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平成25年7月22日 定例記者会見 項目別

参議院議員通常選挙の結果について(質疑)

(読売新聞社)
 昨日の参院選なんですけども、もう報道で言われたとおりの結果だったわけなんですけれども、自民が大勝したと、その結果についての知事の所感をいただければと思うんですが。

(知事)
 まずは、昨日ね、昨日というか今朝、未明までかけてでありますが、参議院選の投開票、こちらが行われまして、今、自民というお話もありましたが、政権与党である自公、この大勝と、そして過半数を十分に確保すると、ねじれの解消とこうした見出しが各紙あるいはテレビでも踊っていたところであります。
 これにつきましては、確かに今回の選挙の争点、安倍総理の掲げるアベノミクス「3本の矢」、確かに次元を超えたというね、黒田総裁、日銀総裁の色々な金融緩和対策とか、あるいは2本目の矢である財政発動とかですね。そして3番目の矢、成長戦略と、この3本の矢、特に1番目の矢が非常に功を奏しまして、あのどこまで円高になるんだろうという、その円高が、逆に円安に振れる。また、株価もどこまで落ちるんだろう、二番底どころか三番底、底なし沼じゃないかと言われたものが、一気に反転攻勢になると。非常にそうした効果は、目に見えて表れた。そして財政の点と更には成長戦略、ここに期待がかかってくるところであったわけでありまして、今回の結果というのは、まさにそうした国民の皆さんの期待の表れ、このように言っても過言ではないのではないかと思います。
 しかし、本県をはじめ、全国的に投票率が非常に低かったといったことから見ると、これは、結果がだいたい見えたので投票率が低かったのか、異常な暑さのために低かったのか、それとも、いやいや、それ以外の批判的な点で低かったのか。つまり、よく言われるのが、批判票の受け皿がなかったと、こうした点もよく言われるところでありまして、そうした意味では、野党と言われる皆様方のその活動ぶりといったものね、どこでどういう結果が出たのかと。これは目が離されないということで、恐らく記者の皆さん方も昨日は「完徹」、私もほぼ「完徹」って言いましたですけどね、ちょっとそういう意味で舌があんまり回らなかったんですけどね。ここは、十分見極めていく必要があるし、今後、国の方においても、しっかりとこうした点を踏まえ、国民の皆さん方の、場合によっては声なき声もしっかりと汲んでいただいて、そして見事にこの3本の矢を放ち、そして今では一部しかまだ効果がないではないか、地方はまだではないかといった点についても、やはり徳島(県)をはじめ、地方と言われる所が、確かに景気回復、「生活が少しでも豊かになってきたな」、「そうした実感が持てるよ」と、こうした施策に結びついていくように、大いに頑張っていただきたいなと、このように思うところであります。
 ということで、多くの皆様方も、総理もそうでありましたが、これからが勝負なんだと。大いにそうした点については、期待を申し上げるとともに、我々としても地方の声をしっかりと、県選出の国会議員の皆さん方はもとよりでありますがね。やはり、多くの皆さんと協力をして、届けていく必要があるんではないのかな、このように考えております。
 何と言っても我々、南海トラフの巨大地震、これを迎え撃たなければいけない。「防災・減災対策」、「国土強靱化」と、また、TPPの問題をはじめとする本県なんといっても第1次産業、こちらが基幹産業である。それを、どう成長戦略に持っていくのか。また、第1次(産業)と第2次(産業)、あるいは(第)3次(産業)と加える6次産業化、中小企業の皆様方の振興と、多くの成長戦略、本県としても提言をし、実際に行っている点が多くありますので、あらゆる皆さん方がそうした生活の実感、「少しでも良くなってきたんだ」、こうした点が持てるように、これはもう、我々もしっかりと取り組んでいかなければいけない。まあ、こういう思いを強くする参議院選挙ではなかったのかと、このように思っております。以上です。

(読売新聞社)
 今回の選挙で、また自民党が5議席全て、県民の方が選べる議席としては全て自民党が占めたわけなんですけども、県政運営において、これがどういうふうな影響を与えるのかという点については、どうお考えでしょうか。

(知事)
 いわゆる与党の先生方が増えた。今回は、三木亨先生が、見事参議院当選をされたわけで、本当に心からお慶びを申し上げるとともに、我々地方、つまり県議さんをやられていましたんでね、そうした地方の声を、しっかりと届けていただくと。その意味では、当選の会見の時にも言われていたようにね、「流した汗が報われる」と、また「地方の再生無くして国の再生は無いんだ」と、こうした点は、我々のまさに思いと軌を一にするわけでありますので、是非、徳島県政、その場でいろいろ頑張ってこられた経験を今度は国政の場で、そして徳島(県)と国とを結ぶ声をしっかりと届けていただくとともに、行動をしていただきたいということで、そう言う意味では与党の先生方が増えられるということは、それだけ徳島(県)の政権与党に対しての、また政府に対しての声が強く届くということになるということですので、その意味では大いに頑張っていただくとともに、やはり我々地方の声をより強くね、やはり国に届けてもらいたい、そう考えています。

(徳島新聞社)
 関連なんですけど、そのさっきの(質問)と同じなんですが、自民党が全議席を占めたということで、知事自身が、その各政党に対する距離感というか、そういったものの変化っていうのは、今後出てくるんでしょうか、その辺りを。

(知事)
 これは今まで、例えば民主党が政権を取ったときに、じゃあ自民党さんとはね、全然対応しないのかとか、そんなことは全くなかったわけですから。国会議員を選出をする、出している政党としては自民党さんだけと、本県の場合は、なったわけですけどね。それぞれの政党が無くなってしまったということではないわけですから、そうした意味では、それぞれの皆さんの声をしっかり受け止めていく。
 ただ、国は何と言っても与党の皆さん方が運営をしますんでね、そうしたところでは、徳島(県)の声がより届くであろうということですから、政策提言を行っていくといった点についても、その辺りはより、今までも連携をして、やっていくということでやっていますんでね。そうした密度を増していくといった点はあると思いますがね。
 各、それぞれの皆さん方の声、これはまあ県民の皆さんの声ということになるわけでありますので、それはしっかりとお聞きをすると、まさにそういう立場、これが知事だと思っていますので、これまでどおりの対応、そして政策提言といった点では、より自民党の皆さん方と連携を強くしていくと。こういう形で県民の皆さんの声をしっかりと政府にお届けをしていくと、こう対応していきたいと思っています。

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