文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

平成26年6月16日 定例記者会見 項目別

地方創生本部の新設について(質疑)

(NHK)
 すいません。一昨日、安倍総理大臣が島根、鳥取を訪れまして、視察の後にですね、「地方創生本部」というのを作るという考えを示しまして、地方の物産品の開発とか販売に支援するという考えを示しましたけど、それを受けて、どう受け止め、どう取り組んでいかれますか。

(知事)
 はい、正にこれが、今も私が申し上げてきた総理自らのその現場主義ね。
 やはり、内閣総理大臣っていうのは、官邸にいて、そして、いろいろな大臣だとか、あるいは我々知事から聞いて、間接的に判断をすると。しかし、やっぱりそれだけではね、なかなかうまくいかない。やっぱり、現場に行って、見ると。総理のその日程っていうのは、もう分刻みどころか秒刻みね。我々昔よく言われた、総理の日程を5分もし遅らすとかねなんかしちゃったら、「お前クビぞ」ってよく言われましたよ。
 だから、そういった点からいうと、その分刻み、秒刻みの日程の中、鳥取、島根行っていただいた。そこで現状を見て、即そういう「地方創生本部」を作る。これ本当に、ありがたいなと思います。実はこの一番の根っこ、スタートの地点っていうのは、徳島にあるんですね。
 というのは、総理が就任、第二次安倍内閣になって、地方の現場、それを見て行こう、声を聞こうということで、「ふるさとトーク」これをやろうということで、この時は、総理自らではなかったんですが、その担当大臣である新藤総務大臣が徳島県第一番目に来られて、第1回目の「ふるさとトーク」これを神山町、そして今ではもう全国の皆さんが知っていただいている「サテライトオフィス」、その全体を集める「サテライトコンプレックス」神山バレー、ここで実は開催をしたのが第1回だったんですね。
 正に、地域の声、生の声を聞くんだと、そして、閣僚がみんな手分けをして行くと。そうした生の実態を総理に直接伝えると。それを受ける形でいよいよ総理も回るという形になってきたということですのでね。これからは、正に総理がそうした現場をよく知っていただいて、我々も機会ある毎に、お話しをするだけではなく、総理からこれどうなんだろうということに対しまして、私も官邸でお会いする時は、いろいろ申し上げるとこありますし、だから、総理も徳島が地鶏ナンバーワン「阿波尾鶏」やとか、そういうことよく御存じなんですよ、例えばね。そういうことで、我々もしっかりとそうした総理の活動をバックアップしていきたいとこう思っています。

(NHK)
 具体的に何かその特産品の開発に向けて何かやっていこうというような、これまでやってらっしゃいますけど、何か力入れようとかありますか。

(知事)
 そうですね、逆に今度はそれをどう官邸に届け、発信をしていくのかというところに今度は移っていくのかなと。その意味で今度、さらにそうした特産品、これからは日本で売れる特産品だけではなくて、やはりこの海外にもしっかりと売っていく。6次産業化ね。なんと言ったって、昨年の6月、「日本再興戦略」、閣議決定した中で、6次産業化の市場規模1兆円だったんですね去年、これを2020年までに10兆円にするって閣議決定してる。でも、そのキャリアアップシステムがないんですよね。
 ということで、官邸において行われた政府主催の全国知事会議でも、私の方からも申し上げ、提言させていただいて、そうした6次産業化のキャリアアップシステム、高校あるいは農業大学校をかませる、あるいは、今高専、工業高専しかないところを変えたらどうだろうか、そして、最高学府という大学ね、そして次に大学院という形で提言をさしていただいて、徳島ではと。例えば、「吉野川高校」ね、農商連携、食ビジネス科ができる。今年からは「つるぎ高校」もできた。ここは商工連携ね。地域ビジネス科ができると。こうした人たちが卒業をして、農業大学校、これはもう専修学校化されてるから、2年行ったら、徳島大学に作られている「農工連携スタディーズ」3年に編入試験受けられるという全く無駄がなく実地もでき、そして、理論も作れると、研究もできると。こうしたものを作って、これをさらに6次産業学部、農工商連携学部に作っていったらどうだろうかっていうのをバーンと国に提言した。で、香川学長さんをはじめ、今、徳島大学では、そうした点をやっぱり、最先端のもの、文科省も言ってますから。(大学)COC(事業)って。地域貢献をしないといけないんだということで、更にはこの国の未来と。6次産業っていうともうね、手に垢が今ついた状態になってますからね。これが、生物資源産業学部、こうしたものを作っていこうということで、全国トップを切ってがんばっていただいている。我々も全面バックアップしますし、県内の企業の皆さんもバックアップしていただいている。正に、日本のモデルとしてこうしたものが、日本の第一番、そして、この閣議決定をした6次産業の市場規模、なかなか難しいですよ、2020年までに10倍ですからね、10兆円。だからもう、市場は海外ということですから、これはもう同時にグローバル人材の育成に繋がるということで、県としても徳島大学、あるいは県内企業の皆さん、国、連携をして、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議