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平成25年7月1日 定例記者会見 項目別

東日本大震災に係る復興予算について(質疑)

(時事通信社)
 復興予算の流用問題が指摘されている問題なんですけれども、その、徳島県の方にも林業飛躍基金や何かに一部復興予算が充てられているということで、それが流用に当たるのではないかという指摘についての、知事の御見解と、国の方で7月の頭にでも正式な形で今後の対応を求めるということをおっしゃっているようなんですけど、1千億円分ですかね、未執行の部分を返せというふうに要請していくつもりだということなんですが、そうした国の対応について、どのようにお考えでしょうか。

(知事)
 我々はやっぱり、こう法治国家ですから国からこういう政策であるとか、政権がどうあれね、これに対してはしっかりと対応していくと。例えば、この補助金の執行といった点についても、その言われた使途に応じて対応をすると。
 特にこの復興予算、この関係については直接被災地にという話も当初あったわけですけどね。被災地の応援をすると、波及効果といった点も必要ではないか。例えば「全国防災枠」っていうのは、次の、例えば南海トラフの巨大地震、首都直下型地震ね。これに備えるために必要ではないか、提言をさせていただいて、それも制度として出来上がっているということで、我々としては今回の国からの話っていうのは、ちょっとこう首をね、傾げざるを得ないと。確かにいろいろな指摘の中で、グリーンピースの捕鯨対策に充てられたとか、こうしたところはちょっと、我々もあるんですけどね。徳島(県)としては、そうした感覚では、使わさせていただいていないと、こう考えてはいます。
 しかし、政権が交代をして、一回リセットをして、マスコミの皆さんも言われているように、使途をもう一回定め直したらどうだろうかということに対しては、麻生財務大臣の方からもね、国の方針として、今お話があったように、7月の始めくらいには、その方針をしっかりと出せるんだと。6月25日の財務大臣としての記者会見でお答えをされておりますので、今後そうした話が来るんではないかと考えております。
 ちなみに徳島県として、この復興予算を使った基金は、全部で四つ基金があるわけでしてね、これは(平成)23年の3次補正で創られたものでして、65億円。例えば、地域自殺対策緊急強化基金だとか、あるいは緊急雇用、また森林整備加速化・林業飛躍基金とか、高等学校修学等支援基金、これを四大基金と言っているんですけどね。この四つ、総額65億円ということで、平成25年度末の残高は約7億円と見込んでいるところであります。ですから、国の方から未執行分については返してほしいということであれば、それは国の方針として、この国からのお金でもあるわけですからね。それに対しては、しっかりと対応していきたいなと、こう考えています。
 ただ、国の方としても、やっぱりこの機会にね、はっきりとどういった形でどう対応するのか、決してこれらの事業も無駄だったと我々全然思っておりませんので、また仕切り直しをしてね、きっちりと、そしてそうした疑義を持たれないような形で国の方としても方針を定めてもらいたい。もちろん、こうした補助金については、補助金の適化法(補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律)に基づきまして、会計検査というものがあるわけですからね。そうしたものでのチェックということもあるかもと思いますので、しっかりと国としても方針を早急に打ち出していただければと思っています。

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