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平成25年9月2日 定例記者会見 項目別

全社連病院の決算修正について(質疑)

(徳島新聞社)
 厚生労働省などの調査で社会保険病院の杜撰会計の問題が出てきたんですけども、鳴門病院もその対象になっていたということで、まあ、もちろん地方独立行政法人になる前の会計の話なのですが、知事の受け止めとですね、今後、何か対応策として考えがあればお聞かせください。

(知事)
 今回、社会保険庁の病院が一斉にそういう監査というかね、これを受ける形の中で、例えば使途不明金があったとか、ちゃんとした形での計上がなされていなかったとか、いろいろな不備な点が指摘をされたところです。
 そこで、今では「地方独立行政法人徳島県鳴門病院」、これも今年の4月からですから、それ以前は社会保険庁病院、そのグループにいたわけでしてね。この中でも、実は約1億円近い指摘を受けたということで、こうした点については、当然きっちりと帳簿上していくとかいった点は、もう当然のことですので、「地方独立行政法人徳島県鳴門病院」として、新たなスタートを切ったわけですから、そうした点については、これからきっちりと、これはそうした意味でも理事組織という理事会ですよね。経営部隊とそれから現場の、これは病院、院長さんをトップとする現場といったところを分離をさせていただいておりますので、もちろん理事の中に院長さんですとか、副院長さんも入ってはいるわけですけどね。こうした分離によりましても、きっちりと、しかもこの中にはいわゆる経営のプロの皆さんとかね、あるいは法律上のプロの皆さん、こうした皆さんにも実は理事に入っていただいておりますので、毎回、理事会でもかなり厳しい指摘をいただいていると聞いておりますので、こうした従前の旧弊の体質っていったものは大いに改善をされてくるのではないのかな。
 また、病院自体も今までは、どっちの方向に行くのかな、こうした方向がありましてね。そして、第一は民間売却だと。実は、当時の社保庁の鳴門病院ですね、健保鳴門病院と、それから川崎にやはり社保病院が、同時に実は売りに出されるという話がありまして、厚生労働省の方針で、都道府県が引き取るっていうか、買うということであれば、それを最優先するということだったんで、健保鳴門病院は地元の皆さん方の御提案、県議会からのお話しもいただきまして、結果として徳島県で購入をして、「地方独立行政法人徳島県鳴門病院」になったんですが、川崎の方は民間売却になって、ほとんどの医師、看護師がやめてしまったんですね。病院は、がらんどうを買ったって、これ意味がないわけでありましてね。そうした意味では、それまでの間お医者さんはもとより看護師さん、あるいは技術スタッフの皆さんも大変不安があったんじゃないのかなと、いった点もありますので、こうした不安の解消にもつながったんではないかと考えておりますから、これからは一致結束して、新しい形としてスタートを4月から切りましたんでね、大いに頑張っていただこうと、こう考えています。

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