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平成25年6月4日 臨時記者会見 項目別

平成25年度6月補正予算(案)について(質疑)

(四国放送)
 燃油高騰対策の(漁船)船底清掃の事業についてなんですが、これは大幅に燃費が向上することなんですが、具体的にどのくらい向上するものなんでしょうか。

(知事)
 比率ですか。具体的なパーセントは、ちょっと。誰か分かる。

(農林水産部調査幹)
 農林水産部でございます。過去の例ではですね、船底清掃することによって、5割燃費が増したという例もありますので、それだけ増せばかなり、実績なりの削減になるのかなと思っています。

(知事)
5割ということです。

(日本経済新聞社)
補正予算に限らないのですけど、補正予算にもそういうところ結構あるという話なんですが、本四高速の(全国共通料金の)きっかけでPRしようと、非常に意欲的な姿勢は伺えるんですけども、その手法としてですね、例えばこの(本四高速全国共通料金対応戦略の)スタートダッシュ事業を拝見しても、いろんな部署が、取りまとめは総合政策課とかがやっていらっしゃるのですけども、いろんな部署がそれぞれにやってですね、えらいちょっと縦割り気味で、地域の売り込みっていうことであれば、「くまモン」なんかもそうなんですけれども、特定の専門の部局があってですね、そこに予算を思い切って投じて、地域の農業から観光からですね、売り込むと、そういう手法が有効だというのは、だいぶん見えてきていると思うんですが、ちょっと徳島県の取組みっていうのは、その辺が私から見ると、ちょっとまだ足りないような気がするんですが、その辺知事はどうお考えなんでしょうか。

(知事)
まあ、これは確かに手法の話ですので、熊本県のとる手法、あるいは「くまモン」というね、いわゆるキャラクター、これをドンと出して。しかも最初に普通はいろんなキャラクターの場合には意匠の問題があって、こういう場合じゃないとダメですよと、あるいは場合によってはお金をいただきますというのが、一般のパターンだったものを、逆にどんどん、どんどん無料で使ってください、使ってくださいっていうね。これも、そうしたデザイナーの皆さんのいわゆる斬新な発想、これを一つの基軸にして、「くまモン」イコール熊本(県)っていうことでね、どんどん売り込んでいくと。この場合には、やはり一点突破、一点集中というやり方が非常に効果的と、確かにこれは実証されています。
 今回、挙県一致対策協議会の場でも言われたのが、「まだまだ、例えばこの全国共通料金制度って、我々のところでは、みんな知っているんだけど、例えば近畿(地域)の中とか、全国はまだまだ知名度っていうか、知られてないんじゃないだろうか」ということがある。じゃあ、それを知ってもらうためには、何かの共通のロゴとか、あるいは「ゆるキャラ」じゃないけどね。まあ、キャッチコピー、そしてマークみたいなのがいるんだろうと。こうした積極的な御提案もいただきましたので、我々としてはやはり、もっと「くまモン」よりも大分前のね、平成5年からスタートしている、「ゆるキャラ」としては最初の「すだちくん」をね、この機会に、決して全国共通料金だけを売るっていうんじゃなくて、これを機会に徳島(県)を知ってもらおうということで、この「すだちくん」をベースとした、いろいろなロゴマーク、あるいはコピー的なもの、こうしたものを今、しかも全国公募していこうと。そして県内の意欲的なデザイナーの皆さん方の斬新なアイデアといったものを、こうした中にのせていこうと。
 徳島(県)としては、決して、この全国共通料金だけを狙っているわけではないと。この機会に、徳島(県)を知ってもらって、徳島(県)に来ていただく、これも良いし。徳島(県)に関心を持ってもらって、徳島(県)でいろいろな事業展開をしてもらうと。「サテライトオフィス」なんていうのは、もう一つのブームになっていますし、アニメ、「マチ★アソビ」もそうなってますんでね。こうした形を、この機会に全国共通料金制度導入といったものを、一つの旗印というかきっかけとしてやっていこうと。
 そうなると全体的な統一のロゴマークや何か、これは作ってやっていく。しかも、ただ作って、やるだけではなくて、作る過程から全国公募ということでPR、知っていただこうと。こうした手法を執ると。それからいろんな施策を総動員をするとなると、全庁を挙げた知恵といったものを出す必要があるということで、ここについては、今おっしゃるように、一見その縦割り的に見える、各所がバラバラに考えてるんじゃないかと、いうふうな御意見もあるのかもしれませんけど、これ一つの統一コンセプトが当然あるわけで、この全国共通料金制度を睨んでの、徳島(県)を大きく変えていこうということでありますので、ここは一つの大きな旗の下に動いていると。
 ただ、予算として、一つに集中、一つの部署に集中させてしまう。これも一点突破っていうやり方はあるんですが、折角これだけの組織力があるわけですから、逆に言うと、あらゆる部局が徹底的にやっていく。しかし、バラバラではなくて統一のロゴマークもそうなんですけど、一つの方向性、ベクトルを持ってやっていくと。我々としてはこうした手法で、まさに挙県一致体制、県庁挙げてやると。こうした体制で臨んでいるということです。以上です。

(日本経済新聞社)
 今、そういう、まあ総動員でやるとしてもですね、ちょっと一点突破型のやり方の、もう一つの長所はですね、PRの専門家をそういう時に起用するというのがあるんですけども。あまり、また、徳島県をそういうのにまだ取りかかられていないような印象はあるのですが、その辺の専門家の起用とかについて、どういうお考えですかね。

(知事)
 これも一つの、私は手法だと思うんですね。だから、「くまモン」のやり方っていうのは、これ一つだし、当然、もうこれは、今では誰もビックリしないというかね、一つの手法としての、今度は叩き台となってくるわけですから。今度はそれをベースにして、どう進化をさせていくのかということになってくる。既に出たものというのは、当然、これは過去のものになってきますんでね。やっぱり、それぞれの対応といった意味では、我々としてはやはり、県庁、あるいは県内、そうした人材を総動員をしてやる。これによって、あるプロに任せてしまうっていうのは、確かに斬新な、当時としてはね。アイデアがボッと出来る、というのはあるかもしれないんですけど、みんながそこに頼ってしまうという、そこに任せとけばいいんだと。これは、少し違うんじゃないのかな、もちろん一点突破は図るときにはいいんですけどね。やはり、そうしたものを、これをきっかけ、何かをきっかけとして、みんなが一斉に、それぞれの部署での考えといったもの、これを切磋琢磨しながら向けていく。私はその方が、意識改革っていう形にも繋がるし、そういう過程を通じてPRにも繋がっていくと。徳島(県)としては、そういった手法をとってみようということですね。

(幹事社:司会)
 他はございませんでしょうか。
 では、以上です。

(知事)
 はい、ありがとうございます。
 じゃあ、よろしくお願いします。

 
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