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平成26年9月9日 臨時記者会見 項目別

徳島県「共通コンセプト」の完成発表について(説明)

(事務局)
 ただ今から、徳島県の「共通コンセプト」の完成発表についての共同記者会見を始めさせていただきます。
 まず、本日の会見者を御紹介させていただきます。
 ドローイングアンドマニュアル株式会社 代表取締役 菱川勢一さんです。

(菱川代表取締役)
 よろしくお願いします。

(事務局)
 飯泉徳島県知事でございます。

(知事)
 どうぞよろしくお願いします。

(事務局)
 以上の皆様から発表させていただきます。
 それでは、まず飯泉知事から発表をお願いいたします。

(知事)
 本年は、言うまでもなく徳島にとって「エポックメイク」の年と、このように昨年のうちから言わせていただきました。もう一度、これをレビューしてみますと、本四高速の全国共通料金化が、いよいよ4月にスタート。しかも、これは10年間かけて、徳島として多くの仲間を募り行ってきた、その帰結であるということ。また、徳島ヴォルティスも10年目にして、四国初のJ1チームとなりました。また、四国霊場八十八ケ所は開創1200年祭ということ。言うまでもなく、国立公園、国定公園の指定50(周年)であるとか、80(周年)であるとか、多くの周年行事も目白押しとなっているところでありまして、そうした意味で、この「エポックメイク」の年と、このように位置づけをさせていただいたところであります。
 そうなりますと、昨年度からのキャンペーンも功を奏したのか、宿泊観光者数についても全国第3位の伸びになり、24パーセント増、そして44万人増という話もあります。
 しかし、こうしたものを一過性に終わらせてしまうということであれば、これは施策にならない、打ち上げ花火に終わってしまうわけでありますので、せっかくいろいろな形で徳島県が全国に露出を増やしてきていると、知名度が増えてきた、このイメージを是非定着をさせていきたいということで、本年の4月に庁内におきまして「対外発信戦略統括本部」を設置をさせていただくとともに、徳島県の代名詞となる「共通コンセプト」の策定に向けまして、検討を進めてきたところであります。
 そして、検討に当たりましては、やはりトッププロをお招きする必要があるであろうと、しかも徳島縁の方をという形で、神山町にサテライトオフィスを展開をしていただくことはもとより、皆様方も御存知、「八重の桜」のオープニング映像をはじめとして、世界中を対象、市場として活躍をされております映像作家、こちらにおられます「菱川勢一」さんが、代表取締役を務めておられます「ドローイングアンドマニュアル株式会社」の皆様方の御協力を得まして、庁内の、特に若手職員からなる「タスクフォース」を中心として組織をいたしまして、新たな感性、観点、また、若い感性によって、これまでにない「コンセプト」の創出に向け、議論を重ねてきたところであります。本日は、そうした経緯を経て、この度決定となりました徳島県の「共通コンセプト」の発表をさせていただきたいと思います。

(事務局)
 それでは、後方パネルの除幕を飯泉知事と菱川様、お願いいたします。

(菱川氏及び知事による後方パネルの除幕)

(知事)
 皆様方のお手元にも(発表資料を)お配りをさせていただきました。
 ということで、今、既にもう御覧いただいておりますが、バックパネルにも掲示をさせていただいたとおり、「vs東京」とさせていただきたいと思います。
 この徳島、言うまでもなく「ハモ」や「なると金時」「すだち」をはじめとする、いわゆる「とくしまブランド」、今では、「関西の台所」から「日本の台所」も期待をされるということ。また、ブロードバンド環境、ICTの世界では、東京、大阪が一番ではなくて、徳島であると、これも今や常識となったところでありますし、こうした世界、全国にも誇る素晴らしい資源が、正にきら星のごとくあるところであります。
 これを漠然とただ「おいしい」とか、「ブランドだ」と言っているだけではなくて、やはり、ぴったりと今後、比較の対象を定めていく必要があるんじゃないか。もう少しかちっとした硬質のものですね、漠然とふわふわっとしたものではないということで、しっかりと、その比較の対象を定めていこうというもの。その対象と比較をする形で新しい価値観をここに生んでいこうというもの。そして、その際、日本最大の都市「東京」と比較をしようということで、「vs東京」とのコンセプトを策定をすることとなりました。
 それでは、このコンセプトの内容、私が口で言っているだけだと、逆にかちっとしてないんじゃないかということになりますので、動画を菱川さんの方でお作りをいただいておりますので、本邦初公開、まずはその動画を御覧をいただきたいと思います。

(「共通コンセプト」の動画を映写)

 観ていただいたとおりであります。
 ということで、今後は比較の対象をしっかりと定義をして、東京に取って代わる新しい価値観を徳島から提案をしていこうと。そして、他に類を見ない、意欲的で斬新な、この本コンセプトに基づきまして、本県の魅力を国内外に強力に発信をしていきたい、このように考えておりますので、ここはマスコミ・報道機関の皆様方の御協力あってこそということでありますので、是非よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 私の方からは以上です。

(菱川代表取締役)
 今、知事の方から、ほとんど御説明をいただいているので、なぜ、私どもがこのプロジェクトに関わったかというところを少し説明をしたいと思います。
 2年前に私どもは、徳島県庁の勧めもあって、神山町にサテライトオフィスを構えています。そこから約2年間をかけて、徳島の良さというんですか、我々がどのような形で徳島に役に立てるかということを様々な角度で観察をしたり、あとは、様々な活動に参加したりというようなこと。あとは、やはり本業であります映像ですとか、写真というようなものを撮り溜めておりました。そうこうしているうちに、県庁の中で今後の徳島を言葉や映像を使って強くアピールしていきたいというお話がありました。
 やはり通例ですと、通例というのは、つまり我々が特にいつもおつきあいしている一般企業ですと、明確に商品があって、そういうもののキャッチコピーを考えたりというものがあるのですけれども、その商品に値するものが今回は「徳島県」であった。「徳島県」という大きくて、少し明確にはっきりと形が見えるようなものがなかったのですよね、なので、我々から逆に、今度は県庁の様々な方々に時間をかけてヒアリングをしていくことで、お互い「徳島とは何なん」っていうようなことを明確にしていったような作業だったと思います。その中で「vs東京」というキーワードが出てくるわけですけども、やはり、まずは県庁そのものが姿勢を変えていく必要があるだろうと。率先して徳島をPRしていくという攻めの姿勢を見せるべきだろうというような話もありました。
 ですので、わりとこの「vs東京」というのは、初期段階に出てきた強いメッセージでした。何らかの目標が必要である。具体的に必要である。でも、得てして大概、こういうメッセージ性のあるものというのは、会議を重ねることによって角を落としてってしまう。
みんなには、耳障りの良い言葉にはなるかもしれないのですけれども、段々と優しい言葉になりメッセージがぼやけてくるということが往々にしてある。それを今回はできるだけ伝えたいこと、持っていた気持ちというようなものをできるだけ原型のまま出してみた。そうすることによって、県庁が、ひいては、これを聞いた徳島の方々、もっと言えば徳島出身で東京にいる方々に響き、また、別な形でメッセージが発信されていくであろうというような期待も込めて、こういうコンセプトになっております。様々な形で咀嚼もできると思いますし、理解もできると思うのですけれども、まずは胸を張って、こういうメッセージを県庁以下、皆様が発信していくことが重要だなというふうに思っています。
 私からは以上です。

(事務局)
 それでは、発表は以上でございます。
 これより、幹事社さんの進行で質疑をお受けいたします。

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FAX番号:088-621-2820
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