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平成26年3月31日 定例記者会見 項目別

「徳島森林づくり推進機構」の開所について(説明)

(幹事社:司会)
 では、知事の方から発表をお願いします。

(知事)
 おはようございます。今日は私の方から2点、発表をさせていただきます。
 まず、第一点は「『徳島森林づくり推進機構』の開所について」であります。
 森林の有する水資源や県土の保全機能を今一度見つめ直し、将来に向けまして適正に森林を管理をしていく。そして、森林の持つ機能を維持増進をすることによりまして、この貴重な県民の皆さん、もっと言うと国民皆さんの財産と言っても過言ではないかと思うわけでありますが、これを引き継いでゆくために「徳島県豊かな森林を守る条例」が新年度、つまり4月1日から施行をされます。
 そこで、正に当条例の推進役といたしまして、この度、「徳島県林業公社」と「とくしま森とみどりの会」を統合をさせていただきまして、新たな森づくりの拠点となります「公益社団法人徳島森林づくり推進機構」がいよいよ4月1日から発足をいたしまして、徳島市川内町の徳島健康科学総合センター内に開所する運びとなりました。こちらですね。(パネル「『徳島森林づくり推進機構』の開所」を提示して)少しカラーで見やすくしている所であります。
 これまで、林業公社につきましては、森林整備の推進拠点として、水源涵養、これは当然のことなんですけど、重要な機能を有する森林の整備を公的に行う、これを「分収林事業」と呼んでおりますが、また、所有者に代わりまして、森林の経営・管理を行う「経営受託管理事業」、さらには、森林保全を目的といたしました公有林化を進める「とくしま絆の森事業」などによりまして、公的な森林の管理に鋭意取り組んできたところであります。
 一方、「とくしま森とみどりの会」につきましては、県民参加の森づくりの拠点といたしまして、緑の募金や緑の少年隊のによります緑化活動の拡大、また、全国一の森づくり協力企業数、累計で今、徳島県は105(企業・団体)を誇っております「徳島協働の森づくり」を展開をさせていただいているところであります。「徳島森林づくり推進機構」は、こうした役割を果たしてきた推進体制を二つを一つにしようということで、県民の皆さんや市町村、森林組合などの皆様方と緊密に連携をいたしまして、県民総ぐるみでの森づくりを強力に進めて参りたいと考えております。
 このため、具体的な取組みとして、三つの柱を掲げているところであります。
 まずは、「ワンストップ相談窓口」を設置をし、もう一度、この図を見ていただいて、こちらですね。(パネルを提示して)ワンストップ相談窓口の設置をしていこうと。そして、「所有をしている森林の管理をして欲しい」あるいは、「森林の管理方法を教えて欲しい」また、「所有をしている森林を売りたい」ですとか「森づくりに貢献をしたい」といった県民の皆様方からのニーズに対しまして、的確な情報の収集とアドバイスを行いたいと考えております。
 また、二本目の柱、これは「森林の公的管理の推進」についてであります。具体的に申し上げていきますと、森林の取得にあります「公有林化の推進」、また、私有林をはじめとする森林の「受託管理」、そして、県民や企業の皆さん方との「協働の森づくり」に積極的に取り組みまして、森林の公的管理の強化をして参りたいと考えております。
 そして、さらに三本目の柱、「県産材生産の倍増」についてであります。これは、言うまでもなく「次世代林業プロジェクト」によります県産材の一層の増産を目指しまして、公有林と私有林の一体的かつ効率的な林業生産活動を進めて参りたいと考えております。
 この三本柱をうまくかみ合わせることによりまして、今後は森林を守る条例の趣旨を十分に踏まえまして、私達一人一人が森林に対する理解を深めていこうと、そして、私達自身の手で森林を守り育てていく、公的な管理をしっかりと推進をしていく、この二つですね、県民の皆さんお一人お一人での御尽力・御協力と、公的な管理、この二つが大事だ。
この公的な管理をしっかりと推進をしていくことによりまして「徳島の豊かな森林を次世代へつなげていく森づくり」を目指して参りたいと考えております。

 
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