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平成25年11月18日 定例記者会見 項目別

「12月に実施予定の防災訓練等」について(説明)

 次に、二番目、「『12月に実施予定の防災訓練等』について」であります。12月は言うまでもなく「昭和南海地震」が発生をした月、昭和21年12月21日であります。この機会を捉えまして、発生が懸念をされている南海トラフの巨大地震に備えて実施を予定をしている防災訓練などについてこの機会に発表をさせていただきます。
 まず、12月15日、日曜日に実施をいたしたいと考えております「平成25年度南部総合防災訓練」についてであります。今回の防災訓練につきましては、残念ながら、台風の影響により中止となった、あの9月1日の「県総合防災訓練」で予定をしておりました、美波町の「旧水産高校」を主会場、そして、海陽町の「まぜのおか」の南部防災館を副会場といたしまして、巨大地震発生に伴う津波によりまして、県南部圏域が、特に沿岸部に大きな被害が発生したことを想定をいたしまして実施をするものであります。
 訓練には、自衛隊、警察、消防、いわゆる防災関係機関の皆様方はもとよりでありますが、この14日に「海上輸送に関する協定」を締結させていただきました県内の漁協の皆様方が加盟をいただいております「徳島県水難救済会」をはじめ、災害時における協定締結団体、病院、住民の皆様方など、約60機関、合わせて約3000名の皆様方の御参加をいただき、総合防災訓練として実施をするものであります。
 今回の訓練のねらいにつきましては、大きく2つあります。「より実践的な訓練」とするということ、また「地域全体で広域的な訓練」を実施することにあります。また、工夫を凝らした点が4点あります。まず、第1点目につきましては、避難所への生活物資の支援、また医療活動支援などを行う県と町との連携によります初めての避難所運営訓練。第2点目といたしましては、日和佐道路を緊急交通路に指定をいたしまして、交通規制を行い、救助部隊を迅速、円滑に被災地に進出をさせるものであります。第3点目は、海上保安部の巡視船によりまして、命令系統の違う警察の救助部隊を輸送して、救助活動に参加をする訓練。また第4点目としては、南部防災館に現地災害対策本部を設置をいたしまして、孤立をした地域の災害応急対策を実施する訓練を実施することとしております。
 さらに、新たに徳島市、鳴門市の協力によります給水訓練を実施をいたしますとともに、美波町及び牟岐町におきましては、地域住民の皆様の御参加のもと、町内全域における避難訓練の実施や日和佐道路の法面を活用をした避難訓練も計画をいたしております。
 次に「とくしま情報伝達訓練」についてであります。これは、12月20日、金曜日の午後2時から、県下全域、しかも一斉に実施をすることとしておりまして、自主参加型の一斉退避訓練であります、いわゆる「シェイクアウト訓練」と、すだちくんメールを使用いたしました「安否訓練・伝達訓練」を併せたものとして計画をさせていただいております。今回、携帯電話会社の緊急速報メールを合図といたしまして、県内の対応する携帯電話からチャイム音が一斉に鳴り出しますことから、県民の皆様方が驚くことのないように関係機関へのチラシの配布や県、また市町村の広報紙への掲載などを通じまして、県民の皆様方への周知と訓練への積極的な参加を呼びかけて参りたいと考えております。
 最後に「親子で学ぶ!サバイバルキャンプ」についてであります。こちらにつきましては、正に昭和南海地震発生の日であります12月21日、土曜日から翌日の22日、日曜日まで二日間、「まぜのおか・オートキャンプ場」と南部防災館におきまして開催をすることとしております。内容としては、ロープの結び方や救急法、暖のとり方や避難時に役立ちますサバイバル術を自衛隊の皆様方から親子でわかりやすく、そしてここがポイント、楽しく学んでいただきたいと考えております。11月18日から参加者の皆さん方の募集をさせていただきたいと考えておりまして、寒い時期となりますので、しかしながら、奮っての御参加をお願いをしたいと考えております。
 このように「いざ発災」となった場合にも直ちに役立つ実践さながらの訓練をしっかりと行っていくことによりまして、南海トラフの巨大地震を迎え撃ち、地震発生時の死者ゼロをしっかりと目指していきたいと考えております。

このページに関するお問い合わせ
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