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平成25年11月18日 定例記者会見 項目別

一般県道「芥附海部線」の自衛隊開削工事の着工について(説明)

 次に、三番目、「一般県道『芥附海部線』の自衛隊開削工事の着工について」であります。県南部地域におきましては、南海トラフ巨大地震の津波によりまして、沿岸地域や唯一の幹線道路である一般国道55号が浸水をし、多くの地域が被災、孤立する恐れがありますことから、その被害を最小限にとどめるとともに、早期啓開また復旧を図りますため、代替手段となります、いわゆるリダンダンシーとしての津波迂回ルートを早期に確保することが極めて重要とされるところであります。そこでこちらがルートとなります。(パネル「一般県道芥附海部線自衛隊開削工事の着工」を提示して)
 このため、平成23年度末から、津波迂回ルートとなる県道芥附海部線の海陽町北河内から馬場までの延長約2キロメートルの区間について、整備を行うこととしたところであります。当区間につきましては、山間部を巡る急峻な地形の未開通区間が含まれておりまして、津波迂回ルートとして早期に整備をする上で、大きな課題となっていたところであります。
 こうした中、全国でも数少ない陸上自衛隊の空白エリアとなっていた本県に、多くの関係者の皆様方の御尽力によりまして、かねてから熱望されておりました陸上自衛隊徳島駐屯地が昨年3月に開設され、第14施設隊が配置をされたところであります。
 県におきましては、この施設隊、いわゆる昔で言うところの工兵隊なんですけど、この施設隊が有する大型の建設機械を装備し、短期間で新たに道を開削する、つまり切り開くという優れた技術力を活かした開削工事を実施をしていただけるように協議を重ねてきたところであります。そして、今も申し上げましたようにこの度、馬場側の延長240メートルの区間の開削工事につきまして、自衛隊の協議が整いましたことから、来たる12月14日、土曜日、私もできれば参加をさせていただきたいと考えておりますが、地域の皆様方とともに、起工祝賀式を執り行う運びとなりました。
 自衛隊の皆様方におかれましては、特に東日本大震災発災時には、総力を挙げて、献身的な救援、救助活動に取り組まれ、その姿につきましては、国民の皆様方にも深い感銘を与えていただいたものであります。この自衛隊の皆様方にこの開削工事を実施していただくことによりまして、救援あるいは救助活動、また、救援物資の輸送などに活用される津波迂回ルートが早期に整備をされまして、切迫する南海トラフ巨大地震を迎え撃つ県南地域の皆様方の命と安全を守る対策が大いに前進をするものと期待をするものであります。
 今後は、自衛隊および地元自治体との連携を密にさせていただきまして、津波迂回ルートの1日も早い完成に向け、しっかりと取り組んでいきたいと考えております。

 私の方からは、以上3点です。よろしくお願いいたします。

(幹事社)
 発表事項について質問のある方、よろしくお願いします。

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