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(朝日新聞社)
すみません、よろしいですか。朝日新聞社の山崎です。「陸こう」の件なんですけど、これ実証企業を募集している時に、3月から実証実験を行う予定となっていたんですけども、これ一応5月末から実証実験開始と2か月遅れたんですけが、なにか技術的に困難なものがあったとか、なにか遅れた理由とかってあるんですか。
(知事)
はい。やっぱり初めてのことでありますので、初の技術をということですから、当然のことながら、なかなかみんな言ってみても、そう「はいはいはいはい」ということになかなかならないということがありますから、そんなところを慌ててもしょうがありませんので、じっくりと考えていただいて、やっていただくということなんですね。
やはり、新技術ということですから、最初が肝心と、このように考えています。
(朝日新聞社)
こう技術的に困難なことがあって、上手くこう解決できないとそういうことではない。
(知事)
もちろん、いろいろな点が企業の皆さんとしてはあると思うんですけどね、その辺りはじっくりとそれを咀嚼していただいて、万全の体制で今回臨んでいただけたと、いうことだと思います。それぐらい確かになんか難しいことだということですね。
(NHK)
すいません、同じ「陸こう」の件なんですが、高知県では似たような、でもちょっと違う形式とはいうことですが、コストがかかるとか、技術的な面かもしれないですが、取り止めたということを聞くんですが、コストかかるというところ気になるんですが、県としては今後どんなふうに広げていくっていう予定でしょうか。
(知事)
はい。これは最初、冒頭の発表の時にも申し上げましたように、全県でやるということではもちろんないんですね。東日本大震災のやはり教訓として、津波、これ皆さん最後までがんばっちゃったというところがあるわけなんですけどね。
やはり守れるところを守ろう。とにかく、早く津波が到達をする、うちの場合には海部郡に来るわけですから、今回もですから日和佐港で行う、美波町ですよね。一番高い津波が来る、これは日和佐ではなくて由岐のエリアになるわけですけど。
そうした意味で、やはりできうる限り、そうした当然コストのことはあるわけなんですけどね、まずは速やかに閉めれるような、そして、速やかな体制が求められる所にやっていこうと。やはり、命にはなかなか代え難いといった点はありますね。