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平成26年7月28日 定例記者会見 項目別

「徳島県認知症高齢者見守りセンター」の開設について(説明)

(幹事社:司会)
 よろしくお願いします。

(知事)
 おはようございます。
 それでは、今日は、私の方から3点、発表をさせていただきます。
 まず、第1番目、「『徳島県認知症高齢者見守りセンター』の開設について」であります。県といたしましては、これまで認知症の方々、あるいは、その御家族を地域で見守る体制づくりに向けまして、認知症に関する正しい知識の啓発を進めるための「認知症対策普及啓発推進月間」の設定と。ちなみにこの月間については、9月21日が「世界アルツハイマーデー」と指定をされておりますので、この9月21日を初日とする1ヶ月間とさせていただいております。また、友愛訪問員や民生委員の皆様方によります高齢者の見守り活動、日常業務において、地域住民の皆様方とふれあう機会の多い民間事業者の皆様方との間に「高齢者等の見守り活動に関する協定」の締結、そして、「認知症対策ポータルサイト」、あるいは「高齢者見守りポータルサイト」の開設などに取り組んできているところであります。
 折しも、警察庁の方から去る6月5日に公表をされました、認知症又は認知症の疑いによる行方不明届け受理件数は、全国で平成25年の1年間で1万人を超えたということで、本県におきましても、この数字は91名となったところであります。
 今後、ますます高齢化が進む中で、認知症の方が増加すると、そうなって参りますと徘徊者も増えることは当然のことながら想定をされるわけでありまして、未然防止とその早期発見の取組みを一層強化する必要があります。
 そこで、来たる8月1日、金曜日となりますが、「徳島県認知症高齢者見守りセンター」を長寿保険課内に開設をすることといたしました。
 そこで、このセンターには、大きく二つの機能を持たせたいと考えております。
 まず第1点目、こちらは徘徊の未然防止のための司令塔機能でありまして、認知症の方やその御家族の地域における応援者であります「認知症サポーター」を県全域で拡充していきますため、サポーター養成講座の講師の養成や開催の支援、また、サポーターのスキルアップ、そして、活動支援などを行うこととしております。
 また、第2点目につきましては、徘徊で行方不明になられた方の早期発見のための情報センター機能であります。行方不明が発生をした市町村において、御家族の御了解の下、センターに捜索の協力依頼があった場合、センターから速やかに市町村や保健所、及び県の見守り団体の皆様方に連絡をさせていただきまして、そして、早期発見、保護に繋げたいと考えております。
 また、県境で発生をした場合などは、近隣の府県にも情報提供し、協力依頼を行いますとともに、徘徊による行方不明は、休日や夜間にも発生をする可能性が当然あるわけでありまして、県の衛視室を通じまして、連絡体制を確保いたしまして「24時間・365日」対応して参りたいと考えております。
 なお、この情報センターでは、県民の皆様方の御協力がなければ、十分に機能することができないところでありますので、特にこの情報提供をはじめといたしまして、積極的な御協力をお願いをしたいと考えております。
 今後とも、この「(徳島県)認知症高齢者見守りセンター」を中心といたしまして、地域の見守り体制の強化によります未然防止、また、迅速かつ広域的な連携体制の充実によります早期発見に十重二十重の取組みを行うことによりまして、認知症の方やその御家族の不安解消に努め、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることのできる社会の実現を目指したいと考えております。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
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