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平成25年9月2日 定例記者会見 項目別

「新運転免許センター」の供用開始及び開所式・内覧会の開催について(説明)

(幹事社:司会)
 では、知事のほうから発表事項をお願いします。

(知事)
おはようございます。
 それでは、今日は、私の方から3点発表をさせていただきます。
 まず、第1点目は、「『新運転免許センター』の供用開始及び開所式・内覧会の開催について」であります。どこもそうなんですが、なかなか厳しい財政状況ではあるものの、「何とか施設の更新をしていかなければいけない」って言うことで、「徳島方式」という形で、既存ストック、「今ある物を形を変えて活用していこう」と言うことで、「既存ストックの有効活用」これをした社会資本整備に取り組んでいるところであります。
 例えば、学校の耐震化を一例挙げますと、従前、かつてと言った方がいいかもしれませんけどね、全部造り替えて、そして、新しくして耐震性も持たせるというのが従来のやり方でしたが、それだとお金もかかりますし、時間もかかる。やはり、一気に進めて行かなければいけない。しかも、できるだけ耐震化をして使い勝手が悪くなるのでは困るということで「大規模耐震改修」という、その手法を使って学校施設の耐震化を進めております。
 また、「青少年センター」かつてプールがありましたね、ああいう「無柱空間」柱のない空間を支えるというのは大変、東日本大震災こうした時でも、やはり大きな被害を受けたところでありますので、こうした「無柱空間」を抱えた施設をどうリニューアルするのかとか、あるいはかなり年数の経った物でもしっかりした物を耐震化をする「郷土文化会館」こうした大規模改修というものを進めて参りました。
 そして、利便性の向上を追求するとともに、一から建てるよりは大幅にコストの削減を行う、そして、県民の皆さん方のニーズにお応えをする、こうした手法で進めてきたところであります。
 その中の大きな一つの形とも言うべきものが、今回、松茂町の徳島空港の「旧空港ターミナルビル」これは、当初は取り壊す予定だったわけですが「耐震性もある」「平成になってからの建物」ということもありまして、これを有効利用しようという形で、しかも、その目的をターミナルビルとして活用するということではなくて、これを今回、施設が老朽化をして耐震改修も困難と言われていた、現在の運転免許センターを移転をして、そして、このビルを改修することによって「新しい運転免許センター」こちらを造ろうということであります。平成24年度から工事に着手をいたしまして、「新運転免許センター」については、概ね改修工事が終了したところとなりました。
 そこで、「新運転免許センター」の供用開始については、来年の春、1月5日日曜日とさせていただきまして、県民の皆様方の御期待にハード・ソフト両面からしっかりとお応えをしていこうと、こうした考えを持っております。
 また、新センターの供用に先立ちまして、11月23日土曜日、勤労感謝の日となりますが、この日に開所式を行いたい。当日は、引き続きまして、新センターの施設内部の見学、あるいは、試験コースの試走ですね、この内覧会を行いたい。
 じゃあ、どんな形に今なっているのかというと。(パネル「『新運転免許センター』の移転・供用について」を提示して)よく阿波おどり空港から飛行機に乗って、上空から見ますとね、なんか「ナスカの地上絵」みたいな感じで見える。これが今回の免許センターの様子ということになります。
 その特徴を少し申し上げていきたいと思います。例えば、講習を受ける場合にその種別毎に動線を分離をさせていただきまして、現在だと、こうごちゃごちゃになってしまうというね、「混雑」あるいは「待ち時間」解消に配慮をさせていただいております。
 また、試験コース、今もね、コースを見ていただきました、非常に広いというのが特徴なんですけどもね。この試験コースについては、「二車線道路」あるいは「大型交差点」こうしたものを設けさせていただいて、まさに実際の交通に即した試験や講習が可能としております。大抵の場合、スペースが狭くなって、そうしたものを少し模型的みたいになってしまうと。私もかつて免許を取りに行った時に、そういう気もしたところでありますが。こうした特徴、そのほかにも「自転車」こちらの専用コースも整備をさせていただきまして、高齢者の皆さんや児童の皆さん方に対する「安全教育」にも利用をしてもらおうと工夫を凝らしたところであります。
 また、高齢者の皆さんや障がい者の皆様方にも安心して利用していただけますように「高齢者優先駐車ゾーン」や「オストメイト対応トイレ」などユニバーサルデザインにも配慮をいたしたところであります。また、来庁者の窓口付近には、多くの県産材を使用するなど、暖かみのある工夫もさせていただいております。
 さらに、供用開始に併せまして、ここからが「ソフト対応」ということになりますが、免許証の即日交付対象者の拡大をさせていただきますとともに、新センターまで来訪することが負担になる方には、最寄りの警察署でも更新ができる「任意選択制」も継続をするなど、免許更新制度についても見直しを進める、利便性を高めようということであります。
 こうして年間約10万人の皆さん方にお越しをいただく新しい免許センターにおきましても「安全教育」交通安全教育の中核としても幅広く御利用をいただこう、そして、このセンターには、免許センター機能だけではなくて、「交通機動隊」「広域自動車警ら隊」こちらもバラバラにあったわけでありますが、移転をこちらにさせていただきまして、平時においては「安全・安心の拠点」としての機能、そして「いざ発災」となった場合には、県外の警察などの応援部隊の皆さん方が一時的に集結をする場所、いわゆる「防災拠点」としての機能も担おうと考えております。それまではね、淡路島に徳島に応援に来ていただく県外の部隊を集結という予定になっていたんですね。これでは、大鳴門橋がもし通れないということなると大変なことになるということもありまして、こうした「いざ発災」という場合の県外の応援部隊の結集場所、こちらの機能も持たそうというものであります。
 こうした機能が最大限に発揮をされまして、まさに「交通安全・防災の砦」となりますように、更に取り組んで参りたいと考えております。

 
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