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平成26年1月20日 定例記者会見 フルテキスト版

「進め!すだちくん」ダンスの完成について

(幹事社:司会)
 それでは、お願いします。

(知事)
 今日は、前垂れの方も「とくしまマラソン」に替わりましたし、この後、少しパフォーマンスがありますので、いつもと設えが違いますがよろしくお願いいたします。
 今日、私の方からは1点発表をさせていただきたいと思います。「『進め!すだちくん』ダンスの完成について」であります。
 現在、県におきましては、本県の宝、魅力が満載となった徳島の宝「すだちくん」を活用させていただきまして、徳島を大いにPR、そして、積極的な全国プロモーションを展開をしております。
 例えば、ちょうど先週と言いますかね、今週にかけてと言った方がいいかもしれませんが、金土日(曜日)羽田空港の第1ターミナル、私は土曜日を担当させていただきましたが、「ここで徳島の魅力を」ということで、「阿波おどり」あるいはいろいろな豪華賞品を景品をお配りさせていただく抽選会もさせていただいた。ここにも「すだちくん」に登場してもらいまして、空港だということで「Air(エア)すだちくん」機長さんの格好をした「すだちくん」が登場するだけで、徳島県出身の子どもさん達だけでなくて、多くの子ども達が皆寄ってきてくれまして、それに合わせて「すだちくん」のシールですとか、ストラップを配らさせていただきました。という形で、全国プロモーションをいろいろな形で行っているところであります。
 こうした中で皆様方も御存知のように、昨年は初めて本格的に参加をさせていただいた「ゆるキャラグランプリ2013」1580(体)の全国からゆるキャラが参加した中で、約30万票御投票いただきまして、12位という位置をいただいたところでありました。また、今回は初めての試みだったわけでありますが、その中でも特に上位そのキャラクター14体で一つの「ゆるキャラグランプリ2013」の総決算と言いますか、証として、14体が並んだTシャツが作られ、この中に当然、「すだちくん」も位置を占めると、いわば「メジャーデビュー」を果たさせていただいたというところであります。
 そこで、戦略的なプロモーションを更に一段進めていこうということで、昨年は本県出身の住友紀人さんに「進め!すだちくん」全国公募で歌詞を募集させていただきまして、その最優秀作品に曲づけをしていただいたわけでありますが、更に印象を強めようということで、今度は、その「進め!すだちくん」の曲に合わせて、「すだちくん」がダンスを踊るということで、そのダンスの振り付けを、昨年の(発表会見)時にも「年が明けたら公表をさせていただきます」と申し上げておりましたが、そのダンスが出来上がりました。と言うことで今日はそのお披露目となります。ちなみに、このダンスの振り付けをしていただきましたのは住友さんから御紹介をいただきました東京在住の鶴谷理恵(つるやりえ)さんでありまして、本県ゆかりの映画「阿波DANCE(ダンス)」の振り付けも御指導いただいた方であります。
 また、このダンスに合わせまして、切れのよい動きができますようにシェイプアップをした「すだちくん」が、本日駆けつけてくれておりますので、私の方から皆様方に御紹介をさせていただきたいと思います。それでは「すだちくん」どうぞ。(「すだちくん」入室)真新しいでしょ。スダチの色も鮮やか。背がちょっと高くなったと思いますね。
 ということで、若干シェイプアップ「すだちくん」御紹介したいと思いますが、これまでの「すだちくん」に比べまして、例えば、頭の部分、「すだちくん」のイメージって「頭が大きいな」とお思いだったと思うのですが、頭の大きさが一回り小さくなりました。また、胴体、ずんぐりむっくり、ここが可愛いってチョロQみたいにね、あったんですが、胴体はシェイプアップ、少し絞っていただきました。また、腕、今までは「すだちくん」の頭が大きい、重いっていうことで、常に手で支えるっていうイメージだったんですよね。「すだちくん」こうゆう感じでしょ、いつもね。(頭を支えるジャスチャー)そこを逆にダンスを踊る以上はやっぱりこうできないといけないわけでしてね。腕についてもダイナミックな動きができるようにリニューアルをさせていただいたところであります。
 さあ、それでは全国初、「進め!すだちくん」のダンスをお披露目をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。(「すだちくん」ダンス披露)
 ということで、御覧をいただいた通りであります。軽快なリズムに合わせまして、お子様から多くの皆さん方に、このダンスをすっと覚えていただける、また、「すだちくん」とも一緒にコラボレーションをしていただこういうことで、「明るく」「軽快」そして「覚えやすい」振り付けとなっております。
 さらに、これからダンスをわかりやすく解説をした動画、ダンスマニュアルを本日から県のホームページに掲載をさせていただきたいと思います。県民の皆様誰もが参加をできる実演につきまして、1月26日、日曜日に開催をされます「とくしまマルシェ」のイベントで御披露をさせていただければと考えております。それまで、もちろんのことホームページなどで御覧をいただきまして、この機会に是非、振り付けを身につけていただきまして、「すだちくん」とのコラボレーションをお願いをしたいと思います。
 今後、このメジャーデビューを果たしました「すだちくん」には、テーマソング、またダンスの動画配信はもとよりでありますが、観光キャンペーンや「J1四国初参戦」の徳島ヴォルティスのイベント、また保育所や幼稚園を訪問してのダンス教室、幼稚園、保育園、その通われている児童の皆さんにとってみると、そのくらいから身につけていただければ、ずっと踊っていただけるんじゃないかなとも思っておりまして、本県の更なるイメージアップ、あるいは地域経済の活性化という大きなねらいもあるわけでありますが、こうした点に大いに活躍、貢献をしてもらえればと考えております。

 私のほうからは、以上です。どうぞよろしくお願いをいたします。
 「すだちくん」も御苦労さんでした。

(幹事社)
 それでは、発表事項に関して質問のある社はお願いします。

「進め!すだちくん」ダンスの完成について(質疑)

(時事通信社)
 インターネットによる動画配信っていうのは、プロモーションビデオみたいなものでしょうか。

(知事)
 イメージは、そういうことですね。

(時事通信社)
 いつ頃の予定になるんでしょうか。動画配信もうされているんでしょうか。

(知事)
 今日、ホームページ(で)。

(時事通信社)
 今日、ホームページで。知事も、何か踊ったりとかされるんですか。

(知事)
 いや、それは、してない。でも、そういうアイデア、それはいただいて。密かに良い企画として、そのアイデアいただきます。

(徳島新聞社)
 今、知事がおっしゃられたように、「明るく」、「軽快で」、「覚えやすい」振り付けと、そういうことをコンセプトに鶴谷さんにもお願いしたということなんでしょうか。

(知事)
 我々からというよりも、住友さんの方が、この、やはり曲のイメージに合わせると。で、実は、曲の発表の時に住友紀人さんここに来ていただいて、共同に記者会見させていただきましたよね。あの時に、住友さんが言われてたの、少し思い返してもらいたいんですけど、住友さんは、小松島(市)御出身ということで、もう昔から「すだちくん」知ってたから、「僕はイメージがあるんだよ。」って、こう言われてたじゃないですか。
 だから、そうした曲のイメージもそうだろうし、また、あの歌詞自体が、そういうイメージっていうことで、この「軽快さ」、「分かりやすさ」っていう、そうしたところがピッタリ合ったんじゃないのかなと。おそらく、そうしたイメージをおっしゃっていただいて。

(徳島新聞社)
住友さんから、ということで。

(知事)
 ええ、おそらくね。それから、後、振り付けの鶴谷さんにしてみても、この曲に合わせるわけなんで。この曲が正にそういう。それとあと歌詞ですね。こうしたイメージで、こうパッと、入ったんじゃないかなと。しかも、「阿波DANCE」の振り付けやっていただいていますから、「阿波おどり」とか、そういった事に対しても造詣が深いと。そういう意味ではこう、ちょうどね。徳島を代表する「すだちくん」の振り付け師としては、最適であったんではないかなと思いますけどね。

(徳島新聞社)
 もし、お聞きになっていたら教えていただきたいんですけど、鶴谷さんから、どういうところが苦労したか、どういうところを逆に工夫したとか、そういうお話しは。

(知事)
 それは、お聞きをしておきます。

(徳島新聞社)
 そうですか、分かりました。後ですね、踊りといえば「くまモン」とか「ふなっしー」が有名なんですが、その「くまモン」とか「ふなっしー」への対抗心というのはいかがなものでしょうか。

(知事)
 対抗心というよりも、「くまモン」が、熊本の水俣(市)を訪れられた天皇陛下、皇后陛下の前で、ダイナミックに踊ってましたよね。あれ、警備上いいんかなと思ってたんだけど。でも、ああいう、ただ単に出てきて振りをするだけではなくて、軽快にダンスを踊る。その曲としてのイメージもありますしね。
 これは、パフォーマンスとしては非常に有効なものだと思っていますので、決して、あれをマネをしたということではなくて、やはりメジャーデビューを果たすということであれば、また、その後、PRを更に重ねるとなると、当然「曲」、更にはそれに合わせた「ダンス」、これは必需品、必要アイテムということでね。我々としては、そこを最初にこれは考えて作っていこうということなんですね。

(徳島新聞社)
 「曲」と「ダンス」とセットで、どんどん売り出していこうという。

(知事)
 そういうことですね。その意味で、「すだちくん」だけじゃなくて、県民の皆さんに覚えていただいて、踊っていただく。そこで、じゃあ、鉄は熱いうちに打てじゃないですけど、幼稚園とか保育園のお子さん達に覚えていただくと遊戯とか。そのお子さん達が次の年には、一番年長の子は小学校上がるでしょ。だから、今度は小学校の運動会とか、いろいろにこう広がっていきますんで。しっかりと県民の皆さんに覚えていただきたいなと、御愛顧いただきたいなと思っています。         

(朝日新聞社)
 改良された「すだちくん」なんですけど、これは「シェイプアップすだちくん」って呼ぶんですか、通称を。ないですか。

(知事)
 そうですね、これは今名前付けてなかったんですけど、今おっしゃるように、御提案いただきましたんで、「シェイプアップすだちくん」でいいかもしれませんね。

(朝日新聞社)
 ありがとうございます。

(知事)
 記者の皆さん達のアイデア全部いただいちゃいますけど。

(朝日新聞社)
その「シェイプアップすだちくん」しか踊らないんですか、そんなことはないんですか。

(知事)
 いやいや、みんな。ただ、踊りやすい体型にしたっていうことでね。いや、実は皆さんも御記憶あるかもしれませんけど、前のワールドカップサッカーの時に、決勝リーグ行く前にパブリックビューイングを青少年センターでやった。その時の「すだちくん」は、実はこんな感じだったんですよ。
 今までの「すだちくん」、こう頭重いからこうしてましたでしょ。(顎の辺りで頭を支えるジャスチャー)その時の「すだちくん」は丈長くて、で、手は短かったんだけど、こうやって振り付きで踊ったんでね。それで、スポッと(頭を)取ったら、私だったって、あったでしょ。
 だから、前の「すだちくん」だと、かなり首を鍛えてないとむち打ちになるんですよ。だから、こうやってね、いつも「すだちくん」(頭を)抱えているでしょ。あれはね、首をこうコキッてやったら一発でむち打ちになっちゃう。私の場合はね、個人的に柔道で鍛えたりしているものだから、首はいけるんでね。だから、私はこうやってやったの、そしたらみんなが言ったの、その時。「今日の『すだちくん』は、えらい背が高いな。」、「ノリが良いな。」。そういうのもあって、やっぱりこの踊る場合には、こういう形の、そうしてこれだったら、普通の人でやっていただけると。まあ、よっぽど首(を)鍛えてないと。

(朝日新聞社)
 すいません、改良した点ってどの辺に。すいません、見れば分かるっていえば分かるんですけど。

(知事)
 まずは、だからこの頭ですよね。前はもうちょっと、この一回り大きかったです。

(朝日新聞社)
 頭が小さくなった、はい。

(知事)
 それから、腕が御存じのように、この腕が長くなってますでしょ。それから胴体がね、前はずんぐりむっくりだったでしょ。っていうのは、頭が大きいんで、胴体が細いと何か変な感じでなんで。だから、チョロQってさっき言ったように、いわゆる何等身っていうね、ああいうチョロQみたいな形になってた。それが、胴体がすうっとこうなって。こうすることに、頭とのバランス、手とのバランスっていうのもあると思うんですよね。こうなると、ダイナミックに踊りが見える。やっぱり手って、AKB48見ても分かると思うんですけど、必ずみんなこう、長く見せてやってるでしょ。後は、飛んだり、跳ねたりできるような形。全体が、前は重かったんですよ頭。本当、中の構造見てもらうと、中に鉄の輪っかが入っている。その中に頭をはめて、この大きいのを支えていたんですよ。ただ、ちょっとこうなって、頭だけでいくと、本当、ゴキッとなったらむち打ちになる、よっぽど我々柔道家のように首鍛えてないとね。

(朝日新聞社)
 ちなみに、この「シェイプアップすだちくん」は1体なんですか。

(知事)
 いや、たくさん、これから出していく。本当だったら10体くらい並べてね、AKB48じゃなくてね。「すだちくん」だから頭(文字は)、「S」かな。

(朝日新聞社)
 これ、ちなみに1体いくらくらいかかったんですか。

(知事)
 あっ、予算。誰か分かる。

(事務局)
 着ぐるみの標準的な作成費っていうのが、50万(円)って言われてます。この場合はですね、ちょっとデザインとか改良しましたので、もう少しかかったと思います。

(朝日新聞社)
 ありがとうございます。

(知事)
 確かにね、10体ぐらいで組んで踊ったら、インパクトあるのにね。

(幹事社)
 他に、よろしいですか。発表事項以外で質問のある社は、お願いします。

自殺者数の増加について(質疑)

(徳島新聞社)
 平成25年の自殺者数が、徳島は2年連続で増えてますけども、対策強化するお考えはないでしょうか。

(知事)
 全国で自殺者数がずっとこう減ってきている、その一方で、徳島が2年連続で増になっていると。確かに、この増える前のところの数字っていうのが、全国で一番少ない。一人当たりでも少ないという形になっていた、というのがあるわけなんですが、実はその翌年、大きく2つの要因があって、一気に増えました。
 まずこれは、年の前半、この時には若者の自殺が県内でも非常に多かったですね。これは全国的な傾向ではあったんですね。それからもう一つ、今度は後半になってよく伸びてくるのが高齢者の皆さんの自殺なんですね。
 ということで、この時には先に現れた現象の「若者の自殺対策」、これについて緊急対策という形で取組ませていただいたと。その翌年、今度は若者の自殺は減ったんですけど、逆に高齢者(の自殺者数)がさらに伸びてしまったと。
 確かに世の中全体の状況、あるいは経済的な環境、こうした点について、また身体的にですね、例えば病気や何かがこう出てくるとか、あるいは高齢化が進む、長寿になると同時にこの現象って、どうしても起こってくるんですけどね。そうした点で、やはり世をはかなんでしまうという方が増えているというのが今の状況なんですね。
 ということで、我々としては何とか今、「高齢者対策」、「見守り対策」というものもあるわけなんですが、どうしても、御夫婦お二人だとまだいいんですね、励まし合っていただいて。しかし、お一人になる、さらには独居老人になってしまうということになりますと、そうした現象に拍車が掛かるということで、特に中山間地域などについては、「箸蔵モデル」ということで、障がい者の皆さん方が地域の経済を支えよう、また独居老人のところを訪ねて、そして勇気づけていこうと、こうした取組みも行うという形で、まだまだその対策が十分に功を奏しているという状況にはなっていないわけでありますが。なんとかこの高齢者の皆さん方の自殺と、この痛ましい自殺というものが、とにかく減少傾向になりえるようにですね、しっかりと我々としても取り組んでいくとともに、福祉関係の皆様方とも、この独居老人の皆様方の「見守り対策」であるとか、あるいは生きがいづくり、こうしたものをしっかりと取り組んでいきたいと考えています。

東京都知事選挙について(質疑)

(徳島新聞社)
 都知事選のことなんですけども、前、都知事選のですね大きな争点の一つになりそうなのが、脱原発か否かということなんですが、地方の首長選でですね、原発問題がその争点化することに関しては、いかがお考えでしょうか。

(知事)
 地方の選挙と首長選という中で、しかし、都知事選というのは、常に扱いが違っていたんですよね。これは都知事選だけじゃなくて、都議会議員選挙っていうのが、必ずその翌年の、例えば参議院選挙を占うとか、国政選挙を占う選挙だと。これはマスコミの皆さん、そういう形で印象持たれていると。しかも、そのオンリーワンの都知事を選ぶということですから、当然ここのところは日本の首都でもありますし、国としての政策と、こうしたものが問われるということは当然あって然るべきだと思っています。
 ということで今回、この原発問題ですね。脱原発と言うのか、あるいはともに歩んでいこうと言うのか、こうしたところが争点になると、このように言われていますけどね。
 特にこれには、さらに「東京オリンピック」が絡んでくると思うんですね。実は、東京オリンピック誘致、最終決戦の時にお隣の韓国が、すぐ決まる直前に日本の魚を禁輸したんですね。実はこの日本の魚が、放射能で汚染をされているから禁輸をするんだと。これは非常に大きな影響を与えまして、安倍総理、あるいはプレゼンター、当時の猪瀬都知事さんとか、こうした皆さん方が、あの場でそういう質問をダッーと記者から受けましたよね。その時にも、アンダーコントロールという言葉を安倍総理が使われて、ちゃんと制御圏内に入っているんだと。
 しかし、今度は決まった時にも、記者会見があって、いろいろ問われる中で、やはりこの原発についての考えをきっちり言った方が良いだろうというお考えだったと思うんですが、総理の方から、これから3カ年とあの時は言われたんですが、オリンピックに向けてですね、省エネ、あるいは自然エネルギーですね、こうしたものを加速度的に推進、導入していくんだと。そして、クリーンな東京オリンピックっていったものを世界の皆さんに見ていただきたいと。こういう形で、東京招致が決まった時にも、記者会見で記者の皆さんの求めに応じて、お答えになったと、いわば「国際公約」とこれが捉えられているわけなんですけどね。
 こうした事からすると、やはりその具体的な道筋、これを一番電気を使っている東京都、そのトップである東京都知事選、決めるんですね。ここで問われるっていうのは、あっても然るべきことかなと。逆にこれを受けて国が、どう判断していくのか、今後の道筋をですね。こうした材料になってくるんではないかと言われていますよね。そう考えてもいるんですけどね。
 また今、被災地、特に東北地方ですね、昨日も南相馬、選挙ありましたけどね、市長選。こうしたところでも、やはり、この脱原発なのかどうかということについては、争点になった。その中で、脱原発、市長さん立たれたということになっていますので、そうした点について、別に東京都知事選というだけではなくて、被災地では常に。ということで、被災地ではずっと現職が、特に福島県ではですね、敗れ続けてきたんですよね。その流れも、一旦は止まっていますけどね。
 だから、これはやはり、被災地の皆さん方は最大の関心時だし、また国民の皆さんにとっても非常に関心が高い。もっと言うと、東京オリンピック招致決定の時、総理の会見などを受けて、世界のおそらくメディア、皆さん方も注目をしているんじゃないのかなと、その行方をですね、そう考えています。

(時事通信社)
 関連してなんですけども、飯泉知事として都知事、新しい都知事に求めていくのはですね、どういうリーダーシップを発揮していってほしいとかっていうのはありますか。

(知事)
 私としては、やはり知事会の仲間を新たに迎えるということになりますので、やはり東京都と言えども、地方の一員ではもちろんあるわけですのでね。やはり、しっかりと地方行政、そうしたものを行っていっていただきたいな。じゃあ、地方行政を行うって何か、やはり今のこの地方分権の流れですよね。こうしたものをしっかりと進めていただく。
 また、東京にいろんな税制度をはじめ、富が集まってしまう。人とお金、情報が全部東京に集まるっていうのが、今の日本の形なんですよね。「中央集権」とも呼ばれ、それをなんとかしなきゃいけない、東京一極集中を打破しなきゃいけないなんて言うことが過去言われてきたわけなんですが、より今、加速度的に東京に一極集中になってますよね、オリンピックも決まったっていうことで。そうした中で、やはり東京都も地方の一員なんだと、地方行政団体の一員なんだということも、しっかりとお考えをいただいて、そうしたものの中で、やはり地方とともに共存をしていくんだと、その大きな一角なんだと、こうした意識を是非持ってもらいたいなと。「なんとなく東京だけ別よ」みたいなね、歴代多かったんですよね、そういう方がね。もうちょっとそこのところは、考え方を変えていただいて、東京も地方の一員だし、地方とともにスクラムを組んで、そして国に対して言うことは言っていくんだ、提言するものは提言していくんだと。そういうもののリーダーとして活躍をしてもらいたいなと思っています。

自然エネルギーの導入について(質疑)

(徳島新聞社)
 関連しまして、自然エネルギー協議会の会長をなさっているということなんですけれども、原発についての見解っていうのを改めて。
 
(知事)
 自然エネルギー協会、36道府県、そして200を越える企業の皆さん方が準会員、こうした団体で、その会長を仰せつかっていると。当然、我々としては、この自然エネルギーといったものをどんどん、どんどんこう増やしていくと。クリーンエネルギー、あるいは地球温暖化対策ということなんですよね。
 ということで、今も御紹介をした安倍総理が東京オリンピック招致を決めた時の記者会見で言われた、「これからは自然エネルギー、あるいは省エネといったものを加速度的にこの3年間進めていくんだ」と。これは、いわゆる電力の固定買取制度、その促進期間が3年ということを念頭に置かれて言われたと思うんですけど。当然、総理が言われたこの「国際公約」を我々としては大いにバックアップをしていく立場にある。いろいろな形で、国に対して提言をしていく。この中にはもちろん、自然エネルギーを導入するにあたっての障壁を取り払う規制緩和といったものもありますしね。あるいは、太陽光(発電)と言うと皆さんこう普通のセル、これをお考えなんですけど、どんどんどんどん、今それが進んできて、我々も提唱しているのがビニールシート型の太陽光(発電)。これによってビニールシートの上に貼る、その空いたところに置くことによって雑草が生えないとかね。あるいは椎茸工場の天井にと、そして自動車メーカーは、EV車の天井にそれを貼り付けて自動的に充電をしていくものを作ろうとか。どんどんどんどん今、新しい技術が出てきている。
 洋上風力(発電)もしかり、いよいよ地熱(発電)にもね、舵を切っていこうかということになっていますので、我々としては、まず、原発がどうというよりも、自然エネルギーの足腰をしっかりすることによって、何となく高コストだと、こう言われているのがあるじゃないですか。これをどんどん技術開発、あるいは実際の積算段階で少し違う点があるじゃないかっていう指摘も既になされていますので、そうした形でこのクリーンさといったものと、コストといったものをうまく合う形に持っていく。そうすることによって、じゃあ、十分原発の分を補えるようになるんだなということになってくると、この原発の問題についてもね、一定の方向が出てくるんじゃないかと。
 我々としては、原発、是か非かという話よりも、その議論がちゃんとできるような形での、つまり、代替がないじゃないかっていうのも、今よく言われますよね。あるいは、地球温暖化のために、火力(発電)や何かに持ってったら、マイナスになるんじゃないかと。原発の方が良いんじゃないかって、これもあるわけです。その新たな選択肢を、今では全体の10パーセントしか自然エネルギーとか再生可能エネルギーでは補ってないんですけどね。我々としては、2020年、東京オリンピックの年に、これを20(パーセント)に、やはり持っていく。こうした形の、国のエネルギー基本計画、これを位置付けるべきだと、もう再三に渡って申し上げているところですので、我々としてはこの原発の議論がフランクにできるような形で、そのバックアップをできる自然エネルギー、これをしっかりと導入できるような形に体制を整えていく、こうした役割だと考えています。

(幹事社)
 よろしいでしょうか、質問は。じゃあ、どうもありがとうございました。

(知事)
 はい。それでは、よろしくお願いします。

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徳島県 知事戦略公室
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