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平成25年12月17日 臨時記者会見 項目別

「明星 ラーメン紀行 徳島中華そば」の全国発売について(質疑)

(朝日新聞社)
 発売時期は、いつまでとかっていうのはあるんでしょうか。

(明星食品)
 明星食品の鈴木でございます。本日はありがとうございます。販売につきましては、定番採用ということで、年間、先ほど、社長の山東も申し上げましたけど、来年の同時期のリフレッシュを含めて、なんとかそこまで商品をつなげていきたいというふうに考えております。

(朝日新聞社)
 第二弾はいつ頃とか、そういうのは決まってるんでしょうか。

(明星食品)
 第一弾のですね、「徳島中華そば」を成功しないと第二弾はありませんので、本当に知事にも完食いただきまして、ありがとうございます。なんとかこれを、営業部門もちろんですね、全社員でなんとか成功させて、スタートを切りたいなというふうに考えております。

(徳島新聞社)
 何万食目標とかっていうのは。

(明星食品)
 今、目標はですね、100万食を目標にしております。最低のノルマでございますので、たちまちは100万食ということで。

(徳島新聞社)
 あと購入先は、スーパーさんとか。

(明星食品)
 そうですね、今、主要なお得意先様で御採用いただくことは決まっておりますので、お客様方の手に取りやすい環境にはなっているかなというふうに思っております。

(徳島新聞社)
 全国のスーパー、コンビニ?

(明星食品)
 そうですね全国ですけど、多少でこぼこはありますけど、全国の主要企業でお得意先様の方でお取り扱いいただくようになっています。

(徳島新聞社)
 先ほどの3個入りパックなんですが、これは道の駅、空港とだったんですけど、徳島空港?

(明星食品)
 そうです。徳島空港と徳島県内の道の駅様で。

(徳島新聞社)
 県内の道の駅。

(明星食品)
 今、一生懸命営業活動をしておりまして、道の駅様での販売というのは、私ども初めての試みですので、いろいろ今、現地の四国営業所所員と一緒に取り組んでおります。

(徳島新聞社)
 今のところ、決まっているのは徳島空港。

(明星食品)
 あと、道の駅様の方で、一応2箇所、今、決まっております。

(時事通信社)
先ほど、梅林さんの方から30年前に立ち上げたブランドを復活させたということをお伺いしていたのですけども、なぜ復活させようということになったのか、お伺いできますか。

(明星食品)
 数多くですね、明星食品がいろいろなブランドを持っております。その中で人気がありつつも、なかなかその時代の流れとともに自然に段々ブランドも活性化をしていかない中で、衰退をしていったり、消えていってしまったものがある。
 但し、中でも、この「ラーメン紀行」というブランドは、30年前に非常に大ヒットをした商品で、ブランドの資産としては、価値としては非常に高いものがあると。で、テーマが、旅に出た気分でその土地土地のラーメンを食べていただくと。数年前というか、もうかなり10年、20年前から、その各地のご当地ラーメンブームっていうのがあったんですけれども、なかなかそれをブランドとしてですね、統一の冠にしたものっていうのはですね、なかなか最近ない。
 やはり、我々マーケティング、ブランディングっていうものをして、それを消費者の方にお届けするという中で、「ラーメン紀行」というブランドは、非常に良いブランドで、ブランドの資産価値は非常にあるというふうに判断をしまして、また、今のこの時代においても、30年経ってはいるんですけれども、古びた印象がなく、皆様に届けできるんではないかなというようなことで、復活をさせまして、「ラーメン紀行」というブランドを付けさせていただいております。

(明星食品)
 補足いたしますと、30年前は「袋ラーメン」でやってきましたので、今回、カップラーメンで「ラーメン紀行」ということは初めてでございます。

(時事通信社)
正確に何年とかっていうのは分かりますか。

(明星食品)
 1983年の10月です。はい。

(中部飲食料新聞)
 知事にちょっとお聞きしたいんですけども、先ほど、説明いただきましたですね、「ラーメン」とか「うどん」とか、それだけ麺を食べる徳島の人は、麺を食べるっていうのは何か理由があるんですかね。

(知事)
 それぞれの地域の文化だったんですね。例えば、「祖谷そば」、この蕎麦っていうのは「祖谷そば」っていう、よく平家の落人伝説があると言われて、山深いところですから蕎麦しかできないんですね。その蕎麦をどう食べるかっていうのが、こうあって。全国で蕎麦っていうのは必ず、つなぎ粉を入れるじゃないですか、二八とか何とか言ってね。ところが、それもう本当にそば粉だけで、素朴にと。もうすぐ切れちゃうんですけどね。それ、いかにこううまく食べるか、あるいは「そばがき」にするか。
 それから、「半田そうめん」っていうのも、よく関東の人っていうのは、「冷や麦」がお好きで、太いですよね。だから、これをこう、いつもというわけにはいかないと。で、「そうめん」は細い、でも「にゅうめん」にすると心許ないっていう。しかし、「半田そうめん」が丁度その間の太さですよね。だから、冷やして食べてもおいしいし、「にゅうめん」にしてもおいしいと。
 でも、これも独特で、「そうめん」という名を使ってきたと。日本ではその「そうめん」の規格っていうのがあるんですよね。一時期、農林水産省から「そうめん」の名前を剥奪されそうになりましてね。「半田そうめん」と使ってはいけない、でも規格を決める前から地元の人も食べ、そして売っていた物ですから、別と。つまり、ふぐの肝っていうのは全国で食べれないですからね、法律で。但し、大分県だけは、肝を食べれるんです。つまり、法律で制定をする前からの食文化ということで認められた、これと同じパターンなんですけどね。ということでこの「半田そうめん」というのも独特の文化。「うどん」というと必ず皆さんは「讃岐うどん」を思われるんですけど、我々は御所の「たらいうどん」というのがありましてね、「うどん」をみんなで「うどん」パーティのように、こうつつくというね、これも「じんぞく」っていう、その地域のいわゆる川の小魚、これから出汁を取って食べるっていうのが正式な食べ方なんですけど、正にその地域で育まれた食文化なんですね。
 そして、今では1番メジャーになったのが、この「徳島ラーメン」。これもご当地ラーメンっていうことで、昔は和歌山ラーメンが有名だったと、こういう話があったんですが、実際にはこの「徳島ラーメン」、他のところとは違う。例えば、普通だったら一見、味噌っぽい感じがすると思うんですが、さっき申し上げたように実は豚骨なんですね、醤油味と。そして、チャーシューではなくて、豚バラがのってくると。そして、生卵をのせる。こうしたものって、よそにはなかなかない文化なんですよね。
 ということで、それぞれが、その独特の食文化、また地域特性というもので育まれてきたと。じゃあ、さっきこれに加わって、入れてくれって言ってきたのが、鳴門の「鳴ちゅるうどん」なんですけどね。これはもう、「うどん」といっても、本当にこう平べったい、そしてチュルチュルっと本当に食べれるような「おうどん」なんですけどね。こうした形で、それぞれの地域、正に食文化と言ってもいいのかもしれないんですけど。そういう独特の形で、実は育まれてきた。ただ、それがばらばらになっていたんで、例えば「讃岐うどん」のようにね、こうインパクトが、今までなかったっていうのがあるのね。
 しかし、これを全部揃えることによって、さっきの「イケ麺セット」ということで、東京ではPRをさせていただくと御婦人層からは、「もう、『イケ麺セット』がほしい」と、いろんなものが楽しめる。これは徳島だけという特色がありましてね。普通、蕎麦は蕎麦、うどんはうどん、ラーメンはラーメンというのが日本の文化なんですけどね。徳島の場合は、それが全部揃っていると、「四大麺」ということでね。プラスワンで今や、「イケ麺セット」となったと、これが今の徳島の食文化ですね。正に麺文化。

(日経新聞社)
 明星食品さんに質問なんですけれども、県からの協力についてなんですが、今日のこの広報の場以外にですね、今までの開発で何か直接協力を言ったことがあったり、また今後の展開での予定や、見込みとかその辺はどんな感じですかね。

(明星食品)
 商品の中身のですね、お手元にあるパッケージですね、こちらの先ほどお話しのありました、「阿波おどり」の部分ですね。実はですね、我々、特に私もそこまで知見がなかったものですから、一般的にある使ってもいい写真と言われるような物を使ってですね、いたんですね。それをですね、徳島県さんの東京本部さんの方に最初お持ちしまして、見ていただいた時に、「手の形が違う」というような御指摘をいただきまして。すいません、私もですね、指摘をされてもどこが違うのか分からなったんですけれども。それで、写真の方を逆に提供していただきまして、それをパッケージの方に採用させていただくというようなことをさせていただきました。
 
(帝国飲食糧新聞)
 飯泉知事に伺いたいんですけども、先ほど、御発言の中に県としても大いに売り出していければなと思うってようなことをおっしゃいましたけども、具体的に何か今、考えてらっしゃることはおありですか。

(知事)
 例えば、そのアンテナショップっていうのが、徳島は、今、東京には4店舗あるんですね。あるいは、いろいろなイベントで食のイベントもありますし、あるいは、そのPRイベントっていうのも、これもありまして、そうした場でなんせ徳島の名前を冠していただいているわけですし、阿波おどりまで載っているっていうことであればね。四国の中での徳島の位置まで書いてくれているんですよ。いろんな場でもって、PRをさせていただければなと。やはり徳島の名を冠していただいているのは、非常にありがたいですね。例えば、いろんな食べたり何かっていう場合でも、さりげなく合唱してね、「うわっ、徳島
が入ってるやないの」っていうね。実はこれまでも、徳島の名を冠するっていう物は、コンビニで例えば、ローソンさんと包括業務提携を結んでいますので、そういうところで「からあげくん」という、あのメインのところに実は、「阿波尾鶏」を使ってもらっとりますね。あるいは「すだち」を入れてもらって、あるいはそのお弁当も、そういう形で、「おむすび」もとかですね、今出しています。あと、飲み物について、これはイオンさん。イオンさんが徳島の「ゆず」を使って、これは酎ハイなんですけど、これは、やはり最初は西日本だけで販売していたものが改良しまして、それが今度は、今や全国販売になると。あるいはキリンさんの方で、こっちのは「氷結果汁」っていう、そのやはり酎ハイなんですけどね。これも昔はレモンだけっていうのがあったんですけど、これに「すだち」となんと歴史的な和解と言っているんですけど、「すだちアンドかぼす」っていうのが出ていましてね。
 それから、つい先般は、瀬戸内ブランド協議会推進連合っていうのを立ち上げましてね、瀬戸内海のちょうど7つの県でですね。第一弾が、これサントリーさんが乗っていただいて、広島のレモンと徳島の「すだち」を使っての、これはトリスのハイボールね。これをトリスの「すだちレモンハイボール」っていう形で、これは地域限定になっているんですけど。ということで、先ほど御挨拶の中でも、今まで割と地域限定だったりする、ローソンさんも最初は四国だけとか、それが受けて、今ではどんどん全国販売になる。
 でも、明星食品さんは、いきなり頭から全国販売なんで、ということであれば、どんどんいろんな場所で我々としても徳島とともにPRもさせていただきたい。なんせ徳島って書いてくれていますから、そういうことなんですね。

(帝国飲食糧新聞)
 分かりました、ありがとうございます。

(幹事社)
 他、ございませんでしょうか。

(徳島新聞社)
 先ほどの新ノンフライ製法を、もうちょっと、もう一度説明していただきたいんですが。水蒸気をさらに加熱することで。

(明星食品)
 そうですね。なかなか技術的なことがありまして、全てをお話ししてしまうと、我々も競合メーカーさんがいらっしゃるので、真似されてしまうことがあるので、最大限ですね、これでもお出しできるギリギリのところで実は書かせていただいてるんですけれども。水を加熱すると水蒸気になるんですけれども、さらにそれを加熱することによって、ちょっとその先は、ごにょごにょっていうところがあって申し訳ないんですけれども。それをですね、うまく活用することによって、この気泡ですね、中に、麺の中に空気の層みたいなのができるんですけれども、それが、コントロールできるというような形になっております。通常ですね、今分かりにくくて恐縮なんですけども、いわゆるフライ麺、ノンフライ麺、油で揚げたような麺であるとか、それからノンフライ麺という空気で乾燥させた麺っていうのがあるんですけれども、そのどちらでもなくてですね、いいとこ取りができるような技術だというふうに御説明をさせていただいております。すいません、企業秘密がだいぶ入っておりまして、明かせるところ明かせないところが非常に多いものですから、申し訳ございません。

(徳島新聞社)
 今回の、その徳島ラーメン用の麺としては、どういう風にコントロールしたかっていうのは。

(明星食品)
 中身がですね、非常に詰まっているというか、生麺風の食感のように詰まったような形で、歯ごたえというかですね、しっかりしていて、なおかつ本物のラーメン店というのは、蒸しどおりというか、こう茹でたときに水が入っていくような麺の仕組みになってますんで、そういうようなコントロールをしています。
 当然、この製法を使ってですね、全く違う種類の麺もできますので、その中でも、今回はこういうような、ご当地に即したような麺を再現できるように、かなり我々の麺の開発グループも何度も研究をして、私も、この商品だけでも少なくとも50回ぐらいはいろんな麺を食べて、その中でこちらの麺を採用させていただいたというふうになっております。

(知事)
 これ今、食べさせていただいた消費者側から申し上げますと、普通、そのノンフライ麺とかフライ麺とかって、油がどうとかあるじゃないですか。普通のラーメンってこう、インスタントラーメンっていうのは、少し「ふにゃふにゃ」っとした感じがしますよね。
 ところがね、これほんとに詰まってる。だから、何というか、その徳島ラーメンの、しかも湯がき方がね、下手な人が湯がくと「うにうに」になるでしょ、ぱりっとしてる。これは何となく、例えばスパゲティならアルデンテなんて言うじゃないですか、ああいう感じの、芯が残る訳じゃないんですけども。非常にカチッとした、本当に徳島ラーメン食べてる感じ。しかも湯がいたのも、うまい人が湯がいた(感じ)。食べてみられたらいい。

(明星食品)
 マイクロスコープの断面はないんか?持ってないんか?

(明星食品)
 そうですね、ちょっと。

(明星食品)
 要するに、麺の中に気泡がいっぱいあるんですね。気泡が大きいと、今、知事から御説明ありました、ちょっとゆるい麺になるんですね。小さい気泡、大きい気泡を自由にコントロールできるのが、この新ノンフライ製法でですね、それに徳島のラーメンに合った麺を作ったということですね。

(徳島新聞社)
 あったらでいいんですが、徳島の食材とかは特には。

(明星食品)
 基本的には、加工食品で、原料ベースでっていうことになるんですけど。全てを取り揃えるというのはなかなか難しくてですね、そこにはちょっと、そこまでの、はい。

(徳島新聞社)
 分かりました、はい。大丈夫です。

(読売新聞社)
 今おっしゃった、スチームノンフライ製法というのは、他の商品にも採用している。

(明星食品)
 そうですね。

(読売新聞社)
 このために、開発したという。

(明星食品)
 そうではなくてですね、もう4、5年くらいになるんですけど。製法自体としては、確立をしておりまして。ただですね、我々も常に挑戦で、いろんな麺にチャレンジをしていく時に、当然このスチームノンフライ製法というものを使って、適した麺もありますし、普通のですね、先ほどのノンフライ麺の製法を使った方がこの麺は再現しやすいし、非常においしくできるというようなものもあるんですね。今回はいろいろ試行錯誤を重ねていく中で、このスチームノンフライ製法というような製法を使わせていただくことによって、このような麺が再現されました、はい。
 それと、ごめんなさい。最後の、私も手持ちで今なかったんですが、パンフレットがですね、中に、明星食品のパンフレットが(資料の)中に入っていると思うんですけど、そこに麺の断面図の画像が載っておりますので、そちらの方でその麺の中身のですね、違いというようなものを分かると思いますので。4ページ目ですね、右側にあると思いますけれども。 

(日経新聞社)
 「ラーメン紀行」のようなですね、ご当地ラーメン用の統一ブランドなんですけども、他社にはあんまりないんですか、やっぱり。

(明星食品)
 いくつかは当然ありますし。それから、出しても残念ながら消えていってしまうようなものもありますけれども、我々としては、かつて袋麺でヒットした商品のブランドを再び使わせていただくと。先ほどもブランドの資産というようなものをお話しさせていただきましたけれども、それを大事にしてプランニングをしていきたいなという思いでやらせていただいております。

(日経新聞社)
 これ、名前からすると袋麺の時も、ご当地ラーメン風のものだったんですか。

(明星食品)
 そうですね。当時も、東京、大阪、札幌、博多の4つで。その後も展開をしていったんですけども、最終的には4つ。

(幹事社)
 他、ございませんか。
 それでは、質問ないようですので。ありがとうございました。

(明星食品)
 ありがとうございました。

(知事)
 こちらこそ本当に、どうも、ありがとうございました。

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