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平成26年10月27日 定例記者会見 項目別

中村修二氏のノーベル賞受賞について(質疑)

(日本経済新聞社)
 少し時間経ったんですけど、中村修二氏のノーベル賞受賞の関係なんですが、県では、LEDバレイ構想を実施しているんですが、受賞を受けてですね、弾みをつけることになると思うのですが、その辺の現時点での意識と方向性みたいなのがあるとしたら。

(知事)
 やはり、この21世紀の光源LED、しかも21世紀中には青色発光ダイオードは不可能だろうと、このように言われた。それが実現をして、そして、本県では、世界最大の生産拠点である日亜化学工業株式会社の、ここに中村さんも属しておられたわけでありますが、そのLED、3人の物理学者の皆さん方が、物理学賞をとられたと、ノーベル賞ですね。当然のことながら、このLEDが世界的に注目されていく。ちょうど、受賞の最初の発表の時に、審査員の方がポケットをゴソゴソされて、こうやって「皆さん持ってるでしょう」って、携帯電話のバックライトの話ですけどね。やはり汎用性であるとか、どんどんこれから使われる、そして、省エネ、21世紀は、なんと言っても環境の世紀と。そうした優れたものがこれからは選ばれていくんだと。大分実用といった点がノーベル賞の中にも込められてきたんではないか。
 ということになると、ますますLEDが注目をされて、あらゆる面で使われてくる。ただし、これは、素材の悪いものもどんどん出てくる可能性が、現にあるわけでして、徳島で、日本で作られるものっていうのは、特に良いものであるということのPRもしていかなければいけない、新しい局面を迎えてきたんではないかな、このように思っています。
 ということで、我々としては、平成17年12月からLEDバレイ構想を、当時は応用製品を作る所が10社しかなかった、しかし、この記者会見の場で(平成)22年度中に100社集積をすると。これからは21世紀の企業城下町っていうのは、(これまでは)本体組み立てのところに、自動車産業がそうですね。(これからは)部材提供のところへ皆集まる、21世紀の企業城下町は、優秀な部材提供するところに応用製品を作るところを集めるんだ。その最初のモデルをLEDを通じて徳島がやろうと、100社集積って。多くの記者の皆さんからは、半分失笑を買ったんですけどね、「ほんなん、できるんですか」って。すぐこうされて「知事、これでしょう」って、眉唾言うて。でも、メテック北村(株式会社)さんが京都から来られて、半年前倒しでできた、今では123社集積をして、今では、ネクストステージということで、この100社を超えた応用企業同士のシナジー効果、相乗効果を狙っていこうと、加速をしているところに今回の発表ということですから、国内はもとより、やはり海外の市場に如何に売り出していくのか、そうしたチャンスが得られたということになりまして、これまでも海外へ向けてということで、海外向けの認証を取るために工業技術センターの方でも認証を既にISOを取らせていただいておりますので、こうしたもので国内はもとより海外へ、この応用企業の皆様方にどんどん打って出てもらうと、そうした意味では、海外でのいろいろな光に関しての展示商談会とか、あるいは見本市とか、こうしたものが開かれますから、そうしたものへどんどん打って出ると、今まで以上にという形で進めていければと、大いにこれを追い風として、県内の応用企業の皆さん、さらに集積を図るとともに、海外展開をしっかりと進めていきたいとこう考えています。

(幹事社)
 ほかには、よろしいでしょうか。よろしいでしょうか。
 ありがとうございました。

(知事)
はい、よろしく。

 
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