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平成25年7月1日 定例記者会見 項目別

湖南省定期チャーター便について(質疑)

(読売新聞社)
湖南省の定期チャーター便の話をお伺いしたいんですけども、まず現状休止の状態が続いているところですが、改めてもう一回、ちょっとお伺いしようと思うのですが、香港のチャーター便がというような形なんですけれども。

(知事)
 これは、なかなか尖閣(諸島)の問題、あるいは昨今の日中間の状況を見ても、なかなか打開策が、日中間でですね、なされていないと。これは、別にこの湖南省との関わりというだけではなくて、あらゆる面でのということに、今なっているんですね。ですから、これをやめてしまうというのも確かに選択肢の一つというのはあるわけなんですが、湖南省側からも、そうしたやめようという話が出ているわけでもないわけですし、2ヶ月とはいえ、多くの皆さん方がお出でをいただいたのは事実ですし、大変好評を博したというのも事実でありました。
 また、これに対しての受入も県内のデパートを始め、多くのショップの皆さん方にね、例えば(中国の)銀聯カードの導入とか、通訳の対応とか準備もしていただいた、こうした点もありますので、この湖南省ということだけではなくて、同じ中国語を話す香港も同じ中国系と、ただ少し中国本土とは違うといった点がありますので、湖南省だけに限らず、また中国本土に限らず、香港はもとより、台湾、あるいは東アジア全域、そして東南アジアと、その範囲を広げていこうということで、昨年の12月、2回の、これはチャーター便ですけどね、香港の皆さんにお出でをいただき、大変好評を博したということで、今回は7月から8月まで12往復でチャーター便、香港から飛んでいただくという成果に結びついております。
 また、台湾に対しても対応ということで、丁度、先般でありますが27日、台湾のいわゆる総領事(駐大阪経済文化弁事処処長)さんですね、こちらを訪問させていただきまして、台湾における徳島(県)の産品の色々なPRも台北駅周辺で行わさせていただくなど、我が県としても農産品の輸出、一番最初に手掛けたのが、台湾でありましたので、その範囲を更に広げるとともに、逆に台湾の方からも定期チャーター便を、定期というか、まずはチャーター便ですけどね。そうしたものを飛ばしていただく可能性といったものを、こうしたものを、これを是非、検討してもらいたいと、既に申し入れを行ったところでもあります。
 こうした形で、確かに湖南省の定期チャーター便が2ヶ月で止まってしまった、その後、国の状況とはいえ、もっと更に打つ手はなかったのではないのかな、という忸怩たる思いもあるわけでありますが、それを逆にバネとして、香港のチャーター便、あるいは更に東アジア、東南アジアと、これを経験として広げていこうということで、今取り組んでいるところであります。以上です。

(読売新聞社)
その件で、この間の6月議会でですね、知事、「大変申し訳ない」と、こうおっしゃられたと思うんですけども、その辺りの思いをお伺いしてよろしいでしょうか。

(知事)
 丁度今、忸怩たる思いといったところを申し上げたように、やっぱり県議会の皆さん方も、この湖南省との調印式は、自費で行っていただいた方々もおられますし、また、今申し上げたように、デパートをはじめとしていろいろなホテル、お店、観光地の皆さん方には、是非、(中国の)銀聯カードを入れてほしい。あるいは中国語の通訳、県としてもいろいろな斡旋はするわけですけどね、また徳島大学の留学生の皆さん方、県下全域の皆さん方にいろんな協力をしていただいている。
 あの場では、県議会の代表質問の中で、これまで10年間を振り返ってね、まあ良かったかなっていった点と、んーこれは、まだまだだったんじゃないかというね、それを振り返ってくれということで、んーまだまだだった、思い残す施策という中で、このチャーター便を一つ挙げさせていただいたんですけどね。ということで、県議会の場であったんで、県議会の皆さんということでお返しをしましたが、実はそういう諸準備をしていただいて、その後の対応もしていただいた、こちらはホテルの皆さんもそうなんですけどね。本当にこうした皆さん方には、結果として空振ってしまい、2ヶ月間だけで終わったわけですから、空振ってしまったということで、本当に申し訳ないなと、こうした思いはいっぱいだったですね。
 しかし、それをただ単に、じゃあこれで、それを中止をしてしまうとなると、じゃあ、徳島県として中国圏、あるいは東アジア、東南アジアからチャーター便として、あるいは定期チャーター(便)に繋げると、こうしたスタートを止めてしまうのかと。これは、あまりにも勿体ないではないか、準備もしていただいたと、いうことで、次なる一手、更には将来に向けてということで、今対応をさせていただく。香港のチャーター便がこうした形で、大規模で行われるというのもその一環と、このように考えています。

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