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平成25年8月26日 定例記者会見 項目別

「平成25年度徳島県総合防災訓練」の実施について(説明)

 では、2点目、「平成25年度徳島県総合防災訓練の実施について」であります。こちらですね、(パネル「平成25年度徳島県総合防災訓練」を提示して)と言うことで、総合防災訓練。防災の日でありまして、また、徳島県では条例を定めた初めての「震災を考える日」である9月1日日曜日、美波町の「旧水産高校」を主会場に、そして、海陽町の「まぜのおか」の南部防災館を副会場といたしまして、「平成25年度徳島県総合防災訓練」こちらを実施をすることといたしました。
 今回の防災訓練におきましては、四国南方の南海トラフ付近におきまして「マグニチュード9」の地震が発生をし、南部圏域では、津波により沿岸部に大きな被害が発生をする、さらには、海陽町から牟岐町一帯が孤立をしたことを想定して、訓練を実施をするものであります。
 訓練には、自衛隊、警察、消防など、いわゆる防災関係機関をはじめといたしまして、災害時における協定締結団体、病院、住民の皆様方など、102機関、合わせて約2000名の御参加をいただきまして、「条例制定元年」にふさわしい総合防災訓練を実施をしたいと考えております。
 今回の訓練のねらいは、大きく二つあります。まず、1番目は、津波の被害が予想をされます南部圏域におきまして、実際の道路や港を活用しまして、被災時の具体的な状況に即した「より実践的な訓練」を実施をすることであります。
 そして、2番目については、主会場、副会場をはじめ、南部圏域5市町の多くの分会場を結びまして、県、各市町、そして、関係機関及び住民の皆様方が互いに連携をし合い、地域全体での「広域的な訓練」を行うことであります。
 このため、今回の訓練で、特に工夫をした点については4点あります。
 まず、第1点目は、実際の道路を使うと申し上げたところでありますが、南部、今では唯一の高速道路となっている「日和佐道路」。こちらを緊急交通路に指定をさせていただきまして、実際に警察による交通規制を実施し、既に道路表示板には「9月1日、日和佐道路通行止め」これも出ているかと思いますが、救援部隊などを迅速、そして円滑に進出をさせる訓練。
 第2点目は、陸路が通行不能となった場合を想定をいたしまして、海上保安部の巡視船によりまして、警察の救援部隊を小松島港から被災地であります日和佐港、こちらに輸送をして救助活動に参加をさせる訓練。
 3点目は、海陽町及び牟岐町一帯が孤立をしたことを想定をいたしまして、海陽町「まぜのおか」にあります県立南部防災館に現地災害対策本部を設置をして、孤立をした地域の災害応急対策を実施をする訓練。
 そして、4点目につきましては、海上輸送などを活用いたしました支援物資の輸送、また、保健師チーム、理学療法士チーム、そして作業療法士、医療救護班によります医療活動支援、さらには、衛星通信システムを使用した公衆電話の設置など、県と市町が連携をして実施する初めての避難所運営訓練であります。
 こうした多くの関係者の皆様方の御参画をいただきながら、工夫を凝らした様々な訓練を行い、「いざ発災」となった場合、直ちに役立つ「実践さながら」の訓練を実施することによりまして、この南海トラフを迎え撃ち、そして、死者ゼロを目指していきたいと考えております。

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