文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

平成26年6月18日 臨時記者会見 項目別

平成26年度6月補正予算(案)について(質疑)

(NHK)
 はい、では質問に入らせていただきます。
 まず、幹事社から一つ伺います。盛りだくさんなんですけれども、特に県民に今回の補正予算のどの部分を知って欲しいというのは、どの点でしょうか。

(知事)
 そうですね、やはり、今回の消費税の増税、これに対して地域商品券がだいぶ御理解をいただけたと。多くの声が実は、「8月31日までですよね、それ以降どうしてくれるの」って。「またなんか出してくれるんじゃないか」とかね、いろんな声があって、先般、実は市町村長の皆さんとの対話の会議がありましてね、その時もそうした御質問が出たところで、まあでも、これは最初の段階から商工団体の皆さん方とは、「県はじゃあ8月、自分たちはじゃあ9月以降、自分たちとしてのより工夫をした取組みをしたい」と、こうした話も今回のプレミアム付き地域商品券を出すまでの間にね、いろいろ話言われとったんですよね。
 ということで、次は今度、9月以降は、それぞれの地域の創意工夫、ここに是非県民の皆さんは目を向けていただきたい。そして、地域の商店街などもね、しっかりと活用をしていただく。そして、足を運んでいただいて、いろいろ、「いや、これこうした方がいいんじゃない。」、「ああした方がいい。」、「これよかったよ。」とかね、そうした一声運動じゃありませんけどね、声をかけていただくことが、地域の商工団体、事業者の皆さんにとってはね、大変勇気をもらえるということがありますので、是非、我々としてはその中でもいろいろな案が出てくると思うんですけど、モデル的なものを特に支援をしようと考えています。まあしかし、多くの団体がやっていただけると思いますので、是非、県全体で出したものから、今度はまず地域の方に目を向ける。各商工団体の取組みに是非、目を向けていただいて、そして、この消費税増税、こうしたものを乗り切っていただければなと。やはり、ここのところが大きいかなと思っています。

(幹事社)
 では、各社さん、質問をお願いします。

(徳島新聞社)
 先程の「『地域de買い物』定着促進事業」なんですけど、これ手挙げ方式でやると思うんですが、予算額1千万円、対象のモデル事業って、知事の想定では何事業ぐらい、想定されてますか。

(知事)
 まあこれは、おそらく多く出てくるだろうなと。つまり、対象となる団体が全部で29、商工会、商工会議所ね。まあ今回、プレミアム付きの地域商品券、皆が協力して出してもらったわけですけどね。まあ29あるわけで、実はもうすでに今回、プレミアム付きの地域商品券、あっという間に完売した団体と、これは地域の中に商工会議所と商工会が一緒にあるとか、そういうこの地域的な理由もあってなかなか売れなかったとかいうところもあるんですが、あまり工夫をしなくて完売が遅れたと、そういうところもいろいろありますので、さあどのくらいね。おそらく、そうしたところはリベンジしてくるでしょうしね、で、パッと売れたところはもうより次の工夫を考えていると思いますので、我々としては、是非今度は市町村ともしっかりと連携をする。つまり、市町村がどうバックアップしてくれるかと、ここもしっかりと見ていきたい。また、そうしたものを誘導したいと。今回の事業、そうした趣旨がありますので、地域が一体となってどのぐらいやっていただけるか。だから、我々として、いくつぐらいと言うよりも、本当はね29が全部工夫してやってもらいたい。だから、1000万(円)じゃ足りないと、後でまた追加補正というぐらいを期待している。とりあえず、1000万(円)という形なんですよね。
 そうするとね、おそらくこれを、例えば1億(円)とか最初、仮に出すとね、「そんなんできんわ。」とこうなる。ところが、1千万(円)、「知事もケチやな。」と、「我々を軽う見てるんと違うか。」と、「知事困らしてやろう。」っていうことで、バーッと出てくるんじゃないかなと。本当はもうちょっと多くてもいいと思うんですけどね。ちょっとケチだったかなと。

(NHK)
 昨年度の6月補正予算案は、10億(円)ぐらいだったかと思うんですが、今回、規模としてはどれくらいなんでしょうか。

(知事)
 実は、昨年も含めて過去10年間の補正でいうと、平成16年度から去年ですから25年度までね、ここと比べると、これまでの間に2回、つまり、知事選のある時っていうのは、当初予算が骨格予算、で政策予算はその次に当選した知事がつけるということで、それが6月補正になるんですよね。で、肉付けっていうことで、そこはもう規模が全然違うので、その2回を外しますと、3番目に大きな規模ということになります。今おっしゃっていただいたように、確かに大きい方ということですね。

(NHK)
 すいません、もう1点。ちょっと重ねてになってしまうんですが、今回の補正予算案に関して、県民の皆さんに、「こんな予算案なんだよ」っていうふうにお伝えするとしたら、どういうふうにおっしゃいますか。

(知事)
 はい。やっぱり、先ほどの質問にもありましたけど、今回、県民の皆さんも消費税増税、今回の8パー(セント)だけでなくて、次に総理がだいたい秋頃に10パー(セント)をどうするかと、非常に不安な期間中に置かれているんですよね。これ、事業者の皆さんも同じでありますので、そこで今回、経済雇用対策の推進と、安全安心対策の推進と両方にこの消費税の増税対策、これをかぶる形で入れてあるっていうのは、そういったところなんですね。経済対策といった面と、県民の皆さんの心理的な不安解消というね、これが消費マインド、ここに響いてくる部分ですので、今回、そこの両方にかぶさるということですから、しっかりとこの消費税増税、これを乗り切っていくんだというための対策と。今回の予算はそうしたものを一番のメインにということで、初めてのことなんですけど、経済雇用対策と安全安心対策両方に、再掲っていう事業は結構あるんですけどね、今回まともにこれを一気通貫で通す対策とさせていただいています。

(幹事社)
 ほかに質問はないでしょうか。よろしいでしょうか。

(四国放送)
 51億円の中で、公共投資に使う四国横断自動車道が21億(円)、あともう一つ同じく道路に関するものが多く占めてますけど、やはりこのあたりはこれも先ほどおっしゃられたように、経済の方と安全安心の両面を含めてということになりますか。

(知事)
 はい。ここの部分はもう一つですね、結局3本目の柱、「宝の島(・とくしま)」、つまり夢のところですね。つまり、将来、もちろん、四国横断道、阿南安芸自動車を進めていくっていうのは、物流、観光対策、経済面、それから南海トラフの巨大地震を迎え撃つ「命の道」っていうことで、ここ2つかぶるのは当然のことなんですが、やはり今年はエポックメイクの年と言ってるように、陸・海・空の高速交通体系が一変をすると、そうした中では、じゃあ更に一歩踏み込んだ対策といった意味で、例えば、今まで毎年20億(円)ずつ出資させられて、料金対策などにも使われたのかもしれないけど、非常に建設費が高かった。どちらかと(いうと)、負の関係で莫大なお金を投資してきたわけですね。
 しかし、これからはそれが求められなくなったわけだから、それをゼロにしちゃって、ほかにそれを使うっていう手もあるんだけど、でも従来もしこれが続いていたんだったら、20億(円)また出資するだけだったんですよね。それを基金として県民の皆さんに見えるようにして、「これがこれから使えるよ」、もっと言うと、「ほかに、前だったらもっと使えたのにね」と。過去との決別じゃなくて、過去をもういっぺん見直して、やっぱり本四高速、今回、全国共通料金になってよかったなっていう、もう一つの面ね。それをやはり具体的に見ていただくと。実はここが大きい。
 ていうことで、ここはただ単に、ハードの面だけではなくて、ソフト対策、こうした点もこの基金として使える。従来は全くそんなもん、ハードもソフトももう関係なかったんですよね。本四高速できちゃってたわけだから。だから、そうしたところに、今度は夢をね。で、そこで、創造的実行力を発揮をしてっていうのは、じゃこんなことしたらいいんじゃないか、あんなことしたらいいんじゃないかっていうね、こうした点も今回まずは、これまだ案でありますので、これを6月の定例県議会において県議会でもいろいろな形で御提案、御提言を頂いて、そして最終成案にしていくと。その使途ですね、使い道。今、ハード・ソフト両面でということは申し上げたところなんですけど、じゃ、どんなふうにこれを使っていこうか、物流なのか、あるいは観光なのか、イメージアップなのか、いやいやいやいや整備促進でどんどん道路を造ろうっていうのかね、いろんなニーズがあると思いますけどね。そのきっかけにしたいと思っています。ということで、3つにかぶるということですね。

(幹事社:司会)
 ほかに質問ないでしょうか。
 ないようですので、以上ということで。どうもありがとうございました。

(知事)
 はい、よろしくお願いします。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議