうでなければ、この線で、まずはやっていこうと。現に12月をやり、今回、本格チャーター(便)となったところでありますので、我々としては今回の本格チャーター(便)を見て、その後、相手方の色々な提案、あるんであれば、それもしっかりと聞くし、我々としての考えといったものをね、今後出していくと。これ、今回、徳島(県)だけがやるわけではもちろん、日本の中では、ありませんのでね。そうした他のエリアとの関わりといったものも出てくると。そういう全国相場として考えていく必要があると、こう考えています。

(幹事社)
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