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(幹事社:司会)
おはようございます。よろしくお願いします。
(知事)
おはようございます。
今日は、私の方から3点発表をさせていただきたいと思います。3点に共通する視点は「未来志向」ということになります。
まず、「『とくしま4Kフォーラム』の開催について」であります。「4K」って言うと、なんとなく「3Kにまたひとつ加わったの何」っていう話で、そうじゃないですね。これは、次世代映像システム、放送システムについてということであります。
昨年の9月、神山町において開催をいたしました「全国4K祭」これは、国、また通信事業者ですとか、あるいは放送事業者ですとか、あるいはケーブルテレビ事業者といった業界関係の皆様方など、全国から約150名の御参加をいただきまして、現行「2K」と呼んでいる「フルハイビジョン」と呼んでいるのですけどね、これを超える次世代の放送メディア「スーパーハイビジョン」その普及に向けたロードマップ、どうやってそこにたどりついていくのかという道筋ですね。ロードマップの紹介であるとか、あるいはこのスーパーハイビジョンの技術的な意見交換について、「4K」については、だいぶ確立がされてきた、しかし、「8K」はこれからということなんですね。
本県が持つ全国屈指のブロードバンド環境のPR、私も参加をさせていただきまして、そして、「4K祭」のキャッチコピー、このとおり正に「日本の4K文化の新たな狼煙」を徳島から上げさせていただいたところであります。
ちなみにこのスーパーハイビジョンといった場合の方式は、「4K」と「8K」と二つ、今あるんですね。そして、「4K」というのは現在のフルハイビジョン「2K」ですね、その4倍の画素を持っている。ひとつの、例えば、こういう(手でテレビのフレームを作って)これがフルハイビジョンだと思ったら、この映像を4分割、ここのひとつというだけで4倍の画素を持つ、それだけの精細画像がシャープに見えるということなんですね。この「4K」、スーパーハイビジョン「8K」も同じなんですが、スポーツ、あるいはエンターテイメントのみならず芸術であるとか、あるいは我々が最大関心事としている防災・減災、また医療など多くの分野における活用が期待をされているところでありまして、正に今年度、今年が「4K」「8K」放送の日本にとって、最初の目標年に定められているところであります。そこで、国、総務省でありますけれど、総務省、あるいは「次世代放送推進フォーラム」が中心となりまして、この「4K」の試験放送に向けての新しいサービスを視聴者の皆様方に体験いただける環境を作ろうとしているところであります。
特にこのロードマップの中では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、ここを大きなターゲットとしているんですね、ここに向けて、ハード・ソフトが今後、加速度的に普及していくものと考えております。
こうした中、去る15日でありますが、NHKから発表がありました、今度は「8K」ですよね、先ほどのフルハイビジョンの画像をまた更に16分割していくんですね。16倍のそのフルハイビジョンの精細画像ということになる。人間の目の限界とも呼ばれているんですよね。この「8K」でNHKからは「FIFAワールドカップ・ブラジル2014」これを全国4か所でパブリックビューイングをやっていこうということで、選ばれるのは当然のことながら、東京、大阪ですよね、そして横浜、じゃあ後1か所は札幌なのか、仙台なのか、名古屋なのか、あるいは広島か、福岡かと、こう思いかも知れませんが、この4つ目は徳島ということになりました。我々としては大変光栄なことである。そして、この機会に多くの県民の皆様方に「4K」はもとより、この「8K」という、まだ技術的にはNHKでしか確立がされていない、まだ試験段階と、これを体感をしていただこうということで、この超精細画像とともに、今度は音の面で、音響におきましても、あたかもスタジアムにいるかのような臨場感を得ることが出来るということでありました。
是非、徳島としては、この「4K」はもとより、NHKさんでやっていただける「8K」併せて徳島から大いに発信をしていこうと考えております。そこで、来たる6月15日、日曜から20日、金曜までの6日間、アスティとくしまにおきまして「4K実証するなら徳島で!」こちらをキャッチフレーズに「とくしま4Kフォーラム」を開催することといたします。そして、フォーラムの期間中におきましては、スーパーハイビジョンに関する講演であるとか、あるいはセミナー、本県ゆかりの素材をメインとした「4Kコンテンツの上映」また、「機器の展示」、更には「パネル展示」などのイベントを行いまして、スーパーハイビジョンの臨場感や活用方法などについて、県内はもとより、全国の皆様方に広く知っていただきますとともに、本県が誇る全国屈指のブロードバンド環境をはじめとする立地環境の優位性、これを積極的にPRをする内容としたいと考えております。
臨場感溢れる最先端のNHKの「8K」とフォーラム主体の「4K」この両方が一度に体感、そして体験をできる、またとない機会になると思います。そこで、多くの県民の皆様方には、是非お越しをいただきますように、十分準備を行って、この「とくしま4Kフォーラム」を通じまして、本県を大いにアピールをし、映像コンテンツなど関連産業の誘致にしっかりとつなげて参りたいと考えております。