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平成26年6月11日 臨時記者会見 項目別

「とくしま4Kフォーラム2014」について(説明)

(事務局)
ただ今から、「とくしま4Kフォーラム2014」について、「共同記者会見」を始めさせていただきます。
 本日の会見者を御紹介させていただきます。株式会社えんがわ社長で、とくしま4Kフォーラム実行委員会・副会長の隅田 徹(すみた てつ)さんです。

(隅田副会長)
隅田です。よろしくどうぞお願いいたします。

(事務局)
 とくしま4Kフォーラム実行委員会・会長の飯泉知事です。

(知事)
 どうもよろしくお願いいたします。

(事務局)
 以上の皆さんから発表をさせていただきます。
 それでは、まず飯泉知事から発表をお願いいたします。

(知事)
それでは、「とくしま4Kフォーラム2014」について発表をさせていただきます。
 よく県民の皆様方にも「4K」と言う話をしますと、「知事、3Kに何が加わったん?」こういう話になるんですが、そうじゃないんですね。「2K」つまりNHKは「フルハイビジョン」と呼んでいますが、ハイビジョンテレビ、これの4倍の精細画像、これが「スーパーハイビジョン」と呼ばれる「4K」のことなんですね。
 ということで、この「とくしま4Kフォーラム2014」につきましては、昨年の9月、本県の神山町で開催をいたしまして、本県から「4K文化」の新しい狼煙を立ち上らせた「全国4K祭」、総務省の皆さんはもとより、映像つまり放送の関係ですとか、あるいは通信の関係のスペシャリストの皆さん方にお集まりをいただいた、この「全国4K祭」。これをさらにバージョンアップをさせていこうというものであります。
 
折しも徳島が日本の名だたる大都市、例えば、東京・大阪・横浜と並んで、NHKがさらに次世代のスーパーハイビジョン「8K」を「FIFAワールドカップ・ブラジル2014」のパブリックビューイングの会場として、4つを選ぶという中で、この東京・大阪・横浜と並んで、徳島が、その4つの中に入ったということで、これを大きな追い風として、「4K」と「8K」、正にこれらは「スーパーハイビジョン」と呼ばれているものでありまして、この相乗効果を図るために「4K」そして「8K」ともに同時開催を行うことといたしました。
 
このフォーラムではそうした意味で「8K」のところ、これは東京・大阪・横浜と申し上げましたが、一度に「4K」と「8K」これを体感・体験できるというのは、正に全国で唯一徳島のみということになります。正にまたとない機会ということで、本県が誇ります「全国屈指のブロードバンド環境」をはじめとする「立地環境の優位性」といったものについて、全国に、また世界にアピールをする、発信をする絶好のチャンスとこのように考えるところであります。
  
そこで、開催につきましては、6月15日、ちょうど日曜日から20日、金曜日までの6日間、場所は、NHKのパブリックビューイング会場と同じ「アスティとくしま」で開催をいたします。特に15日、日曜日から17日、火曜日まで「前半3日間」と捉えさせていただいておりますが、こちらは休日も考慮をいたしまして、お子様から大人までが年代を超えて楽しんでいただけるイベントを中心に行いまして、18日、水曜日から20日、金曜日まで「後半3日間」と位置づけておりますが、こちらは業界関係者向けの講演・セミナーなどを行う盛りだくさんの内容とさせていただいているところであります。
 
もう少し具体的に申し上げていきたいと思います。
 まず、前半の3日間につきましては、なるべく多くの皆様方に「4K」を体感・体験をしていただける4Kカメラまた小型カメラ「GoPro(ゴープロ)」と呼んでおりますが、こちらを使ったワークショップの開催。また本県が誇る阿波おどりや豊かな自然など、躍動感や自然美が体感できる4Kコンテンツの上映。
 そして、後半の3日間につきましては、業界関係者向けとさせていただいておりますので、4Kの技術的な課題、また今後の方向性などについての基調講演。次世代放送システムの関連製品、また新技術開発に繋がる放送・通信そして家電メーカーなどによります様々なセミナー。そして、4Kテレビをはじめとする最新の機器の展示を開催することといたしております。
 
また、幅広い年代の方々にも楽しんでいただけますように「キックターゲット」あるいは「キックダーツ」といったサッカーゲームも御用意をさせていただいておりまして、「すだちくん」ですとか、あるいは「ちっかーず」も参戦をさせていただきますので、是非一緒にお子様ともども御参加をいただければと思います。
 この次世代の放送システムにつきましては、昨年の6月に総務省の検討委員会が策定をしたロードマップに沿いまして、6月2日から世界で初めて「Channnel4K」、こちらが一般家庭向けに4K番組の放送を開始をする運びとなっております。
 今後、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けまして、加速度的に普及するものと考えております。是非、このフォーラムで多くの皆様方に臨場感溢れる次世代放送システムを体感そして体験していただきますとともに、「4K実証するなら徳島!」この合い言葉のとおり、徳島から更なる狼煙を立ち上らせていきたいとこのように考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

 私のほうからは以上です。

(事務局)
 それでは、隅田副会長から「とくしま4Kフォーラム2014」の主たるプログラムの内容につきまして発表をお願いいたします。

(隅田副会長)
 隅田でございます。
 そうしましたら、まず最初にですね、「4K」の実際の映像を見ていただきたいと思います。こちら3分ほどになりますが、徳島の自然や阿波おどりの風景を写したものです、どうぞ。
(4Kテレビに映像を写す)
 
ありがとうございました。今回のプログラムの内容について主立ったものを説明させていただきます。
 まずは、今も御覧いただきましたが、「4K」のコンテンツの上映です。技術的には、ソニーの4Kプロジェクター、最新の4Kプロジェクターによって、簡単なミニシアターを設けます。単に精細度が「4K」、ハイビジョンの4倍というだけではなくて、コマ数、1秒間のコマ数も60コマといって、今の放送の倍のコマ数で滑らかな映像を御覧いただきます。いわゆる上映するコンテンツは、去年の、今見ていただいたように阿波おどりの最新の4Kカメラで撮ったものや徳島の自然風景、あと私どものサテライトオフィスが神山にある関係で、今、神山の町民記録映像として「神山アーカイブス」というもの作っているんですけれども、それの映像、そういったものを流して、徳島の良いところを全国から来られる方々に「4K」で見ていただこうと思っています。
 
二つ目は、「4K」の中継車を展示デモいたします。これはですね、放送衛星システム社さん、「B-SAT(ビー・サット)」と呼ばれておりますけれども、そこによる日本初の「4K」中継車でございます。コンパクトな車体に最先端の中継システムを搭載してまして、機動力と映像性能の両方を兼ね備えた中継車です。未来型中継車ですね。これは、恐らく2016年のリオオリンピック、2020年の東京オリンピックなどではですね、こういった、このような中継車が会場中を走り回ることになると思います。そのような未来像を垣間見ていただけると思います。
 
三つ目がですね、この6月2日にですね、放送を開始いたしました「Channnel4K」の受信デモです。「Channnel4K」御存知の方も、ニュースでいっぱい流れたので御存知かと思いますけれども、日本初の4K放送でございまして、これを光ファイバー経由と衛星経由の両方で受信デモをいたします。衛星経由の方は、NexTV-F、次世代放送推進フォーラム、この4Kチャンネルの放送主体ですね、民放さんやメーカーさんが併せて作ったところですけれども、そこの協力によって実現したものです。今月の下旬にはですね、これの一般向けの受信機と録画機が発売になります。秋からはもっとどんどんいろんな製品が出てきます。これで、初めてですね4Kのテレビが、これまで量販店とかでお買いになったテレビが生きてくる。放送が始まりますので実際に映像を映すことができるわけということでございます。
 
もうひとつ、光ファイバー経由のものは、日本ケーブルテレビ連盟とテレビトクシマさんの御協力によって実現しているものなんですけれども、これは先程来、知事から御説明があったように徳島県が誇る高速光ファイバー網の能力をですね、遺憾なく発揮して受信デモをしていることでして、これによってですね、単に放送受信に止まらず、YouTubeの4Kチャンネルなどですね、ネット上にある4Kコンテンツが存分に見ていただくことができます。これ是非、会場でいじってみていただきたいなぁと思うんですけれども、ネット上にこれだけ4Kコンテンツが既にあるのかというのもですね、本当に皆さん驚かれると思うんですけれども、それをですね見ていただくことができる。
 これはですね、やはり徳島の最も今、環境、インター(ネット)環境の優位性を皆さんに体験していただける部分でありますので、この光ファイバー経由の4K受信デモというものを中心に据えて、皆さんに御覧いただけるような会場にしていきたいと思います。
 
次にセミナーでございます。今回はですね、前回の「全国4K祭」で発表された事例の多くがですね、先駆的であったり実証実験的な内容が多かったんですけれども、今回の特徴を一言で言いますと、実務レベルっていうことですね。実務レベルに落としていくための様々な取組みをそれぞれの講師の方々が紹介されています。4K例えば、この秋に始まります4K・VODサービス、それとかですね、NHKや多くの民放、WOWOWでも一部の番組が4Kレギュラー的に制作されるようになってきました。そういったいわゆる実務レベルにしていくための様々な工夫やノウハウを十分皆さんに聞いていただくためのセミナーを3日間3部屋で朝から夕方まですね、ずっと行っております。
 
いくつか御紹介しますと、例えば、まず基調講演としてですね、お隣に座られている飯泉知事、または総務省の南官房審議官、それと4K放送の実施主体である次世代放送推進フォーラムの元橋さんにそれぞれ特別講演していただきます。それぞれの業界といいますか、役割としては、まず、この4Kを今、強力に推進している通信大手さん、例えばNTTぷららさん、KDDIさん。プラットフォーム事業者からは、スカパーJSATさん、ジェイコムさん。民放さんからは、日テレさん、TBSさん、関テレさんなど。制作を一番先進的にやられている例としてはNHKさん、WOWOWさん。メーカーさんとしては、ソニーさん、パナソニックさんなど20社近いメーカーさんが参加されます。
 
こういったですね、「4K」「8K」のトップランナーの方々が徳島に大集結されて、それをまた聞きに来られるプロフェッショナルの映像関係者の方々も多くの方々が、この徳島に集結いたします。我々は、「4K先進県・徳島」という認識がですね、業界の中に浸透するように様々な機会を捉えて、今後もこのような情報発信をしていきたいと思っております。
 以上でございます。

(事務局)
 発表は以上です。これより幹事社さんの進行で質疑をお受けいたします。

(幹事社)
 質問がある社はよろしくお願いします。

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