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平成26年3月17日 定例記者会見 項目別

「徳島県海上避難ガイドマップ」について(質疑)

(NHK)
 海上避難ガイドマップについてなんですけれども、陸上とかでは津波に備えた訓練とかやってると思うんですが、ちょっと海だと難しいかもしれないんですけども、そういう何か活用していく考えはありますか。

(知事)
 今も申し上げたように、ホームページ上には、載せていく形をとって、皆さん方に知っていただくというのはある訳なんですが、特に船舶に関わりのあるところですね。こちらには直接お届けをするということで、例えば県漁連ですね、徳島県漁業協同組合連合会の皆さん、そして、この漁協についても、特に沿岸の部分ですね、海に沿ったところ、沿岸の漁業協同組合、県下では34漁協あります。また、海に面した市・町、これが全部で8市町あるわけですね。それから、徳島海上保安部、こうした関係するところにも直接配付をさせていただくということで、日頃からそうした訓練を実際にしていただこうと、もちろんこれをテーマとした訓練といったものも、こうした皆さん方とともに、共同してですね、行っていければと。
 つまり、やはり平時から、いざ発災となって、これ使ってさあ逃げよう、これじゃあ間に合いませんのでね。しかも、どういうルートを通って、その避難ポイントまで行くのか、これも重要なんですね。必ずしも直線距離で行けるとは限らない。例えば浅瀬があったりとか、岩礁があったりもしますので、それは海の人たちっていうのは、よく分かってるわけですから、そのルートをちゃんとあらかじめ確保していただくと。そうした意味では日頃からそうしたものに備えていただくとともに、そうした準備ができ次第、訓練を行うというのも重要ではないかと。具体的な説明会も、南部総合県民局の美波庁舎の方でさせていただきますけどね。これを受けて、まずそれぞれで確認をしていただく。そして、今度は全体で訓練を行うということも、当然その視野の中に入れていくということになります。

(日本経済新聞社)
 このガイドマップは西日本で初めてという話だったんですけど、もし分かれば東日本ではどこか作っていますか?

(知事)
 東日本でも作ったのは一つだけでして、青森県。青森県が津波発生時の津波高および流速ですね、これを県の沿岸の水深図に記載をされております。ちなみに、青森県が完成をしたのが昨年の12月であります。

(日本経済新聞社)
 ちょっと基本的な質問なんですけど、マップのここについてるこの5種類ぐらいですが、これは。

(知事)
 さっき申し上げた、5分割にさせていただいています。北は、鳴門からですね。特に牟岐と海陽だけを2つを1つ(のマップ)に合わせていると。

(徳島新聞社)
 ガイドマップの関係でですね、資料の方にもあると思うんですが、東日本大震災の場合も、沖出しをして、波にのまれて亡くなったという方もいらっしゃって、沖出しには一長一短があると思うんですが、ここの基本ルールのところでその辺り、船舶がどこにあるかによって、1、2、3と3つそれぞれルールを示しているんですが、これやはり県として沖出しを推進するというのではなく、やっぱりケースバイケースで考えなければということでですね。

(知事)
 もちろんそうです。沖出し、これは気づきの問題なんですね。早い段階、あるいはそのどのぐらいの津波が来るか、これによっても分かれるわけなんですね。逆に港の方にきっちりとそれを結びつけて、そして高台に避難をする、これも一つあるわけです。
 しかし、もう、例えば漁ですぐ来てしまったという場合であれば、瞬時に判断をして沖に逃げると。つまり沖に逃げるのか、それとも戻って、いわゆる帰港地っていうかね、自分ところの港に戻ってそして固定をして逃げるのか、この判断が重要なんですね。ですから青森のマップにもその流速っていうのがあるというのがそこにある、どのくらいで来るんだと。その判断を瞬時にしなければいけないのですね。どっちに行くかって。そうした意味で日々これは訓練をしておかないと、「うわぁー」って迷ってる間に貴重な時間が過ぎてしまうと。もちろん、必ずしも沖出しが一番良いという訳ではない。その時その時に応じてということになります。

(徳島新聞社)
 やはり漁師さんであると、港に接岸してる場合にですね、どうしてもその船が、漁船が被害に遭って使えなくなるということで、震災の時でも敢えて沖出しするとかいうケースがあったという風に聞いてるんですけど、やはり県としてはその辺りは、もうしっかり、県としても命を守るというのを最優先で行動して欲しいという考えはあるんですか。

(知事)
 もちろんです。もちろん、その漁船を守る、業者の皆さんにとってみると、漁船は命なんですけどね。しかし、御自身の命、これが一番重要ということになりますのでね。そうした点で、より安全に、逃げれるという場合をこう考えていこうと。当然、その日々操業されてますのでね、操業してる時に、さあ、もし、地震が来たと、ではどうするかということなんですよね。

(幹事社)
 発表事項以外で、質問があれば、よろしくお願いします。

 
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