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平成25年10月28日 定例記者会見 項目別

「第3回とくしまのイクメン大募集」について(説明)

 そして最後、三番目、「第3回とくしまのイクメン大募集について」であります。もう「イクメン」と言う言葉、だいぶ広がってきたんではないかと思うんですが、改めて申し上げますと、イクメンとは「子育てを楽しみ、積極的に育児を行っておられる男性のこと」となっておりまして、男性の育児参加の促進、特に配偶者・パートナーであります女性の皆様方の「継続した就労」また「出産意欲への影響」という観点でも重要であり、積極的に取り組むべき少子化対策と言われております。
 しかしながら、現実的に考えますと、男性自身の育休(育児休暇)取得への抵抗感、また、子育て期にある男性の慢性的な長時間労働、丁度子育て期が、一般論ですけどね、その年齢といったものが、それぞれの会社・団体における一番枢要な働き手、中核となっているということですね。また、男性の育児参加に対する理解の低さ、これは周りということですね、育児参加が十分には進んでいないのが現状ということであります。
 国立社会保障人口問題研究所の「第14回出生動向基本調査」これによりますと、夫婦が理想の子ども数を持たない理由といたしまして、特に「経済的」また「身体的」な理由の他に、「育児の負担が大きい」という理由が挙げられているんですね。特に女性が初めて子どもさんを産むことが多いと言われている30代前半の御夫妻を見て参りますと、「経済的理由」に次いで「育児の心理的・肉体的負担に耐えられないから」と言う理由が第2位を占めるに至っておりまして、特に第2子以降の出産意欲を減少をさせる大きな要因となっているところであります。
 「夫婦の出生力」これを向上をしていただくためには、「職場環境の問題」また「子育てしやすい社会環境の整備」など様々な課題があるとは思われるわけでありますが、父親の子育てへの積極的な参加は、なんと言ってもこの夫婦の出生力の向上につながる「効果的な少子化対策」このように考えるところであります。
 そこで、男性の育児への抵抗感、これをなくして、男性が当たり前に育児に参加することのできる社会づくり、これを促進をするため、徳島県におきましては「とくしまのイクメン大募集」と銘打ちまして、「イクメン」や、環境ですね「イクメンを応援する企業・団体」、そして「イクメンに関する川柳」こちらを募集をして、顕彰も行ってきたところであります。
 具体的に申し上げていきますと、日常的に育児を楽しむ県内在住のイクメンの皆様方を対象とさせていただきまして、育児の楽しさやそのノウハウがわかる写真・エピソードを募集をする「イクメン大賞部門」、また、育児を応援する職場環境づくりに積極的に取り組む県内の企業・団体からエピソードを募集をいたします「イクメンサポート大賞部門」、そして、自らの体験や身近なお父さん、あるいは、お子さんなどを題材といたしました川柳を県民の皆様方から広く募集をいたします「イクメン川柳大賞部門」となっているところでありまして、それぞれの部門での大賞を選定をし、来年5月に開催をされる、子育て一大イベントですね「おぎゃっと21」におきまして表彰をさせていただきたいと考えております。
 募集期間につきましては、10月28日から来年の1月末までとなっておりますので、多くの県民の皆様方、また事業者の皆さん方から応募をいただければと考えております。
 県といたしましては、今後ともこうした取組みを積極的に展開をすることによりまして、子育てを家庭だけの問題として捉えるのではなく、地域や企業としてもしっかりと連携を図り、社会全体で支え合う「子育て協働支援社会」を目指していきたいと考えております。

 私の方からは、以上3点です。よろしくお願いをいたします。

(幹事社)
 ありがとうございます。
 では、各社発表事項について質問をよろしくお願いします。

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