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平成26年4月21日 定例記者会見 項目別

平成26年度「徳島夏のエコスタイル」の実施について(説明)

 次に第2点目、「平成26年度『徳島夏のエコスタイル』の実施について」であります。 昨年は、8月に猛暑日が続くということで、非常に暑い夏でありましたが、幸いにして、電力需給がひっ迫することなく、無事に乗り切ることができました。これも御家族や企業の皆様方の節電意識が大変浸透したと、県民総ぐるみでの節電、そして省エネの取組みが定着をしてきた結果でありまして、これまでの御理解、そして御協力に心から感謝を申し上げるところでございます。
 4月17日、四国電力の方から示されました今年の夏の需給見通しでは、猛暑と仮になった場合でも、安定供給に3パーセント以上必要とされる供給の予備率につきましては、4.3パーセント程度以上が確保をされるとなったところであります。
 ただ、電力の需給状況が厳しいことに日本全体として、依然変わりはないところでありまして、本県としても気を緩めることなく、節電あるいは省エネの取組みを引き続き推進をしていく必要があると考えているところであります。そこで、(今年も)5月から10月末まで、ちょうど半年間ですね、この期間におきまして「節電・省エネ対策」を盛り込んだ「徳島夏のエコスタイル」を展開することといたしております。こちら、(パネル「徳島夏のエコスタイルの推進スキーム」を提示して)「徳島夏のエコスタイルの推進スキーム」ということで、まずここに標語、コンセプトを載せさせていただいております。今回のコンセプトにつきましては、「ライフスタイルの転換に向けた『次の一手 次の一歩(Next One)』」ということでね、ネクスト・ワン、一歩踏み出そうということですね。
 これには、「徳島県環境基本計画」の基本コンセプト、基本概念であります「徳島からの環境イノベーション」に向けまして、まずは省エネ社会の構築に向けたライフスタイルの転換や自然エネルギーの導入、これまでの取組みをさらに発展をさせていこうということで、変えるところは大胆に変えていこうということ。そして、今の標語にもありました「次の一手 次の一歩を進めていこう」というメッセージ、この中に込めさせていただいております。
 県民の皆様方や事業者の皆様方には、引き続き「徳島夏のエコスタイル」共通の取組みであります、例えば、「室温の28℃設定、軽装の勤務」また「こまめな消灯、あるいは電源オフ」「地球に優しいエコドライブの推進」などにつきまして、率先した御協力をお願いをいたしたいと思います。
 特に期間中のイベントといたしまして、今回「『新・環境首都とくしま憲章(仮称)』シンポジウム」を開催をさせていただきまして、環境に優しいライフスタイルの指針となります新たな憲章を作り上げていく中で、県民の皆様方とともに新しいライフスタイルがどうあるべきかを考えるそうした契機にしていただきたい、あるいはしていこうと考えております。
 また、「地球に優しい『自然エネルギー』『スマートコミュニティ』環境学習の推進」では、日々進歩を続けております自然エネルギーに関する技術、あるいはエネルギーの有効活用策などの先進事例を、やはり「鉄は熱いうちに打て」、小中学生の皆様方にわかりやすく紹介をさせていただきまして、「エネルギーが貴重であり、そして無駄に使ってはいけない」、東日本大震災の正に教訓であったところでありますが、知識や、あるいは生活態度を養ってもらえるような環境学習を展開したいと考えております。
 また、さらには、身近なところから取組みを始めるとの「スマートライフ推進セミナー」などを順次開催をいたして参ります。
 今後とも、国の節電対策、あるいは四国電力の対応、これらを踏まえまして、県として必要な節電対策を取りまとめ、本格的な夏の到来の前にタイムリーにお示しをさせていただきまして、県民の皆様方が安心した夏を過ごしていただけるよう「徳島夏のエコスタイル」の取組みを県民の皆様方や事業者の皆様方に広く呼びかけをいたして参りたいと考えております。
 そして、この「徳島夏のエコスタイル」を「産・学・民・官」協働によります「県民総ぐるみ」の運動として、果敢に展開をさせていただきますとともに、四国の他県、また関西広域連合とも広く連携を図りながら、省エネ社会の実現に向けた新たなライフスタイルへの転換にしっかりと繋げて参ります。

 
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