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平成26年6月9日 定例記者会見 項目別

優良工事表彰の取り消しについて(質疑)

(読売新聞社)
 すいません、県の公共工事の優良工事表彰の件なんですけど、今回の事案について、その廃棄物処理法違反で処分されていた業者さんが、知事賞に選ばれていたと、まずそのことについての知事の印象といいますか受止めをお伺いしたいのと、それと、取材させてもらいますと、除外規定には当たるんだけども、取消しの規定がないから取消しが難しんだと。それは確かに、法律と同じように遡及できないというのも分かるので、なんですが、それについてのまた知事の受止めというのをお伺いしたいのと、あと再発防止、情報共有だと思うんですけど、またそれについての知事のお考えありますでしょうか。

(知事)
 これは、原因、再発防止という3番目に聞かれましたけど、はっきり申し上げて部局が縦割りであったということなんですね。いわゆる、県民環境部と県土整備部の横の調整・連絡、こうしたものがしっかりとできていなかった。廃棄物の関係でまずい事例があったということは、これは県民環境の方で対応している。しかし、その情報といったものが県土整備に行っていなかった。で、県土整備の方としては優良工事とか、これまでの工事の実績、これをみて表彰をすると。まあこちらはいい話なわけなんですけどね。しかし、そのペナルティのところ、普通は自分のところでのペナルティとか、こうしたものはしっかりとこう見てるんですけどね、ほかの部であったペナルティを、しっかりと意を用いていなかった。配慮って言うかね、網を張り巡らしてなかったと。ここに大きな原因があるところでしてね。
 その1番目と3番目の御質問、再発防止については、もうこれは横の連絡をきっちり取る。そうした事例があれば、もう即連絡が入るようにすると。これは、決して県土整備との関わりというだけではなくて、農林水産部も同様の話になってきますしね。これはもう県庁の中で。で、後今回の事例の中で、市町村の事例とか、あるいは国の事例というものもこれあるわけでありますので、やはりしっかりと、まずは庁内の横、それと、今度は縦ですよね。こうしたものをしっかりとやはり情報を持っておくと。そりゃまあ確かに、表彰するっていうのはいいことなんで、そういういい事例があれば表彰してあげたいという気持ち、これは悪い話ではないんですけどね。しかし、ほかでまずい事例を起こしたところを表彰してしまう、これはやっぱりまずいですよね。
 という形で、これからの再発防止としては、横の連絡をきっちり、そして、もう自動的にそれが行くようなシステムにもしてしまう。こういった点ということになります。それから、真ん中で言われたその遡及ね。遡って取り消せないのかと。これは規定がそういう取り消せない規定になってしまっているということですから、もし、今後そうしたことが、今そうした再発防止をしっかりやっていけばこれは大丈夫な話ではあるわけですけどね。
 しかし、1回起こったことは2度3度起こることだってあるじゃないかということがあって、人間のやることですから100パーセント絶対ということはこれないわけですから、そうした場合にある一定の遡及をするということもそれは考えうる話でありますので、そうした点も含めてここはしっかりその規定を考える必要があるかと。
 ただ、一つ難しいのは、こういった規定というのは、別に徳島県だけっていう話ではこれなくて、だいたい全国一律でこの表彰規程みたいなありますので、国であるとか、あるいは、他の都道府県、こうしたところもしっかりとリサーチをさせていただいて、徳島県だけがなんか変なことをやっているということにはならないように、そこは配慮をしながら、しかし、確かに遡及できないっていうのもおかしいなと、というのはね、これはもう逆に県のどちらかというとミスなわけなんで、それを遡及して取り消すというのはこれちょっと変な話ということがある、これが実はその事例としての背景にはあるんですけどね。まあしかし、そうした点きっちりと対応していく必要があると思います。しっかり、ここも検討を進めたいと思っています。

 
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