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平成26年6月9日 定例記者会見 項目別

糖尿病死亡率について(質疑)

(徳島新聞社)
 糖尿病死亡率の今後の方針について。

(知事)
 いやぁ、残念ながらっていいますかね、今度は、糖尿病死亡率ワースト1ということで、6年連続ワースト1と。これも平成5年から14年連続でワースト1になって、1回だけワースト7になって、また6年連続ワースト1という形になってきました。
 これについては、もう平成17年の時に緊急事態宣言をさせていただいて、そして、医師会、あるいは県を挙げて対応をしようということで、原因はこれが はっきりしていて、運動不足と食べ過ぎということ。運動不足の点についてよくお話をするのは、徳島県もコンビニエンスストアがどんどん増えましたと、普通コンビニっていうのは、つっかけを履いて歩いて行くからコンビニ。でも徳島県の人は、つっかけを履いて自動車に乗って行きますと、これじゃ糖尿病になるよねって。これは皆さんによく御理解をいただきましてね、とくしまマラソンもはじめると、昨今では本当に、夜歩かれたり、走ったり、ランニングをされたりですね、非常に増えてきたと。また、子どもうちからの小児肥満も多い。これがいわゆる糖尿病予備群ということになりますのでね。ここは学校の中でしっかりとスポーツ、あるいは体育といったもので身体を鍛えていってもらうことによって、小児肥満を減らしていく、予備群を減らすと、いろいろな形。
 また、食事の関係については、栄養士会の皆さん方であるとか、大学の皆さん方と組んで、「阿波レシピ」という、こうしたものをどんどん、カロリーが少なく、美味しく食べていただくと進めてきたんですね。ところが今度は、野菜の摂取がワースト1、ワースト2だと、男性、女性でね、という話が出てきて、ここについても「野菜の日」という「8月31日」全国ではその1日だけなんですけど、我々は、「野菜週間」ということで、これを含む1週間を対策をとるとか、日曜日は家族で野菜食べましょう「サラダ日曜日」とか、いろいろやってきて、この数値もワーストは脱却をしたということなんですが、この糖尿病のワースト1、特に死亡率ワースト1には、まだこれが効いてきていない。徐々に効いてきていることには間違いないということでして、特に今回も分析を進めているところなんですが、特にいろいろな取組みをやった結果、40歳以上の皆さん方で糖尿病の可能性を否定できない人の割合っていうのがあるんですけど、平成15年の時には、13.9パーセントであったものが、今回、平成22年段階でありますが、11.5パーセントまで減少をしたと。2.4パーセント減少したということなんですね。そうした意味で少しずつ良くはなってきてはいるんですが、なかなか息が長いということなんですね。ちなみに今回の死亡率についてなんですが、前年、これは平成24年の数値になりますが、18.5、もちろんこれがワースト1だったんですが、今回平成25年の数値、これが17.6ということで、こちらも改善をしてきたということになります。
 また、県民健康栄養調査というものも進めておりまして、先ほどの40歳以上で糖尿病の可能性を否定できない人が減ってきた。また、よく運動不足の事例として1日あたりの歩数っていうのがあるんですね、ここの成人男性1日あたりの歩数が、平成15年の段階では6474と少ないという話が言われまして、今平成22年のデータでは、これが6974まで、もうまもなく7000歩というところまできたと。徐々にこうした形で進んできているところではありますが、今御質問いただきましたように6年連続ワースト1ということになってしまいました。
 県としては、これまでの取組みをさらに加速をさせていく、そして、やはり「糖尿病は大変なんだ」ということを若い世代の皆さん方にやはりしっかりと知っていただく必要があると思いますので、こうした点についても合わせて取組みを進めていきたいと考えて

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